とりあえず休みたいと言ったところ、執務室へと案内された。
提督「ふぅ…」
コンコンッ
ガチャ
暁「入るわよ?」
提督「?」
響「は、ハラショー…本当に生きてたんだ」
雷「心配かけちゃって!私たちがどれだけ心配したと思ってるの!?」
電「ちょっと待つのです!いつもの司令官さんとは何か違うのです!」
提督「…!?」
暁「ど、どういうこと!?」
提督「御察しの通り、僕はあなたが誰だかわかりません。僕は、今記憶がないんです…」
響「どういうことだい?」
提督「あのガス爆発でショックで記憶を失ったみたいなんです」
雷「そんな…!」
そんな中勢いよく扉が開く。
吹雪「はぁ、はぁ、はぁ…司令官!」
提督「あなたは?」
へ?という顔をするので、耳元で電が解説をした。
理解したのか、まっすぐにこちらを向き、綺麗な敬礼をし、挨拶をしてくれた。
吹雪「特型駆逐艦の吹雪です!」
提督「くちく…かん?」
提督自身わからない。
そもそもこの子達はなんなのか、なぜ、駆逐艦、戦艦と船を名乗るのか、さっぱりわからない。
提督「しかし、なぜ人間であるあなた達がそんな駆逐艦となのるのですか?」
吹雪「そ、それはぁ…えぇっと…」
ん?という顔をする。
そこで突然部屋から消えたと思えば、さっきいた霧島という人を連れてきた。
霧島「金剛型4番艦!艦隊の頭脳霧島が提督に全てをお教えしましょう!」
提督「は、はい」
それからやく4時間、ぶっ続けで話をしてくれた。
霧島「とまぁ、ざっとこんな感じです」
提督「んー…なにか思い出せそうな気もするんですが」
吹雪「やっぱりダメかぁ…」シュン
第6駆逐隊はというと、あまりの長い講義に対し、眠っていた。
提督「ま、まぁ無駄にはならない知識ですから、ありがとうございました。それと、そこの子達に毛布をかけてあげてください」
こうして、効果こそなかったものの、ある程度のことは把握できる程度になった。
吹雪「司令官、あの」
提督「?」
吹雪「司令官はなぜそんなに冷静でいることができるんですか?普通、記憶がなかったら怖くありませんか?」
提督がうーーん…と考え込む。
提督「そうですね、怖くない、と言えば嘘になります。しかし、今僕がすべきことは二つ、記憶を取り戻すこと、そして、これからも変わらず皆さんを引っ張っていくこと、目標がある限りそんなになよなよしていたくないんです」
子供とは思えない、しっかりした意見だった。
吹雪「やっぱり司令官は記憶が消えても司令官ですね。司令官!やっぱり私、司令官のこと大好きです!」ニコッ
提督「へ!?」カァァッ