希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第5章 新婚編
第1話 出来立てホヤホヤ


結婚を決めたその日の昼。

未だにまとわりつき、落としに来る艦娘がいたが、鳳翔さんの満面の笑みと、容赦ない急降下爆撃により、吹雪と2人きりになれた。

 

中庭ーーー

 

提督「懐かしいですね」

 

吹雪「え?」

 

提督「たしか、吹雪さん、待ってくれと言ったら自分の胸が小さいからとか言って拗ねてたでしょ?」

 

吹雪「そ、それは…!はうぅっ!」カァァッ

 

吹雪ってこんな話し方だったか!?と疑ったが、やはり人も艦娘も好きな人の前では変わるのだなと思った。

 

提督「それより、式をあげないといけませんね」ニコッ

 

吹雪「ふぇ!?そ、そんなのいりませんよ!?こんな私を選んで頂いた上に結婚式を挙げてくださるなんて!」

 

提督「いいじゃないですか。たまには僕の言葉にも甘えてください」

 

吹雪「う、ううっ…ではお言葉にあまえて…」

 

そっとベンチでの2人の距離が縮まる。

提督はあまりそんな経験もなく、よくわからずにいた。

そんな中そっと吹雪が提督の手に触れる。

 

提督「ん?」

 

吹雪「そ、その…この方が落ち着くので…」カァァッ

 

提督「か、可愛い…」

 

吹雪「ふぇ!?」

 

無意識だった。

後から提督も気がついて、とてつもなく気まづい空気になった。

 

提督「プッ!あははっ!」

 

吹雪「あはは!司令官っ!顔真っ赤ですよ!!」

 

提督「吹雪さんこそ!」

 

コツンとお互いの額をくっつけて笑う。

 

吹雪「あの、司令官、私達、一応夫婦ですよね?」

 

提督「え、あ、はい」

 

吹雪「じゃ、じゃあ名前で呼んでも良いですか?」

 

提督「ど、どうぞ」カァァッ

 

吹雪「し、し、!翔…さん」カァァッ

 

提督「どうした?ふ、吹雪?」

 

お互いに顔を真っ赤にして顔を隠してしまう。

 

吹雪「は、恥ずかしいですね」

 

提督「は、はい」

 

吹雪「でも、やはり妻となるとあなた、の方が良いんでしょうか?」

 

提督「んー、その方が吹雪さんらしい気もしますね」ニコッ

 

吹雪「じゃ、じゃああなた…で…!」カァァッ

 

提督「じゃあ、僕は吹雪…で」

 

そして、2人で話し合った結果結婚式は鎮守府内で行い、洋式と決めることにした。

 

提督「でもまずは新居ですね」

 

吹雪「え…でも高いんじゃ」

 

ふと提督が自身の通帳を吹雪に見せる。

 

吹雪「あ…な、なるほど」

 

総額なんと一億

 

家を買おうが、新築しても余裕の財産だった。

 

さらにそんな2人を祝うかのように本部から昇格の知らせが届いた。

 

内容

宛 金山翔 少将

貴君は今回の不正を暴き、命を賭してたたかったこと、また、妹のために、一騎当千したその武勇を称え、ここに中将の地位を贈呈する。

 

大本営 新元帥 椎名元輝

 

つまり、金山翔はわずか13歳という若さで中将の座についてみせた。

 

 

 




あれ?
なんか聞いたことがあるのがいたぞ?
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