提督「なにか希望はありますか?」
吹雪「んー…台所や水回りが広くって、リビングが大きいほうがいいです!」
提督「うーん…」
さっとポケットからメモ帳とペンを取り出し、物差しも使わず設計図を描いて見せた。
吹雪「す、すごい…!私の要望通りです!」
提督「えへへ♪まずは一階、ここの辺りにリビングと、台所、バスルームがこっちで、トイレがこちら。さらに二階が僕の我儘だけど、ここが僕の書斎、ここが吹雪の個室で、この辺りにトイレとシャワールーム。三階はま、まあ、できればですが子供部屋を…」
は、恥ずかしい!
吹雪「そ、そうですね!」カァァッ
そ、そうか…私達、夫婦だし…そ、そういうこともきっと、するんだよね!私の方が年上なんだし!頑張らないと!べ、勉強しておこう!
コホン!と咳払いをして話を戻す。
提督「ここが4階で、屋内広場、さらにこの階段を上ると屋上、バーベキューとかできたらなって考えてるんだ♪」
吹雪「す、すごい豪邸ですね…」
提督「えっと…その他なにか要望は?」
うーん…と考えている。
数分後ーーー
吹雪「窓は大きめで、明るいほうがいいですね!あと、木造がいいです!」
提督「よし!メモ完了!じゃあ今度妖精さんに渡しておくよ」ニコッ
吹雪「楽しみだなあ♪」
ニコニコとしながら鼻歌を歌う姿は本当に癒される。
提督「なんだか、13歳の買い物とは思えないな」クスッ
吹雪「まったくです!」クスッ
しかし少し不思議そうな顔をして提督の顔を見つめてきた。
提督「ん?」
吹雪「あの…なぜ私の個室まで考えてくれたんですか?」
提督「それは…夫婦だからたしかに一緒にいれば良いとは思うけれど、やっぱり吹雪だって自分の時間が欲しいかなって思うからさ」
吹雪「っ!?」
突然グイッと引っ張られ頬にキスをされる。
提督「ふぇ!?ふ、吹雪!?」
吹雪「な、なんだか急にしたくなった…じゃダメですか?」モジモジ
提督「い、いや構わないよ」ニコッ
び、びっくりしたぁ…
吹雪「あ、あの!私は司令か…じゃなくて!あなたが望むなら重婚でも構いませんから!で、でもしばらくは2人きりが良い…です」カァァッ
提督「ぼ、ぼくが大好きで愛してるのは、ふ、吹雪だけだから!」ムギュッ!
吹雪「ひゃ!?あ、愛してるなんて、もったいないですよ!」カァァッ
提督「ううっ!言う側の僕も恥ずかしいです!」カァァッ
なんとも初々しい夫婦であった。
その後、提督は吹雪と一旦別れ、吹雪を荷物をまとめに一旦部屋へ、提督は妖精達に新居の話をしに行った。