希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

119 / 127
第2話 新居

提督「なにか希望はありますか?」

 

吹雪「んー…台所や水回りが広くって、リビングが大きいほうがいいです!」

 

提督「うーん…」

 

さっとポケットからメモ帳とペンを取り出し、物差しも使わず設計図を描いて見せた。

 

吹雪「す、すごい…!私の要望通りです!」

 

提督「えへへ♪まずは一階、ここの辺りにリビングと、台所、バスルームがこっちで、トイレがこちら。さらに二階が僕の我儘だけど、ここが僕の書斎、ここが吹雪の個室で、この辺りにトイレとシャワールーム。三階はま、まあ、できればですが子供部屋を…」

 

は、恥ずかしい!

 

 

吹雪「そ、そうですね!」カァァッ

そ、そうか…私達、夫婦だし…そ、そういうこともきっと、するんだよね!私の方が年上なんだし!頑張らないと!べ、勉強しておこう!

 

コホン!と咳払いをして話を戻す。

 

提督「ここが4階で、屋内広場、さらにこの階段を上ると屋上、バーベキューとかできたらなって考えてるんだ♪」

 

吹雪「す、すごい豪邸ですね…」

 

提督「えっと…その他なにか要望は?」

 

うーん…と考えている。

 

数分後ーーー

 

吹雪「窓は大きめで、明るいほうがいいですね!あと、木造がいいです!」

 

提督「よし!メモ完了!じゃあ今度妖精さんに渡しておくよ」ニコッ

 

吹雪「楽しみだなあ♪」

 

ニコニコとしながら鼻歌を歌う姿は本当に癒される。

 

提督「なんだか、13歳の買い物とは思えないな」クスッ

 

吹雪「まったくです!」クスッ

 

しかし少し不思議そうな顔をして提督の顔を見つめてきた。

 

提督「ん?」

 

吹雪「あの…なぜ私の個室まで考えてくれたんですか?」

 

提督「それは…夫婦だからたしかに一緒にいれば良いとは思うけれど、やっぱり吹雪だって自分の時間が欲しいかなって思うからさ」

 

吹雪「っ!?」

 

突然グイッと引っ張られ頬にキスをされる。

 

提督「ふぇ!?ふ、吹雪!?」

 

吹雪「な、なんだか急にしたくなった…じゃダメですか?」モジモジ

 

提督「い、いや構わないよ」ニコッ

 

び、びっくりしたぁ…

 

吹雪「あ、あの!私は司令か…じゃなくて!あなたが望むなら重婚でも構いませんから!で、でもしばらくは2人きりが良い…です」カァァッ

 

提督「ぼ、ぼくが大好きで愛してるのは、ふ、吹雪だけだから!」ムギュッ!

 

吹雪「ひゃ!?あ、愛してるなんて、もったいないですよ!」カァァッ

 

提督「ううっ!言う側の僕も恥ずかしいです!」カァァッ

 

なんとも初々しい夫婦であった。

その後、提督は吹雪と一旦別れ、吹雪を荷物をまとめに一旦部屋へ、提督は妖精達に新居の話をしに行った。

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。