希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第12話 学校

翌朝

 

提督「スゥ〜、スゥ〜」

 

雪菜「お兄ちゃん!朝だよ!起きて起きて!」

ユサユサ!

 

聞き慣れた幼い声に起こされてそっと目を開ける。

 

提督「あ、おはよ…」

 

雪菜「おはよ!早く着替えて!学校行くよ!」

 

提督「ふぁーあ…忙しいなぁ」

 

時計をみると6時半、早すぎる。

とはいえ文句を言う気にもならずいつものように顔を洗い、歯を磨き、髪を整える。

制服と制帽を被り、少し冷えるので軍服のコートを羽織る。

 

雪菜「わぁ…!お兄ちゃんかっこいい!」

 

提督「そうか」

 

相変わらず妹の前ですら笑えない。

 

そのまま食堂に向かう。

 

鳳翔「あら、お二人ともおはようございます。早起きですね」ニコッ

 

提督「雪菜を学校に送らないといけないので」

 

鳳翔「お疲れ様です♪」

 

2人分の朝食を受け取り、朝食を取る。

 

提督「ほら、口についてるぞ」フキフキ

 

雪菜「ん、んー!ムグッ」

 

提督「これでよしと」

 

雪菜「ふぅ、ごちそうさま!」

 

提督「ごちそうさまでした」

 

7時…

 

提督「じゃあ行こうか、忘れ物ない?」

 

雪菜「うん!」

 

門を抜け、沿岸沿いに歩くこと30分

 

提督「ここか」

 

雪菜「き、きんちょうするなぁ…」

 

生徒1「なあなあ!ひょっとして転校生じゃね?」

 

生徒2「あ、ほんとだ!めっさ可愛い!」

 

女生徒1「こら男子!そんなあってすぐの人に…なにあの隣の子!イケメン!」

 

女生徒2「ほんとだ!ねえ!名前とか聞きに行こうよ!」

 

提督「なんだか騒がしいな」

 

雪菜「お兄ちゃんモテモテだね♪」

 

提督「人に言えたことか、僕は先生たちに会いに行くから、中まで行くよ」

 

その後雪菜は一年生教室に向かった。

しばらく見ていることにした。

 

一年女子「ねえねえ!お名前なんていうの!?」

 

雪菜「か、金山雪菜です!」

 

一年女子2「雪菜ちゃんか!これからよろしくね!」

 

雪菜「うん!よろしくね!良かったぁ…」

 

一年女子1「ねえねえ、廊下で立ってるあの人はお兄さん?」

 

雪菜「うん!」

 

一年女子2「すごいね!あの歳で軍人さんなんだ!かっこいい!」

 

雪菜「えへへっ♪自慢のお兄ちゃんなんだ!」

 

一年女子1「良いなぁ〜私のお兄ちゃんなんて運動しか頭にないもん」

 

一年女子2「私のお兄ちゃんなんて女の子ばっかり見てるんだよ?」

 

雪菜「い、色んな人がいるんだね」

 

提督「問題なさそうだね、さ、職員室は…どこだろ」

近くの子に聞いてみることにした。

 

たまたまそこには教室に向かうであろう三年生くらいの女の子グループがいた。

 

提督「あの」

 

3年女子1「ふえ!?は、はい!」こんな子いたっけ?軍人さん!?

 

3年女子2「すごいイケメン!あ、じゃなくてどうしたんですか?」

 

提督「職員室はどこですか?」

 

3年女子3「職員室はここをまっすぐ行って突き当たりを左に行ったところだよ!」

 

提督「ありがとう、たすかったよ」

 

踵を返し職員室に向かおうとした時だった。

 

3年女子4「あの!名前聞いても良い!?」

 

提督「あ、失礼しました。金山翔、ここに転校した金山雪菜の兄です。妹のことよろしくお願いしますね」

 

3年グループ「はい!」

 

そして今後こそ職員室に向かった。

 

コンコンッ

提督「失礼します」

 

ガラガラ

 

教員1「あ、おはようございます!」

 

提督「おはようございます。校長先生はどちらですか?」

 

教員1「えっとお名前等を伺っても?」

 

提督「金山翔中尉、現横須賀鎮守府提督で今回転校の許可を頂いた金山雪菜の兄です」

 

教員1「こ、これは中尉殿!金山さんのお兄様でしたか!すぐにお呼びします!」

 

ついでに職員室を一通り回って先生方に挨拶をしておいた。

 

数分後…

 

校長「これはこれは中尉殿、わざわざご挨拶にありがとうございます」ニコッ

 

提督「いえ、妹がお世話になるのですから当然のことです」

 

校長「こちらも雪菜さんがめいいっぱいすぐにでも馴染めるように努力いたします!今後ともよろしくお願いします」

 

2人で固い握手して鎮守府に戻った。

 

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