あれから響と電は無事に仲直り、一件落着となった。
一方提督達はというと。
某所ドレス店
店員「こちらなどは如何でしょうか?」
吹雪「んー…」
提督「……」
ウェディングドレスを選んでいた。
吹雪「しょ、翔はどう思う?」
提督「なんか…吹雪らしくないなぁ…」
店員「んー…あ!こちらなどは如何でしょうか!」
提督「これは!」
その店員が持ってきたドレスは、まさに、混じり気や飾り気がなく、ただ生地そのものに雪の結晶が縫われたドレスだった。
吹雪「綺麗…」
提督「これ、かなり似合うと思うけど」
店員「あ、あの、旦那様、少し」
ふと店員に呼ばれ内容を聞くと、約200万相当のドレスらしい。レンタルならばまだ安くつくらしいが。
提督「あー、そんなの気になさらず。吹雪さんには最高のものを着せてあげてください」
店員「わかりました!ではご購入ということで?」
提督「はい!」
結果的にお礼という名のサービスでドレスとティアラ(純銀、ダイヤ)をつけて200万ジャストとなった。
吹雪「あ!おかえりなさい!」
提督「そのドレス買うことにした。もちろんティアラもね」
吹雪が目を丸くして、慌てて詰め寄ってくる。
吹雪「そ、そんな!申し訳ありません!」
提督「いや、これから先まだまだ結婚式なんてあると思うし、子供に見せてあげたいしね…」カァァッ
吹雪「翔…さん」カァァッ
突然さん付けで呼ばれ、慌てて顔を上げると、吹雪は涙ぐんだ目でこちらを見つめていた。
提督「え!?ちょ!?吹雪!?」あ、あれ!?な、なんか間違えたか!?
吹雪「私、あなたと結婚できて、ほんっとに幸せです!」
提督「はにゃ!?」バタッ
店員「お客様!?」
吹雪「え!?ちょ!司令官!?」
店員「と、とにかくどこか横に!」
数分後ーー
提督「ん、んー…」
吹雪「あ!大丈夫ですか!?」
提督「は!ご、ごめんなさい!び、びっくりして」
吹雪「い、いえ。私も急に言っちゃったから」
店員「…」羨ましい…
そう、この店員…30代にして独身である。
提督「では、改めてお会計を」
店員「あ、はい!えっとお支払い方法は?」
提督「カードで」
店員「かしこまりました」
会計を済ませ、ひとまず帰ることにした。
海岸沿いーー
帰る途中吹雪が口を開いた。
吹雪「翔くんはなんであのドレスがいいと思ったの?」
提督「ん?急だな。吹雪さんらしい、なんというか…その、一番見惚れたから」カァァッ
吹雪「そ、そんなに?」
提督「なんていうか、吹雪は白が似合うし、その名の通り雪のように混じりけがない純白と、結晶のように光るティアラが合いすぎて…」
吹雪「ふふっ♪白と白だね」
その時ふと吹雪が提督の手を握った。
提督「?」
吹雪「久しぶりに手、つないで帰ろ?」
提督「う、うん」なんだろ。急に