自室
提督「こうして、何もせずに安静に部屋でいると、気が滅入ってしまいますね…」
コンコンッ
金剛「テートク…」
提督「あ、金剛さんですか、どうぞ」
ガチャ
金剛「あの…どうして、私を庇ってくれたのデスカ?」
提督「さぁ、わかりません。ただいくら傷が治っても、罪もない女性を傷つけるのは嫌でした」
金剛「優しいですね、テートクは」ニコッ
優しい?僕が?こんなに無表情で、自然とした戯れない僕が?でも、悪い気はしない…むしろ…うれしい?…のかな
提督「僕は、当然のことをしたまでですから。それに僕の身体一つで人一人守れるなら命だって惜しみませんよ」
金剛「NO!そんなこと言っちゃダメデース!テートクだって人間ネ!命を大事にするデース…」
提督「それを言ってしまうと、あの時自分ごと切れと言った金剛さんにも重なりますよ?」
金剛「あ…」
提督「やれやれ、それで?用件はそれだけですか?」
金剛が少し驚いた顔をした。
金剛「え、いや寂しいかな思って…お見舞いに来たんデスガ…」アレ?嬉しくないのカナ?
提督「お見舞い…」
その時、いきなり視界がぼやけて、なにかポタポタと手の上に落ちてきた。
提督「あ…れ?」
金剛「わ、what!?What wrong!?IDid I anything for you!?」
提督「ぷっ!あははっ!金剛さん…!慌てると英語になってますよ!」
金剛「あ!sorry!え、えと!和訳するとデスネ!」
提督「グスッ。えへへっ♪わかりますよ。なに!?どうしたの!?私あなたになにかしましたか!?でしょ?」
金剛「わ、わかってたんデスカ…って…笑った!?」
提督「ふぇ?あ、たしかに」ニコッ
金剛「なんだか…頭がついていかないネ…」
提督「あなたといると楽しいですね、動物と話してる気分です♪」
金剛「え!?それはなんだか傷付きマース!で、でも笑ってくれたから良しとするデース!」
提督「あの、横に座ってくれませんか?立ち話もあれですし」
金剛「OKネ!失礼シマース♪」ポフッ
日に当たるせいか金剛の髪はいつもに増して茶色がかり、ツヤが出ていた。
提督「さて、なにを話しましょうか」
金剛「さっきの続きだけど、私を動物に例えるならなんデスカ?」
なぜワクワクした顔をしているのだろう…
提督「犬…ですね」
金剛「え!?それってどういう意味デスカ!?」
提督「んー…犬みたいに人懐こいし、悪いことをしたかなっていう時は、ほんとにしょげた顔をしていますから」
金剛「ようは犬のようにcuteということデスネ!」
提督「そういうことになるのかな♪」
金剛「bow wow!」
提督「え!?」
金剛「犬の真似をしてみたのデス」カァァッ
提督「可愛い…」ナデナデ
金剛「!?く、クゥーン…」スリスリ
ほんとに犬みたい…
提督「ふふっ♪今日から金剛さんは犬ですね」
金剛「ふぇ!?それはこまりマース!」アワアワ
提督「冗談です♪」
金剛「ムー…」
提督「金剛さん」
金剛「ハイ?」
提督「ありがとうございます」
金剛「急にどうしたんデスカ?」
提督「また人前で笑えることができたので、感謝です。まぁ、今のところ金剛さんの前でしか笑えませんが」ニコッ
金剛「それはそれで嬉しいデース!テートクの笑顔を独り占めできるネ!」グッ!
提督「な…!?こまったワンちゃんです♪」ポフッポフッ
金剛「テートク〜!」ギュッ