僕はよく、周りから、「小さいのにしっかりしてるね!」「ほんとに11歳?大人びてるね!」「苦手なものなんてなさそう!」とか言われますが僕にも苦手なものがあります。
それは…
一つ目…
吹雪「申し訳ありません!私のミスでした!」
響「いや、吹雪さんは悪くないんだ、私がヘマを踏んでしまって…」
出撃に向かったものの、僕の艦隊のモットーは中破の時点で引き上げること、しかし、吹雪のみ大破で戻ってきた。
提督「要するに、響さんの不手際により吹雪さんがかばって大破したと…」
電「で、でも!あれは仕方なかったのです!」
提督「?とういと?」
雷「作戦内容には出ていない!報告外の敵がいたのよ!」
暁「あれは正規空母並ね…」
提督「そんなバカな!いや、現に被害が出ている…。とりあえず皆さん入渠してください。今回の失敗は僕にも責任がありますから」
吹雪「ありがとうございます!」
と吹雪が頭を下げた時、谷間からチラリと、見てはならないものがいやでも目に入ってしまう。
提督「わ、わかりましたから!ゆっくり休んでください!」
そう言うと皆頭を下げて、入渠に向かった。
今日の秘書艦は先日の一件もあり、金剛さんを選んだ。
金剛「ひょっとして…テートク女の子の裸とか苦手デスカ?」
提督「うっ…は、はい」
金剛「それで夜戦も…」ボソッ
聞かなかった事にした。
提督「では僕は昼食に行ってきますから、今回の作戦報告書の回収、お願いしますね」
金剛「任せるネ!」
少し寂しそうな顔をしていたが、あえて無視して食堂に向かった。
鳳翔「あら、お一人ですか?」
提督「はい、金剛さんに書類の回収を任せているので」
鳳翔「そうですか」ニコッ
この時は予想もしていなかった、苦手なものが二つも出てくるとは…
コトッ
鳳翔「どうぞ」ニコッ
提督「ど、どうも…」人参…
そう、カレーだった…
提督「モグモグ…」
鳳翔「あら?人参…」
鳳翔は基本的に時間が空くと提督の食事をよく見に来るのだ。そして、今日もまた…
いつもならがっついて食べる提督をみて幸せそうにするのだが…
提督「え、ええとあの」
鳳翔「苦手、なんですか?」ニッコリ
提督「は、はい…」
普段無表情、かつ冷静沈着な提督もこの時ばかりら表情を露わにするしかなかった。
鳳翔「もう、だめですよ?好き嫌いしては」
提督「し、しかし人参だけは」シュン
鳳翔「グスッ」
提督「え!?」
鳳翔「そう…ですか。丹精こめて提督に喜んでもらいたくっグスッ…て作ったのですが…お口に合わなかったのですね…グスッ」
提督「え、あ、いや!そ、そういうわけでは…」
鳳翔「うっ…ひぐっ!そのカレー…私が1からブレンドして作ったんです…!グスッ」
提督「!?」ここはっ!
ハムッ!モグモグ!
ガツガツ!
提督「おかわり!」
鳳翔「ふぇ?」
提督「味付けが良かったので食べられましたから」
いつもの表情を保つ。
鳳翔「提督…グスッ」
提督「おかわりと言ったのですが?」
鳳翔「はい!よろこんで」ふふっ♪嘘泣きなんて言えませんね
その後提督は3杯カレーを平らげた。
提督「少し、食べ過ぎました」
鳳翔「ご無理をなさらなくても」クスッ
提督「いえ、それよりなにか飲み物をくれますか?」
鳳翔「あ、はい!ちょうどりんごジュースが…あ、切らしてたんだ」
提督「りんごは?」
鳳翔「あ、それならありますよ?」
そう言うと鳳翔はりんごを持ってきてくれた。
ちょうど食堂に長門がいたので渡すことにした。
提督「長門さん、潰してくれませんか?」
長門「?お安い御用だ」
ガシュ!
80キロの握力でも精々割るのが限界のりんごを粉微塵に粉砕、汁を一滴たりとも残さずに搾り取って見せた。
長門「これで良いのか?」
提督「はい、ありがとうございます」
鳳翔「な、なるほど…皆さんの分も作ってもらおうかしら…」
その後長門は数百個のりんごを粉砕したという…