赤城とのデートの日
どこか外出かと思えば鎮守府だけで良いということだったのでいつもの制服を着ておくことにした。
いつまでも呼びに来ないので中庭に向かった。
提督「どうしたんだろう」
その時誰かに後ろから抱きつかれる。
提督「ん?誰だ?」
赤城「私ですよ、赤城です。お待たせしました♪」
提督「ああ、いえ、ちょうど休んでいたところですから」
赤城「良かった」
ホッと一息ついていた。
提督「でも、何故中庭に?」
赤城「変に外出しても初めての場所ではいささか気を使うので疲れるかとおもったので」
提督「そうでしたか」
赤城「あの、提督は虐待を受けて甘えたり、笑うことをやめたんですよね?」
提督「そうですね。最初は止めるというものでしたが今ではそれが普通になってるというのが正しいですね」
赤城「辛くないのですか?そうやって抑制したことが普通になるというのは」
提督「辛いという感情さえも忘れてしまいました」
赤城「ふふっ。やはり、提督らしいです。なら、今日1日私に甘えてみませんか?」
提督「甘える?」
赤城「はい♪今日1日私をお母さんと思って、それも提督の理想とする母親と思って」
提督「ん、んー…いきなりでは難しいですね」
赤城「ではこう言うのはどうでしょうか?」
そう言うと赤城さんは突然僕の体をつかみ、そのまま倒して膝に乗せた。
赤城「どうですか?」ニコッ
提督「なんだか…すごく気持ち良いです」
赤城「ふふっ♪見ている私も、なんだか母性というものがくすぐられてしまいますね」
提督「ママ…」ボソッ
赤城「なにか言いましたか?」
提督「はっ!い、いえなにも」どうして今…?
赤城「それとも抱っこの方が良いですか?」ニコッ
そっと僕を抱き上げて膝に乗せると赤城さんと向かい合う形になり、そのまま柔らかい赤城さんの胸に顔を押し付けられて抱きしめられた。
提督「む、むぐっ!プハッ!」
赤城「ふふっ♪提督、お顔真っ赤ですよ?」
提督「そ、そんなことは…!」
しかし、一見普通にしている赤城だが
これもまた赤城なりに編み出した、提督の心の奥底にある本来の提督の姿を引き上げて、本来の姿にする作戦の一環に過ぎなかった。
赤城「あの、提督、私は今、提督からみて母親なんですから名前でよんでも?」
提督「あ、はい、どうぞ?」
赤城「それじゃあ…」こんな感じかしら
そっと目を細く垂れ目にし、優しさのこもった母親の表情をイメージし、表情を作る。
赤城「翔は甘えん坊さんなんだから」ナデナデ
提督「ふぇ?」あ、あれ?この笑顔、前にも…
提督が三歳の頃…
母「ふんふふーん♪」
翔「…」ジー
母「あら?ふふっ翔、どうしたの?」
翔「え、えとその…」
母「ふふっ♪おいで?」ニコッ
翔「!♪ママ!」ギューッ!
母「もう、甘えん坊さんなんだから」ナデナデ
翔「えへへ♪」