気がつけば提督が着任してから、早半年がたち、提督は12歳の誕生日を迎えていた。
提督「あれから半年ですか…」
1人執務室で呟く。
コンコンッ
雪菜「お兄ちゃん?」
提督「ん?どうした」
ガチャ
雪菜「たしか今日誕生日だね!」
提督「なんだ、覚えててくれたのか」
雪菜「もちろん!お誕生日おめでとう!」
初めてだった。
提督の記憶の中で誕生日を祝ってもらったのはこれが初めてだったかもしれない。
提督「ありがとう」ニコッ
一方艦娘たちも提督が誕生日を迎えたことは知っていた。
鳳翔「っというわけで誕生日パーティーを開こうと思うんです」
赤城「いいですね♪」
加賀「気分が高揚します」
吹雪「あの!では役割分担などは?」
鳳翔「それなんですが、駆逐艦の皆さんには折り紙チェーンやフラワーを作って頂いて、加賀さん、赤城さん、それと夕立さん、睦月さんにはお料理をお願いします。それと、瑞鶴さん、翔鶴さんのお二方には提督が食堂に来ないように監視と言ってはなんですが、見張りをお願いします。吹雪さんには雪菜さんのお相手をしていただいて、彼女もポロっと漏らさないように見張りをお願いします」
そして、一同同意のもと、ここに提督誕生日サプライズ作戦が始まった。
肝心の金剛たちはというと…
モールにて…
金剛「テートクはなにがいいカナ?」
比叡「よく部屋には宇宙や哲学などの難しい本を見かけました」
榛名「でもやはり子供ですからプレゼントは少し子供向けの方が良いとおもいます」
霧島「んー…私も提督の好きなものは分かりませんね…」
金剛「んー…」
比叡「あ!でもこの前懐中時計が壊れたとかで落ち込んでるのを見ました!」
金剛「ホント!?なら時計できまりデース!」
榛名「時計屋さんはこちらです!」
霧島「しかしあそこは普通のお店…司令ならブランド物かと!」
金剛「ならこっちデース!」
その後やく3時間、モールを東奔西走したという…
愛宕達は…
高雄「こ、これ着るの?」
愛宕「いいじゃな〜い♪」
高雄「し、しかしなんでこんなものを…」
愛宕「提督の好きなものくらいしってるわよ〜♪」
高雄「あなたの趣味のまちがいじゃないの?」
愛宕「でも提督、この前こういう人にお世話されるってどんな感じだろうっていってたもーん」
高雄「なっ…!て、提督のためなのよね?」
愛宕「もちろんよ〜♪」
高雄「わ、わかったわ!やりましょう!」
戻って鎮守府
提督「なんだか騒がしいな」
様子を見に行こうと立ち上がろうとした時だった。
バタンッ!
瑞鶴「や、やっほー!」
翔鶴「こんにちは」ニコッ
提督「瑞鶴さんに翔鶴さん、2人ともノックもなしにどうしたんですか?」
突然の訪問に困惑した。
瑞鶴「なんだか騒がしいから提督に迷惑かかってないかなーっておもってね」
翔鶴「そ、そうそう」
提督「そうでしたか。いまから確認しに行こうかと考えてたところです」
そしてすっと立ち上がり扉に向かう。
が、2人に行く手を遮られる。
瑞鶴「だ、大丈夫!ちょっと金剛さん達が騒いでるだけだから!」
翔鶴「いつものことですよ!」ニコッ
提督「は、はあ…」