希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第41話 協力

赤城が牢に入れられたことは瞬く間に鎮守府内に広まり、吹雪、睦月、夕立の3名、金剛、比叡、榛名、霧島の4名、五航戦瑞鶴、翔鶴、二航戦飛龍、蒼龍の4名、さらに長門や陸奥からも抗議の声が上がった。

 

予測はしていた。

だが鳳翔だけはなにか勘付いていたのか、提督の秘書艦を買って出た。

 

そんな中提督と最も信頼できる、睦月、吹雪、金剛、長門、翔鶴を呼び出した。

 

執務室

 

鳳翔「なにか…隠していませんか?」

 

提督「どうしてそう思うのですか?」

 

鳳翔「私の見間違いなら申し訳ありませんが、提督が孤独の、寂しそうなお顔をなされているので」

 

 

図星だった。

 

提督「皆さんがきたら、お話しします」

 

そんな時噂をすればちょうどきたようだ。

 

ガチャ

 

長門「失礼する」

 

提督「長門さん、皆さんもおそろ」

 

吹雪「司令官!」

 

いきなり声がしたと思えば走って机に詰め寄り、身を乗り出して訴えを起こしている少女が目に入った。

 

提督「な、なんですか?」

 

吹雪「赤城先輩がそんなことをするとは思えません!絶対に誤解です!お願いします!赤城先輩を解放してください!お願いします!」

 

提督「落ち着いてください!今からそのお話をしますから!」

 

普段は物静かな提督だがこの時ばかりは皆が黙るほど威厳のある、そして説得力のある声だった。

 

吹雪「ふぇ?あ、えと!失礼しました!」

 

提督「い、いえ。今回皆さんに集まってもらったのは今回の僕の一件の真犯人の話と、それに関しての僕の考えを皆さんにお話ししておきたいのです。とはいえ、公になればここの鎮守府全体を揺るがしかねないほどの一大事となります、今から話すことは第1級機密と思ってください」

 

一同同意のもと話をした。

赤城をなぜ牢に入れたのか。

そして、皆のことを一番信頼できるからこそ話をしたこと。

そして、真犯人の加賀のこと。そしてその背景にはなにか理由があると考えたこと。

終始誰1人として口を開くものは居なかった。

 

提督「以上です。そして、皆さんには加賀さんを連れ戻し、説得するために協力をお願いしたいのです」

 

吹雪「そんなことが…」

 

睦月「あの!加賀さんは普段は物静かで怖い人だけど優しい人だと言うのはわかります!私は司令官さんの意見に賛同します!」

 

吹雪「私も!赤城先輩からお話を聞いていたので優しい人だと言うのは知っています!きっと我が身を犠牲にしてでも守りたいものがあったのではないでしょうか!」

 

長門「たしかにな。しかし、そこに付け加えるなら完全に殺すつもりなら頭を打ち抜けば早い話だ。一航戦ならその程度の芸当は容易い。よって、私は提督の意見には納得がいく。私も協力しよう」

 

鳳翔「私は、提督がそれをお望みになられるのなら協力します」

 

金剛「ワタシは…。反対デース。テートクをそんな目に合わせたことに変わりはありマセン…!ダカラ!私には加賀を許すなんて無理ネ!」

 

提督「金剛さん…。それは僕のことを思ってですか?それとも己の怒りに任せて言ってるのですか?」

 

金剛「そんなの!テートクを思ってに決まってるデース!」

 

提督「なら…お願いします。力を貸してください。もし、加賀さんがやったことが、言ったことが、本心なら僕は止めません。加賀さんを撃沈することを許可します」

 

金剛「…!そこまでテートクに言われちゃ断れないヨ。わかりマシタ。あまり気は乗らないけど、仕方ないネ」

 

翔鶴「私ははなから異論はありません。協力します」

 

こうして皆の協力を得て加賀の捜索が始まった。

さすがに鎮守府内を探し回っても仕方ないので、遠征という形で吹雪達で艦隊編成を組み、捜索に当たらせた。

 

 

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