遠征艦隊が捜索を行っている頃、提督は。
提督「はぁ…」
ため息をついていた。自分自身捜索をしたいのも山々なのだが、それ以上に加賀との思い出にそんな節が見当たらない。一体真の理由はなんなのか…それしか頭になかった。
そんな時、鳳翔が部屋に駆け込んできた。
鳳翔「て、提督!これを!」
提督「?それは…」
そこには鎮守府宛ではなく大本営から加賀宛に来ていた。
内容
「本日より、一週間以内に金山大佐を排除せよ、命令に逆らう場合は赤城を拷問の末、処分する」
提督「!?」
鳳翔「脅迫…ですね」
提督「どこにこれが?」
鳳翔「加賀さんの部屋です。厳重にわからないように屋根裏においてありました」
恐らく加賀が誰にも心配をかけまいと…
そして、朗報が入った。
私用の電文に加賀の行方が分かったと遠征艦隊から連絡が入っていた。
本土の大本営にいる、という知らせだった。
提督「見つけましたか…」
鳳翔「提督…?」
提督「すこし、大本営に行ってきます」
鳳翔「!?」
鳳翔でも言葉を発せなかった。
提督の顔には子供とは思えないほどの怒り、憎しみ、報復に燃えるおぞましい表情をしていた。
提督「加賀さんを連れ戻してきます」
慌てて提督の前に立つ。
鳳翔「いくら訓練を受けて来た提督といえどまだ子供です!訓練された兵隊の前では…命を落としかねません!」
提督「それでも、加賀さんを連れ戻したいんです」
鳳翔「ですが…!」
なにも言い返せなかった。提督の真摯な思い、覚悟。全てが鳳翔に伝わったからだ。
提督「行かせて下さい」
頭を下げる。
鳳翔「…。わかりました…」
渋々道を開ける。
提督「ありがとうございます」ニコッ
鳳翔「あの!提督!」
提督「?」
鳳翔「朝…朝食を2人分、ご用意しておきますね?」ニコッ
提督「はい!」ニコッ
大本営では…
海兵「へえ、バカだなぁ騙されて」
海兵2「まったくだよ、明日からこいつ好き放題できんだもんな♪」
加賀「…!」
加賀を縄で縛り腕を縛ってぶら下げていた。
大本営に予定通りに鎮守府に来た途端に提督殺しで逮捕、拷問という名の強姦の後処分が決まった。
大将「これで厄介なガキもきえたし、また俺に注目が行くな」
大将2「相変わらずだな」
大将「なぁに、そうでもないだろう。俺が始末したらバレちまうがあいつにやらせて、罪を着せ、あとは海兵共のおもちゃにしときゃ問題ない」
大将2「明日は朝一で俺が行くか」
大将「結局お前はそういうのが好きだよな」
全てはこの大将2名のくだらない子供提督に対する嫉妬によるものだった。
しかし、この2名はこの時、自身に降りかかる報復という恐ろしさを理解していなかった。