昼に鎮守府を出発、船を乗り継ぎ本土に到着する頃には夜になっていた。
大本営の鎮守府門前立つ。
門番「あなたは?」
門番2「あの、おな」
提督「失礼」
すかさず帯刀している日本刀を喉元に突きつけ、口止めをしておく。
提督「いいですね?だまっておくように…もし、騒いだら…」
ギラリと首に刃を押し当てる。
門番「ヒィッ!」
門番2「わ、わかった!命だけは…!」
ガタガタと震える2人に刃を返し、峰打ちで頸椎を打撃、失神させる。
そのまま門をこじ開け、中に入る。
深夜ということもあり皆寝静まっているようだった。
しかし一部屋灯りがついている。
そっと覗いてみる。
大将「今夜は祝杯だ!飲むぞ!」
大将2「飲み過ぎるなよ?」
一目でわかった。
こいつらが加賀を脅したと。
勢いよくドアを蹴り飛ばし、中に入る。
提督「失礼します」
大将「!?」
大将2「金山!?」
提督「お二人ともやったことは分かっておられますよね?」
大将が何か言いかけていたが、体が真っ先に動き1人目を勢いよく首に刃を向け、跳ねる。
大将「か、金山!貴様なんてことを!」
提督「それはこっちのセリフです。はやく加賀さんのところに案内してください」
大将「はっ!いやだと言ったら?」
提督「さらに痛い目に合わせます」
大将「できるも」
銃を抜こうとした手を腕ごと切り落とす。
大将「うぁぁ!」
提督「次はありませんよ?」
泣きそうな顔をして、痛みをこらえながら必死で道を教えてくれた。
お礼にと、首をはねて楽にしてやった。
言われた通りに進むと階段があり、地下へと続いていた。
奥に進むと…
加賀「っ!触らないで!」
海兵「いいじゃんかぁ…明日からどのみち犯されんだからな!」
ぎゃははは!という笑い声が聞こえた。
我を失い男たちのところに殴り込む。
「!?誰だおま、ウァァァ!」
「や、やめろ!捕らえろ!」
地下に悲鳴が響きわたり、血しぶきが舞い上がり部屋の壁、床に血や内臓が飛ぶ。
提督「死ね!死ね!死ね!!あははは!そうだ!もっと悲鳴をあげろ!」
もはや殺人鬼に近かった。
我を忘れ、ただその場の武器を持たない男たちを片っ端から切り裂き、怒りで我を忘れた提督はからだのリミットも外れ、子供とは思えない腕力を発揮、切り掛かってくる日本刀や槍を片っ端からへし折り、切り掛かっていた。
数分後
部屋には地獄絵図が広がっていた。
加賀「提督?なのですか?」
提督「…」
提督からの返事はない、ただおぞましい笑みを浮かべて地面を見ている。
もはや、誰の声も届かない。
ふと足元に刃物が見え、足で蹴飛ばし器用に縄を切る。
そして提督のもに駆け寄る。
加賀「起きてください、提督」
提督「ふっ…えへへへ…殺してやった…あはは!」
加賀「…」
パッチーン!
高い音が地下に響く。
痛みでさすがに理性を取り戻す。
提督「へ?あ…えっと…?」
加賀「気がつきましたか?」
提督「か、加賀さん!」ギュッ!
加賀「提督?」
提督「良かった!無事で!良かった…!」
加賀「な、なぜ泣いておられるのですか?」
提督「加賀さんが僕に矢を放った理由、そして全ての真相を調べました…ほんとに…!良かった…!」ギュ!
加賀「提督…申し訳ありません…。私のせいで、こんな事を」
提督「いいんです。ぼくが望んでやったんですから。さぁ、帰りましょう、じきに見回りがくる頃です」
加賀「…よろしいのですか?」
あえて無視して強引に引っ張って地下を後にし、門を抜けて船に乗り込み鎮守府に戻った。