希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第2話 花壇大改造!

赤城達の騒動のあと執務室で着替えを済ませる。

とりあえず環境から改善することにした。

 

提督「んー…荒れ放題の花壇を少しでも直せば気分変わるかな」

 

自分もまた自然と入るのが好き、そして落ち着く、であるがゆえに尚更花壇や庭を手入れすることは結果として艦娘達の心を癒せるのではないかと考えた。

 

早速買い出しに出かける。

 

提督「あの」

 

榛名「は、はい!なんでしょうか!」

 

提督「あ、いえ。特に用というわけではないのですが、少し買い物に行ってきます」

 

榛名「おともします!」

 

提督「いえ、大丈夫です。皆さんはこのまま休んでいてくださいね?今日は休みにしますから」ニコッ

 

榛名「え、え?あの、でも…」

 

提督「命令…いや、お願いです」

 

榛名「かしこまりました!」

 

ビシッと綺麗に敬礼すると全員に報告しに行った。

自分もまた近くの花屋に足を運んでいた。

 

店主「いらっしゃいませ!」

 

提督「えっと…とりあえずこの土全部と、ここからここまでの花いただけますか?」

 

店主は口をぽかりと開けて動かない。

 

提督「あの?大丈夫ですか?」

 

はっ!と気がついたのか慌てて注文通りに全て用意してくれた。

さすがに運べないのでトラックで運んで貰った。

 

提督「ありがとうございました。えっとお会計」

 

店主「あ、はい。えと20万円です」

 

提督「……申し訳ありません、カードでは?」

 

店主「申し訳ありません!カードは取り扱ってなくて…」

 

申し訳無さそうに頭をさげる。

 

提督「では請求書をいただけますか?後日改めてお支払いに伺わせて頂きます」

 

店主「あ!はい!かしこまりました!えっとお名前は…」

 

提督「金山翔です」

 

店主「か、ね、やま、しょう、さんっと…ではこちらにサインをいただけますか?」

 

提督「わかりました」

 

手持ちの万年筆でスラスラと名前を書いておく。

 

店主「お買い上げありがとうございました!」

 

そういうと店主はトラックに乗って帰って行った。

若い女性なのにすごいなぁっと感心していた。

 

提督「さてと!はじめますか!」

 

上着を脱ぎ、制帽を取る。

手袋をはめて、枯れた草を全て取り、花も枯れてダメなので引き抜いて土嚢袋に袋詰めしていく。

土もかなり使い物にならないので全て土嚢袋に詰めた。

これだけでも約2時間かかった。

 

提督「ふぅ!もうひと頑張り!」

 

買ってきた土を片っ端から花壇に流し込み、クワで均して平らにしていく。

そこからは楽だった。移植ゴテを使って花を寄せ植えしていく。

これでまた4時間…

 

全て植え終わる頃には夕方になっていた。

 

提督「あとは水をやっておかないと…」

 

汗がベトベトして気持ち悪い。

 

水をホースを使って伸ばし、ノズルでシャワーにし、水をたっぷり与える。

 

提督「これでよし!あとはこの土嚢袋をよけないとなぁ…」

 

そんな時だった。

 

ガサッと足音がして、振り返ると…

 

提督「?」

 

長門「提督閣下!なにをなされてるのですか!?私をお使いになられればよろしいのに!」

 

長門だった。

とはいえ前の鎮守府とは違い、かなり痩せて痣が多い。

 

提督「あ、いえ、このくらいならできますから」ニコッ

 

長門「し、しかし!そんなに汚れて…私がお手入れ致します」

 

そう言うとなぜか深呼吸をし、汚れた手を舐め始めた。

 

提督「え!?あ、あの!結構ですから!」

 

バッと勢いよく手を引き離す。

 

長門「っ!?も、申し訳ありません!気持ちよくなかっでしょうか!?つ、次は上手くやって見せます!だ、だからもう一度チャンスをください!」

 

前の提督はこんなことをさせていたのか…

 

提督「いえ、そうではなくて。んー…」

 

少し考えた。ここで変に癒すよりはまずは役に立ちたい?のかな。

何か別のことで気を紛らわせた方が良いのでは。

 

提督「そ、そう!手伝ってくださるのならこの土嚢袋を一緒に裏山に運んで頂けませんか?それとその枯れた草木と花は裏で燃やしましょう!」

 

長門「そんなことでよろしいのですか…?」

 

少し不安げな顔をしているので、満面の笑みで答えた。

 

提督「はい!」ニコッ

 

渋々といった顔だが長門がいたおかげでかなり作業は早く終わり1時間ほどで終わった。

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