コンコンっ
長門「失礼します。食事をお持ちしました」
金剛と話していて忘れていた。
提督「ありがとうございます」
コトッと置かれた食事は前の鎮守府でも見た暖かい鳳翔の優しさいっぱいのご飯だった。
箸を取り
手を合わせる。
提督「いただきます!」
いつ食べても鳳翔の食事は美味い。
しかし前の鎮守府とは少し違った味がまたたまらない。
懐かしと新しい味に浸っている時、ふと声をかけられる。
長門「あ、あの」
提督「ふぁい?」
ご飯を詰め込んだまま答える。
長門「ありがとうございます…。その、ご飯を食べさせていた」
一気に飲みこむ。
提督「はぁ、、。いちいち礼はいりません。僕がしたくてしたこと。言わば僕の我儘です。それに…いや、なんでもないです」
家族がご飯を食べて美味しそうにしてる顔はたまらないと言いたかったが同じ話を2度するのは嫌なので言わなかった。
長門「我儘…」不思議だ。
金剛「テートクは優しいのデース♪」
ギョッとした目で長門が金剛を見つめる。
長門「こ、これは一体!?」
提督「金剛さん、長門さんと食事に行ってきてください。僕は1人でゆっくりしたいので」
金剛「?あー…ワカリマシタ!レッツゴー!長門!」
長門「お、おい!」
強引に引きずられていった。
その後金剛の口から長門に提督の話したことが広められていった。
食堂ーーー
金剛「っということがあったのデース」
長門「不思議な提督だな」
金剛「でもなんだか…ものすごく幸せを感じるネ…」
長門「…あとで提督と話しに行ってみるか」
金剛「あ、あと長門がテートクの手を舐めた話もしてマシタネ」クスッ
長門「な!?そ、それは!前の提督が言ってたから!」
金剛「ワカッテマース♪」
その後長門と金剛の言い合いが続いていたらしい。
数時間後ーーー
午後8時、執務室
提督「ふぁーあ…眠い…。あ、食器持っていかないとなぁ…」
コンコンッ
長門「失礼します」
提督「あ、長門さん。どうでしたか?食事は」
長門「あ、ああ。とても、うまかった」
いつも通りに話してみる。
提督「良かったです!」ニコッ
長門「金剛から話は聞いた。ありがとう。礼を言っても言い切れない…というよりは嬉しい…」
提督「ここの長門さんは素直ですね」ニコッ
長門「そ、そういうわけでは!」
顔を真っ赤にする。
提督「わかってますよ?」クスクス
長門「はぁ…いたずら好きな提督だ。それはそうと明日着任式をしてはどうだろう?」
提督「着任式…ですか?」
長門「ああ。私と金剛、しかまだ提督のことをよく知らない、そこで全員の前で金剛に話したことをもう一度話してやってはくれないだろうか?」
提督「仲間思いですね♪わかりました!それに家族のお願いは断れませんね!」
長門「本当か!?ありがとう!あ、それと花壇の手入れもありがとう。やはりあの方が気分がいい」
提督「でしょ!?僕、自然大好きなんです!まだまだいじりますよ!」
ぐっと拳を握る。
長門「ははっ!頑張るのは結構だが無理はしないでくれよ?」
提督「はい!」