加賀との目覚めを済ませ、食堂へと向かった。
そこには多くの艦娘達が食事をしていた。
着任式からかれこれ二週間、艦娘達もかなり馴染んできたように思えた。
提督「〜♪」
加賀「どうなされたんですか?鼻歌など歌われて」
提督「食事をする皆さんを見るのは嬉しい限りだなと」
電「あ!司令官さんなのです!おはようございます!なのです!」
提督「おはようございます。朝から元気そうでなによりです」ニコッ
雷「ねぇねぇ!一緒にご飯食べようよ!」
提督「良いですね!ちょっと待っててください。食事をとって」
響「司令官の分、持ってきたよ」
加賀と同時に慌てて振り向くと、そこには空の色を思わせる綺麗な髪の少女、響がいた。
きょとんとした顔をして首を傾げている。
響「2人ともどうしたんだい?」
提督「い、いえ。準備がはやいなと」
響「ハラショー」
加賀「では私は赤城さんと食べてくるのでごゆっくり」
どこか不服そうな顔をして、加賀は赤城の元へ向かった。
暁「じゃあ司令官ここ空いてるわよ!」
電「こ、こっちも空いてるのです!」
雷「2人ともずるいよ!司令官!こっちも空いてるからね!」
響「横に来てくれてもかまわないよ」
困惑しかなかった。
提督「じゃあ今日は電さんの横にしましょうか」
電「やったのです!」
結果的には電、提督、暁が並び、向かい合って雷、響という順番になった。
吹雪サイドーーー
吹雪「司令官大人気だね!」
夕立「そりゃああんなに優しかったら当然ぽい〜」
睦月「今度お誘いしてみようよ!」
吹雪「賛成!」
夕立「私も〜」
その後食事を終え、執務室に戻った。
なぜか朝から疲れがたまっていた。
嫌々ながらも机の上にある膨大な書類に手を伸ばそうとした時だった。
コンコンッ
天龍「オラオラ!俺だぜ!」
バタンッ!
返事もなくドアが開けられる。
提督「あ、天龍さんでしたか。どうかされましたか?」
天龍「いやぁ、その、なんだ。そんなに大変だろうと思ってよ、手伝ってやる」
提督「ど、どうも…」天龍さんはどこでも素直じゃないね
早速書類に手をつける。
カリカリ…
天龍「なぁ、提督」
提督「はい?」
突然の問いかけに驚く。
天龍「着任式でよ、好きに呼んで良いって言ってたよな?」
提督「え、ああ。言いましたよ?」
天龍「なら…名前で呼んでも良いか?」
提督「結構ですよ?」ニコッ
天龍「じゃ、じゃあよ、し、しょ、翔はさなんで俺たちに敬語をつかうんだ?」
提督「突然ですね。なぜと聞かれると困りますが…強いて言えば僕は皆さんにタメ語で話せる程立派ではないというのが大きいですね」ニコッ
天龍「よく言うぜ。そんだけの才能があるってのによ」
くすくすと笑っている。
提督「才能があったところで、結局戦地に行くのは皆さんですから、偉そうには言えませんよ」クスッ
天龍「…。辛くないのか?」
提督「?どうして?」
天龍「そんなにも自分を卑下していて辛くないのかと思ってよ」
提督「まぁ、それもまた提督の務めですから♪」
天龍「ほんとつくづく変わってるよ、お前は」