呉鎮守府
廊下ーーー
提督「ふぁぁあ…」
久しぶりののんびりとした執務で少し気を緩めていた。
そんな時。
コンコンッ
提督「はい」
ガチャ
大淀「提督、本日付で配属された重巡2名をお連れしました」
提督「ご苦労様です。お通ししてください」
大淀「どうぞ」
大淀の合図とともに2人の艦娘が入ってきた。
片方は金髪の女性、もう片方は黒髪のショートカットの女性。
大淀「では私はこれで」
提督「では自己紹介をお願いします」
愛宕「初めまして♪ぱんぱかぱーん♪愛宕でーす♪」
高雄「重巡高雄です!」
提督「初めまして、僕は本鎮守府提督、金山翔少将です」
愛宕「ききましたよ〜?あなたがここのブラック鎮守府を立て直したんだってね〜♪」
高雄「本当ですか!?」
提督「え、あ、はい。まぁ、僕だけの力ではなく、僕を信じてついてくれた皆さんのお陰でもありますから」ニコッ
愛宕「も〜♪可愛いっ♪」ギュッ!
提督「ムグッ!?」ま、まずい…これは加賀さんや赤城さん以上…!息が…!
高雄「あ!こら!提督が苦しがってるから!」
愛宕「あ、ごめんなさい♪大丈夫?」
提督「プハッ!ぜぇ…ぜぇ…なんとか…」
高雄「ほんとにすみません…」
提督「いえ、お気になさらず。初めて見ましたね。ここまで密着してくるのは」
愛宕「?ここが初めてじゃないのかしら?」
提督「はい!前は横須賀の方にいたんです」
高雄「横須賀ですか。どんなところだったんですか?」
提督「とてもアットホームな感じでしたね」ニコッ
そしてあれやこれやと横須賀の話をしたり、妹の話をしたりしてコミュニケーションを取った。
一通り話し終わると満足したのか、2人とも執務室を後にした。
コンコンッ
提督「はい」
長門「私だ」
ガチャ
提督「どうかしましたか?」
長門「いや、特に用というわけではないんだが」
なにやらモジモジしている。
提督「?」
長門「その、新しい2人、美人だったろ?」
提督「そうでしたね。なんだか大人な女性だなぁって思いましたね」
長門「2人だけ見るなんてことは…ない、よな?」
提督「ん?よくわかりませんがお二人だけでなく皆さんを平等に見ることに変わりはありませんよ?」
長門「本当か!?」
いきなり太陽のようなキラキラとした目に変わる。
提督「もちろん!」
長門「なら良いんだ!少し不安でな…」
提督「前の提督のことですか?」
長門「自信がないんだ。私は自分に魅力を感じたことはない。だがあの2人はどこか私より魅力的に見えてな、お前の目がそちらにばかりか向かないかって」
提督「それはありませんね」ニコッ
長門にとっては不思議だった。
提督で子供とはいえもう13歳。そろそろ異性に興味が湧いてもおかしくないのに、まったくそういった気が見えないのだ。
長門「やはり変わってるな」ボソッ
提督「?なにか?」
長門「いやなんでもない。それより!もう昼だ、一緒にどうだ?」
提督「そんな時間でしたか!?ではお言葉に甘えて!」