希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第11話 重なる異動

提督の電文にまたメッセージが届いた。

恐る恐る見ると

 

内容

「金山少将宛

呉鎮守府での任を解き、佐世保鎮守府への異動を命ずる。なお、佐世保の立て直しを任とする」

 

提督「……。またかぁぁぁぁぁ!」

 

その悲鳴を聞きつけて長門が飛んでるくる。

 

バタンッ!

 

長門「どうした!?」

 

提督「また異動です…」

 

長門「え…!」

 

提督「はぁ、。本部の方は一体僕をなんだとおもってるんでしょうか…」

 

長門「ま、まぁ提督がそれだけ頼りにされているのだろう」

 

提督「かなり危ないらしいから護衛をつけて行くようにとのことでした。そこでなんですが」

 

長門「ん?」

 

ジーッと長門を見つめる。

 

長門「な、なんだ?」

 

提督「一緒にきてくれますか?」

 

一瞬だった。

パァッと太陽のように長門に笑顔が現れ、テンションが一気に爆発した。

 

長門「私でいいのか!?」

 

提督「へ!?あ、はい!」

 

長門「よし!早速じゅんびだな!」

 

さらっと受理され、荷物の整理を始めた。

相変わらずこの引越しのような時の荷物整理は嫌いだ。

 

荷物の整理が終わるとつぎに放送機をつかって全館に連絡、異動の一件と長門を随伴させることを伝えた。

 

金剛サイドーーー

 

金剛「ワッツ!?なんで長門デスカ!?」

 

比叡「ひぇぇ!お姉様落ち着いてください!」

 

榛名「佐世保は危険とお聞きしています!きっとお姉様を危険にさらしまいとしているんですよ!」

 

霧島「長門さんならガタイもいいですし!ね!」

 

吹雪サイド

 

吹雪「うぇ!?司令官もう行っちゃうの!?」

 

睦月「なんだか短かったね?」

 

夕立「なんか寂しいっぽい〜」

 

吹雪「はぁあ…」

 

睦月「まあまあ、そんなに落ち込まないで!」

 

赤城サイドーーー

 

赤城「あら、また異動のようですね」

 

加賀「子供なのに多忙なのですね」

 

赤城「まぁ、この鎮守府を立て直した程のお方ですから」

 

加賀「佐世保鎮守府と言っていましたが…たしかあそこも」

 

赤城「なら合点がいきますね。長門さんをつけるのもきっとそれだけ危険な状態なのでしょうね」

 

第六駆逐隊サイドーーー

 

暁「司令官とももうおわかれかぁ」

 

雷「なんだかあっという間だったね」

 

響「でもあの人のおかげで今の私達もある」

 

電「感謝でいっぱいなのです!」

 

そして提督が門の前に立ちいざ出ようとした時だった。

 

「「「金山提督!」」」

 

提督「ん?」

 

振り返ると、呉鎮守府、全艦娘が並んで、中心に吹雪が立っていた。

 

提督「どうしたんですか?」

 

吹雪「これを!」

 

スタスタと歩み寄ってくると、大きな花束をもらった。

そこには花の色を利用して「ありがとう」と書かれてあった。

 

そして泣きそうになるのをこらえているのに、追撃をかけるように、

 

「「「お世話になりました!」」」

 

提督「うっ…!ぐすっ…!皆さん!これからもたくさんの苦労があると思いますが!頑張ってください!僕の方こそお世話になりました!」

 

長門「まったく…!なかせてくれるな!」

 

長門と2人呉鎮守府に別れを告げ

佐世保へと進路をとった

 

 

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