希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第3話 寄り添う心

なんとか鳳翔の協力も得て一歩ずつ進むことにした。

 

長門「ではまずは軽空母の皆からだな」

 

提督「そうですね…万が一のときはよろしくお願いしますね?」

 

長門「ああ、任せろ」

 

コンコンッ

 

瑞鳳「はい!」

 

ガチャ

 

提督「こ、こんにちは!」

 

瑞鳳「ひっ!?」

 

ガタガタと震え始める。

 

提督「お、落ち着いて」

 

そっと瑞鳳に手を伸ばす。

 

瑞鳳「ひぐっ!」

 

きつく目をつむり歯をくいしばる。

 

ポフッ

 

瑞鳳「ふぇ?」

 

突然の感覚に脳がついてこない。

 

提督「…」ナデナデ

 

瑞鳳「あ、あの」

 

龍驤「瑞鳳ー?どないしたんや?って!なにさらしとんねん!」

 

提督「長門さん!」

 

長門「わかった!」

 

グイッと龍驤の襟を掴みそのまま胸に押し当てる。

 

龍驤「む、ムグッ!」

 

長門「大丈夫だ。あいつはお前たちに危害を加えたりしないから」

 

龍驤「ほ、ほんまか?」

 

龍驤が瑞鳳と提督に目をやる。

 

提督「瑞鳳さん、もう少し頭下げていただけますか?」

 

瑞鳳「ふぇ?あ、はい!こ、こうですか?」

 

突然のことでもはや恐怖心が吹っ飛び、言われた通りにしてしまう。

 

ギュッ

 

瑞鳳「わっ!」

 

提督もまた、その小さな体を使って瑞鳳の頭を抱え込み、優しく包み込んだ。

 

提督「お話は聞きました。あなたが一番性的暴力を受けていた事、みんなのためにと我慢していたこと、全てお聞きました。それを踏まえた上で言わせてください。よく、頑張りましたね」

 

抱きしめながら、我が子を撫でるように頭をそっと優しく撫でてやる。

 

龍驤「ど、どないなっとるんや?」

人ってみな怖いんとちゃうの…?

 

長門「ははっ!あいつらしいな」

 

提督「よし、よし」ナデナデ

 

瑞鳳「わ、私のこと…認めてくれるんですか…?もう、あんなことしなくて良いの?グスッもう…!泣いても…良い?」

 

提督「誰も泣いてはいけない、止めてはいけないなんて言ってませんよ?」

 

瑞鳳「うっ!ひぐっ…!うわぁぁぁん!怖かった!辛かった!!ううっ!」

 

提督「もう大丈夫。大丈夫だからね」

 

長門をおいて、龍驤がこちらを見つめてくる。

 

提督「あなたのことも聞きました。瑞鳳さんと親友だと。そしてあなたもまた瑞鳳さんのためにその暴力を分かつために2人で頑張っていたと。あなたもよく頑張ってくれました。今の瑞鳳さんがあるのもある意味ではあなたのおかげです」ニコッ

 

その瞬間長門を引き離し、龍驤もまたその、小さい提督の腕の中に入り込み、瑞鳳と抱きつき、提督に抱きしめられていた。

 

龍驤「瑞鳳!もううちら大丈夫やねんな!苦しいのもおわんねんな!うわぁぁぁん!」

 

瑞鳳「龍驤ちゃぁぁん!ううっ!」

 

提督「ははっ!お二人ともひっつく分には構いませんが、さすがに2人は腕が…」クスッ

 

龍驤「そない言わんと撫でてぇなぁ!」

 

瑞鳳「私も!」

 

仕方なく頑張って2人とも抱きしめて頭を撫でていた。

 

数十分後

 

龍驤「グスッ…それでここに来てくれたんか」

 

提督「はい。しかしトラウマとは中々消えにくいものですから。またいつでも甘えてきてください」ニコッ

 

瑞鳳「ありがとうございます!」

 

こうしてなんとか2名済んだ。

 

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