なんとか鳳翔の協力も得て一歩ずつ進むことにした。
長門「ではまずは軽空母の皆からだな」
提督「そうですね…万が一のときはよろしくお願いしますね?」
長門「ああ、任せろ」
コンコンッ
瑞鳳「はい!」
ガチャ
提督「こ、こんにちは!」
瑞鳳「ひっ!?」
ガタガタと震え始める。
提督「お、落ち着いて」
そっと瑞鳳に手を伸ばす。
瑞鳳「ひぐっ!」
きつく目をつむり歯をくいしばる。
ポフッ
瑞鳳「ふぇ?」
突然の感覚に脳がついてこない。
提督「…」ナデナデ
瑞鳳「あ、あの」
龍驤「瑞鳳ー?どないしたんや?って!なにさらしとんねん!」
提督「長門さん!」
長門「わかった!」
グイッと龍驤の襟を掴みそのまま胸に押し当てる。
龍驤「む、ムグッ!」
長門「大丈夫だ。あいつはお前たちに危害を加えたりしないから」
龍驤「ほ、ほんまか?」
龍驤が瑞鳳と提督に目をやる。
提督「瑞鳳さん、もう少し頭下げていただけますか?」
瑞鳳「ふぇ?あ、はい!こ、こうですか?」
突然のことでもはや恐怖心が吹っ飛び、言われた通りにしてしまう。
ギュッ
瑞鳳「わっ!」
提督もまた、その小さな体を使って瑞鳳の頭を抱え込み、優しく包み込んだ。
提督「お話は聞きました。あなたが一番性的暴力を受けていた事、みんなのためにと我慢していたこと、全てお聞きました。それを踏まえた上で言わせてください。よく、頑張りましたね」
抱きしめながら、我が子を撫でるように頭をそっと優しく撫でてやる。
龍驤「ど、どないなっとるんや?」
人ってみな怖いんとちゃうの…?
長門「ははっ!あいつらしいな」
提督「よし、よし」ナデナデ
瑞鳳「わ、私のこと…認めてくれるんですか…?もう、あんなことしなくて良いの?グスッもう…!泣いても…良い?」
提督「誰も泣いてはいけない、止めてはいけないなんて言ってませんよ?」
瑞鳳「うっ!ひぐっ…!うわぁぁぁん!怖かった!辛かった!!ううっ!」
提督「もう大丈夫。大丈夫だからね」
長門をおいて、龍驤がこちらを見つめてくる。
提督「あなたのことも聞きました。瑞鳳さんと親友だと。そしてあなたもまた瑞鳳さんのためにその暴力を分かつために2人で頑張っていたと。あなたもよく頑張ってくれました。今の瑞鳳さんがあるのもある意味ではあなたのおかげです」ニコッ
その瞬間長門を引き離し、龍驤もまたその、小さい提督の腕の中に入り込み、瑞鳳と抱きつき、提督に抱きしめられていた。
龍驤「瑞鳳!もううちら大丈夫やねんな!苦しいのもおわんねんな!うわぁぁぁん!」
瑞鳳「龍驤ちゃぁぁん!ううっ!」
提督「ははっ!お二人ともひっつく分には構いませんが、さすがに2人は腕が…」クスッ
龍驤「そない言わんと撫でてぇなぁ!」
瑞鳳「私も!」
仕方なく頑張って2人とも抱きしめて頭を撫でていた。
数十分後
龍驤「グスッ…それでここに来てくれたんか」
提督「はい。しかしトラウマとは中々消えにくいものですから。またいつでも甘えてきてください」ニコッ
瑞鳳「ありがとうございます!」
こうしてなんとか2名済んだ。