希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第4話 絆

提督「んー…厄介ですね」

 

長門「まったくだ」

 

数分前ーーー

 

龍驤「でもな…うちらなんか多分性的暴力いうてもまだマシやったとおもうねん…」

 

提督「というと?」

 

瑞鳳「第六駆逐隊のみんなです…」

 

長門「こ、個人的な推測なのだが前任の提督ってまさか…」

 

龍驤「ロリコンに近いな…」

 

提督「……」

 

ということがあった。

 

提督「ここの鎮守府でロリといえば…第六駆逐隊、瑞鶴、吹雪、睦月、夕立、朝潮、辺りですね」

 

長門「この人数で個性が強いとなるとまずいな」

 

提督「まずは第六駆逐隊の方へ…」

 

不幸か幸運か、歩いていて目の前から第六駆逐隊が来ていた。

すかざす長門の後方に隠れる。

 

暁「あれ?うちに長門さんっていた?」

 

長門「お、おい、どうすれば良いんだ?」ボソッ

 

提督「なんとかごまかしてください」ボソッ

 

雷「どうしたんですか?」

 

長門「あ、いやすまないな。今日からここに配属されてな…えとその!あ!そうだ!執務室がわからなくて迷ってたんだ!あはは」

 

電「はわわ!初めましてなのです!」

 

響「でも、もう1人いないかい?」

 

ひょこっと長門の背後から姿を見せる。

 

提督「さすがですね。初めまして、本日付で佐世保鎮守府の提督となりました、金山翔です!」

 

暁「人間!?」

 

響「!?」

 

電「あ…ああ」

 

雷「電!」

 

提督「電さん」

 

一同がビクッと震える。

 

電「ふ…ああ…」ガタガタ

 

胸を押さえている。

きっと怖いのだろう。

虐待の日々のときも同じようになっていた。

 

普段はクールな提督だが、相手のことも考え、すこし子供さながらな高い声と、無邪気な態度を取ってみることにした。

 

提督「大丈夫?どこかいたい?」

 

きょとんとした顔をして首を傾げてみる。

 

長門「!?」クラッ

か、かわいすぎる!

 

 

電「へ?は!え、あ、ううん!大丈夫なのです!」

 

提督「ふぇぇ…よかったぁ…。大丈夫かなって心配したよぉ…」ヘナヘナ

 

我ながら情けない姿を見せているな…

 

雷「ちょっと!演技も甚だしいわよ!」

 

提督「ばれてましたか。ですが、ほら、電さんも落ち着いたでしょ?」

 

暁「な、なにが目的よ!」

 

提督「皆さんの心を、救いに来ました」

 

響「…っ」

 

長門「ハスハス!ちいかわちいかわちいかわ」

 

提督「あー…僕の出る幕ではなさそうですね…」

 

そう言った瞬間後方の長門が飢えた狼のように電たちに飛びついた。

 

長門「かわいいでちゅねぇ!もう大丈夫でちゅよ!私たちが来たからにはもう大丈夫でちゅからねえ!」スリスリ

 

響「は、ハラショー!」

 

暁「な、なんなの!急に!あはっ!やっ!くすぐったいよ!」

 

電「はわわ!苦しいのです!」

 

雷「あはっ!きゃはっ!ちょっ!っ!やめっ!あはっ!」

 

提督「ぷっ!ははっ!長門さんっ!あはっ!」

 

数分後…

 

長門「満たされたぁ…」

 

なぜか戦意高揚状態になっている…

 

提督「皆さん生きてます?」

 

暁「レ、レディの顔がぁ…」

 

雷「でも!たのしかったね!」

 

電「なんだか賑やかな人達なのです!」

 

響「…君たちは一体…?」

 

提督「強いて言うなら僕は単なる我儘の強い子供ですね。皆さんの笑ってる顔が見たいためだけにこうしているんですから」ニコッ

 

響「ありがとう司令官。少し、明るくなれそうだよ」

 

電「なのです!」

 

提督「頑張るのは結構ですが、辛くなった時は、僕や長門さんに甘えにきてくださいね」ニコッ

 

暁「良いの!?」

 

提督「もちろん!」

 

雷「行こ!みんな!」

 

ガヤガヤと騒ぎながら部屋へと戻っていった。

 

長門「うむ!あの子達はやはりどこの鎮守府でもたくましいな!」

 

提督「そうですね。みんなお互いに助け合い、思い合っているからこそできることなのでしょうね」

 

 

 

 

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