赤城達と食事を終え、話したいこともあるだろうということで、先に部屋に帰した。
提督は少し、体調が優れず机に伏せていた。
そんな時、1人の艦娘が声をかけてきた。
鳳翔「あの」
提督「あ…鳳翔さん…うっ…!」
急に胸が締め付けられる。
鳳翔「提督?だ、大丈夫ですか?」
提督「え、ええ。それでどうしたんですか?」
鳳翔「提督のお姿を陰ながらに見せていただきました。他の艦娘を代表して、心からお礼を申し上げます」ニコッ
提督「そ、そんな大したことでは!」
いきなり大きな声を出したせいか、頭痛が起こった。
提督「いっ…!うぐっ…!」
地面にのたれこみ、頭を抱えて、もがく。
鳳翔「やはり、ガタがきてるのですね…!こういう時は私の役目です!」
グッと拳を握ると、そっと提督を持ち上げ、膝に乗せ、後ろから抱きつく形で抱きしめる。
提督「ふぇ!?あ、あの、鳳翔さん?」
鳳翔「よく頑張りましたね?カッコ良かったですよ♪」ナデナデ
提督「あうっ…」くすぐったいな…
しかし、その感覚はまさに母のぬくもり。抱きしめられ、提督の心も身も全てが安心しきって、押さえ込み、固めていた強い自分が溶けていき、子どもらしい一面が現れだした。
提督「うぇぐ…!よがった…!みんな!みんな…!笑ってくれた…!うわぁぁん!もう、ダメがとおもっだ!もう、誰も救えないかって怖かった…!ううっ!」
今までの押し殺した、弱音、不安、が一気に爆発し、声と涙となって溢れ出した。
鳳翔「よし、よし。もう、大丈夫。みんなあなたのおかげで救われたのですから、あなたの努力の賜物、誇ってくださいな」ニコッ
優しく、なで、提督を自分の方に向けて、額を合わせて、そっと癒していく。
提督「ううっ!」ムギュッ!
鳳翔「ふふっ♪甘えん坊さんですね?」ニコッ
廊下ーーー
赤城「あれは…」
加賀「提督…」
龍驤「うっ…グスッ。うちらのために、あこまでボロボロになってくれとったんやな…!」
瑞鳳「なにか…なにかお礼ができないでしょうか!」
暁「司令官にお礼…」
響「なにか、プレゼントはどうかな」
雷「んー、お礼パーティーなんていうのは!」
電「名案なのです!」
金剛「みんな良い意見デース!ですがこんなのはどうデスカ?」
ーーーーーーーーーー
「「「えー!?」」」
内容は至ってシンプル。
なにかお礼にと、一人一人、料理を作り、日を決めて各々別に持って行き、言いたいこと、伝えたいことがあればその時に一緒に述べるというものだった。
食堂ーーー
鳳翔「ふふっ♪提督は泣いてきこえていませんが、確かに名案、私も参加しましょうか」クスッ
提督「えぐっ…!ひぐっ!うわぁぁん!」ギュ!
鳳翔「ほらほら、大丈夫ですから、ね?ね?」困りましたね…