希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第14話 お礼 龍驤

朝食を終え、執務をしていた。

ケアに手が回っていてばかりで執務が中々進まず、なんこうしていた。

そんな時に龍驤が手伝いをしてくれた。

 

提督「なんだか申し訳ありませんね」

 

龍驤「ん?ええて!ええて!そんなん気にしなって!」

 

提督「ありがとうございます!」ニコッ

 

それから作業することやく2時間、ようやく一山片付いた。

そんな中ちょうど午前の休憩時間となった。

 

龍驤「あんな…提督」

 

提督「ん?どうしました」

 

ついさっき龍驤が入れてくれたお茶をすすりながら答える。

 

龍驤「うちが料理したら変か?」

 

提督「?普通と思いますが?女の子なんですし」

 

龍驤「ほ、ほなな!これ!」

 

さっと顔を真っ赤にして出されたのは少し焦げたクッキーだった。

 

提督「おぉ!クッキーですね!」

 

龍驤「かんにんな!うちもはじめてなもんでな…そのちょっと焦げてしもたん」

 

そんな龍驤の言葉を無視して、クッキーを口に入れた。

 

サクッ

 

提督「焦げてる?んー…そんなに感じありませんね。お茶となんだか合う不思議な感じですね♪」

 

龍驤「え!?ほ、ほんまか?むりしてへん?」

 

提督「あはっ!龍驤さんっ!僕だってまずい時はまずいって言いますよ♪」

 

龍驤「そ、そうなんか、で、どやろ?」

 

提督「んー、焦げているとは思いませんが味付けは僕好みですが、焼き加減は行き過ぎですね。とはいえ気持ちは十分伝わりました!」ニコッ

 

龍驤「ほんっま優しいなぁ〜…」

 

それからわずか5分足らずで平らげた。

 

提督「でも最初でこの味付け!これからが楽しみです!」

 

龍驤「え!?これからもすんの!?」

 

提督「ふぇ!?だ、だめですか?」

 

龍驤「しゃ、しゃあないなぁ♪作ったろ!」

 

提督「やった!♪」

 

少し鼻歌を歌っていた。

 

龍驤「あとな!提督!これから少し寒なってくるやろ?せやからマフラー編んでみたんや」

 

そう言うと提督の好みの黒の毛糸で編まれたマフラーを渡してきた。

 

提督「わぁ!あの、その…」

 

龍驤「うぅ…見た目悪いもんな、グスッ…。いらんか…」

 

提督「いや!そうじゃなくて、僕マフラーの巻き方わかんなくて…」

 

龍驤「へ?な、なんやそんなことかいな。ほれ」

 

そう言ってネクタイのように巻いてくれた。

 

提督「ん、ん…」ウトウト

 

龍驤「?提督?」

 

提督「はあぁ…フカフカ…暖かい…スヤスヤ…」

 

龍驤「え!?ちょ!?提督!?」

 

返答はない。

 

龍驤「寝てしもたんかいなぁ〜」

 

ガバッ!

 

提督「はっ!危ない!」

 

龍驤「やれやれ。まぁ、それうちからの感謝の印や!受けとってな!」

 

提督「よろこんで!フンフフーン♪」

 

龍驤「かわええなぁ…」

 

それから提督は毎日のようにそのマフラーを巻き、龍驤の元に巻いてくれとくるようになった。

 

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