告白を受け、1人考えていた時、どうして不安だけが残っていた。
それは女性とはいつ他の男に気が変わるかわからない…裏切られるかわからない。
怖い。
その不安だけが提督の心を蝕んでいた。
提督「皆さんにはこのことを言うべきなのでしょうか…」
実際提督は山ほど見てきた。
体験してきた。
好きだの、大好きだの、愛してるとか言っておいて結局は最後に裏切られてしまうことも。
提督も恋が初めてというわけではなかった。
わずか1日で別れたのだ。
9歳の頃、上のクラスの女子から告白された。
もちろん承諾した。
が、しかし、その日のうちに他の男に気移りし、別れてしまった。
しかもその相手は数少ない提督の親友だったのだ。
絶望しかなかった。
今回のこくはくでも突っかかるのはここだった。
今はこうして好き好き言ってくれているがまた裏切られる。
そんなことを考えていた。
そして思い出したせいか少し、涙が溢れていた。
提督「グスッ…。会いたい…」
鳳翔「提督?」
突然鳳翔に声をかけられる。
提督「鳳翔さん!?いつのまに!?」
鳳翔「ノックしたのですが、お返事がなかったもので…心配になって開けたら提督が泣いてらしたので、いかがなされたのかと…」
提督「そうだったんですか…。すみません」ニコッ
鳳翔「い、いえ」
しばらく沈黙が流れるが、提督から口を開いた。
提督「ねぇ、鳳翔さん」
鳳翔「な、なんでしょうか!」
提督「鳳翔さんは、もし、誰か好きな男性とお付き合いする時、その男性が元の彼女とのトラウマに囚われていたら、軽蔑しますか?」
突然の質問に鳳翔も固まる。
目を丸くして、どうしたの?と母親が子供を気遣うような視線を送ってくる。
鳳翔「そ、そうですね…。私が変わってるだけかもしれませんが、私ならそのトラウマから解き放てるくらい頑張りますね」
提督「鳳翔さんなら…ですか」
鳳翔「…昔何かあったのですね?」
提督「ええ。加えて」
鳳翔「皆から告白された」
慌てて鳳翔の顔を見る。
鳳翔「ふふっ♪なんでもしってますよ」ニコッ
提督「かないませんね…。どうしたら良いんでしょうか?」
鳳翔「やはりお付き合いするのであればそういったことは話すべきだと思います。そんな辛いことを隠しされたままお付き合いしてもあまり心地よくありませんから」
提督「やはり、そうですよね」
鳳翔「はい!」ニコッ
提督「わかりました!今度デートに誘ってみて、その時にお話ししてみます」
鳳翔「はい」ニコッ
提督「そうとなると今度はどうお誘いしたら良いのか…」
鳳翔「自然で良いのですよ♪」