希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第26話 キツイジョーク

あれから数日が経った頃。

変わらぬ日常が続いていた。

 

提督「大丈夫かな…」

 

金剛「この前の人たちデスカ?」

 

ふと、横で紅茶を啜りながら金剛が声をかけてくる。

 

提督「はい…」

 

金剛「きっと大丈夫デース!テートクが救ったgirlなんですカラ!」

 

嬉しい言葉だが、引っかかる。

 

提督「お言葉はありがたいですが…なんで、わざわざ僕の横で紅茶を飲むんですか?」

 

金剛「ムー…!ダメデスカ?」

 

プクッと頬を膨らませ、ズイッと顔を近寄せて来る。

 

提督「いえ、かまいませんが。あ、それとこの前の件ですが、お受けします」

 

ブッ!と勢いよく紅茶を吹き出す。

正直…汚い。

 

金剛「ホント!?」

 

提督「ええ、ただし」

 

同じように金剛にも事情を話す。

 

金剛「なるほど…。わかりマシタ!テートクは私のものデース!」

 

提督「は、ははっ」ホントにこの人は…

 

金剛「ちなみに、今で何人くらいなんデスカ?」

 

正直答えにくいが、これからのことを考えると嘘をつくわけにはいかない。

 

提督「吹雪さん、榛名さん、そして、金剛さん。それから赤城さん、加賀さんもお受けしようと思うので、結果的には5名になりますね」

 

金剛「ワオ!テートクなかなかにプレイボーイネ!」グッ!

 

提督「それを言わないでください…グスッ」

 

金剛「えっ!?て、テートク!?sorry!ジョークネ!」

 

アワアワと慌てながら慰める。

 

提督「ふえぇ…だって…うぐっ」

 

金剛「大丈夫デス。テートクがみんなのことを思ってしてくれたことネ。何人付き合おうとテートクへの気持ちは変わらないし、テートクを軽蔑したりシマセン。だから、大丈夫デス」ナデナデ

 

 

提督「うぐっ…!こんごうさぁぁぁん!うわぁぁん!」

 

金剛「ゴメンネ?」

 

提督「うん…!うん…!えぐっ!ううっ!」

 

しゃがむ金剛の腰に手を回し、しがみつき、体を金剛に任せ、柔らかい金剛の胸に顔を埋めて、涙をボロボロと流す。

金剛はそんな提督に申し訳なさを感じる反面、可愛らしく思え、そっと頭を抱き抱え、押し付ける。

金剛の綺麗な茶色い髪の毛がシュルッと肩から滑らかに滑り、提督の頭に重なる。花のような柔らかく、甘い香りが提督の心を落ち着かせ、深い眠りに誘い込んだ。

 

金剛「♪テートク、まだまだ子供デスネ。こんなジョークまで本気にして、可愛いデース♪」

 

提督「スゥ〜、スゥ〜…こんごうひゃん…ムニャムニャ」

 

金剛「もうっ…テートクったら。ンッ」

 

柔らかく、滑らかな唇が提督の唇と重なる。

 

金剛「ちょっと悪戯デース♪キス、しちゃいマシタ♪」

 

っとお姉さんのように振る舞い、誤魔化すが、ポッと桜色に頬が熱くなるのを感じていた。

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