希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第29話 赤城

加賀との会話も済ませ、残るは赤城となった。

 

廊下ーーー

 

赤城「あら?提督」

 

提督「ん?ああ、こんばんは」

 

赤城「お体はもうよろしいのですか?」

 

提督「はい、ありがとうございます」

 

赤城「それで」

 

じっとこちらを見つめ、何かを求める目をしてくる。

 

提督「わかっています。お受けします」

 

赤城「ふふっ♪やはりですね」ニコッ

 

予測されていた。

さすがは一航戦。あえて断れないことをわかっていたのだろう。

 

提督「ただし!」

 

と続ける。

 

赤城「それも知っています。わたしは構いませんから」

 

ニコッと太陽のような、どこか自分を包み込む笑顔で微笑まれる。

 

提督「はぁ、一体どこからそんな情報を仕入れてくるんですか?」

 

赤城「秘密です♪」

 

提督「やれやれ…さてと、デート…か」

 

赤城「?初めてですか?」

 

提督「え?は、はい…まぁ。たしか、横須賀の赤城さんと長門さんとしたいましたが…」

 

赤城「ふふっ♪ご期待していてくださいね?」ニコッ

 

提督「は、はい…」

 

気のせいだろうか…ものすごく殺気を感じた。

 

赤城「あ!提督!」

 

提督「?」

 

金剛「テートク〜!」むぎゅっ!

 

提督「ふわぁっ!?」

 

突如猛スピードで猪突猛進し、背中に飛びつく。

 

金剛「大丈夫デスカ!?心配したネ!」

 

提督「え、ええ。とにかく苦しいですから…」

 

というのは嘘で、抱きつくに連れ、金剛の胸が背中にグイッと押し付けられて、耐えられたものじゃない。

 

赤城「金剛さん!今いいとこだったのに!」

 

金剛「早いもの勝ちネ!」

 

ニヒー…!とわらってグッとピースサインを赤城に見せる。

 

赤城「あの、提督。私たちはもう恋人同士ですよね?」

 

提督「あ、はい」突然?

 

赤城「なら…んっ」

 

提督「んっ!?」

 

突然赤城の唇が提督の唇と重なり合う。

それどころか、舌を提督の口の中に伸ばし、唾液を絡め、提督の舌を巻きつけ、締め付ける。

 

提督「ん…!んくっ!ん、んん…」

 

頭がぼーっとしてくる。

金剛はあまりの突然の出来事に脳が追いつかず唖然としていた。

赤城は変わらず提督の味を楽しんでいる。

 

提督「ん…んぐぅ…ん…」もう…息が…!

 

赤城「?」

 

その瞬間赤城がすっと口を離し、ニコッとこちらを見つめてくる。

 

提督「はぁ…はぁ…はう…」意識が…

 

なんとか立っているが、意識が朦朧としていた。

 

赤城「ふふっ♪上々ね♪」

 

ポスッ

 

赤城「提督?」

 

提督「…」

 

あまりに長く、ハードなディープキスに酸欠になり、意識を失い、赤城に倒れこむ。

 

そして…

ようやく金剛の脳が処理を終える。

 

金剛「赤城!なにするネ!テートクの唇を奪うのワタシなのに!」

 

赤城「空母たる者、先手必勝です♪」ニコッ

 

金剛「グヌヌッ!次は負けマセン!テートクのハートを掴むのはワタシデース!」

 

赤城「期待してますね♪」

 

 

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