希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第30話 意外な一面

赤城たちのとのひと騒動のあと、気を失った提督は自室のベッドにて横になっていた。

その日の夜中

 

提督「んにゅ…」

 

霧島「あ、司令、お目覚めですか?」

 

提督「ここは…?」

 

霧島「司令の自室です」

 

自室?何故?

一つ一つ思い出していく。

告白→金剛に抱きつかれる→キス

 

提督「ああ…あの時に……って!あれからどのくらいだったんですか!?」

 

霧島「もう、すっかり夜が更けって夜中の2時ですよ?」

 

提督「あ…仕事」チーン…

 

霧島「ま、まさか!?司令書類に手をつける暇もなく!?」

 

提督「霧島さんはお先にお部屋に戻って眠ってください、ずっと付きっ切りでいてくれたんですからもう、充分です」ニコッ

 

霧島「で、ですが!」

 

その瞬間クラッと霧島がふらつく。

 

提督「ほら、明日も出撃を控えているのですから。ゆっくり休んでください」

 

霧島「ではせめて、お側にいさせてください!」

 

提督「では、そこのソファーにでも寝て、仮眠してください」ニコッ

 

霧島「では、お言葉に甘えて…すこし…やすませ…て…ムニャムニャ」

 

提督「さてと、よいしょっ!」

 

そっと執務室の衣装かけに掛けてあるコートを霧島にかぶせておく。

書類保管用の引き出しを開けると、山のような書類がずっしりと入っていた。

 

提督「さ!はじめますか!えーっと…なるほど」

 

様々な書類があった。

作戦報告

改善依頼

本部からの伝達

 

特に作戦報告だけはやたらと多い、その次に追加発注などの書類だった。

 

4時間後ーーー

 

チュンチュン♪

 

提督「あ、もう朝になってきましたか…あとすこし!」

 

カリカリ…

 

1時間後ーーー

 

朝7時

 

霧島「ん…んー…今なん、じ!?ヤバイ!7時!?ねぼうだぁぁ!」

 

提督「終わった…」ガタッ!

 

霧島「!?」

 

慌てて霧島が振り返るとそこには机につっ伏せて、スヤスヤと寝息をたてて眠る提督の姿があり、机には山のような書類が、検と判子を押されたり、サインが書かれたりと整理された書類が積み上げられてあった。

 

霧島「こんなにたくさん…司令おひとりで…。それにこのコート…ふふっ♪ありがとうございます!司令♪」

 

それから霧島はコートを掛け、シワを伸ばし、眠る提督を置いて、金剛らと朝食に向かった。

 

2時間後ーーー

 

午前9時

 

コンコンッ

ガチャ

 

鳳翔「提督?朝食の時間過ぎてますよ?」

 

提督「スゥ〜、スゥ〜」

 

鳳翔「あら?居眠りをなされていたのですね。それにこの書類の多さ…頑張ったのですね♪さてと!これだけなら私でも十分ファイリングできますし、お茶とおにぎりとお味噌汁を用意しておきましょうか!」

 

それから半時間ーーー

 

提督「ん…んー」

 

鳳翔「ふふっ♪おはようございます」

 

提督「ふぇ?鳳翔さん?今、何時ですか?」

 

鳳翔「まだ9時半ですよ。書類の方は私がファイリングして送っておきましたのでご安心ください♪」ニコッ

 

提督「あ…ありがとうございます」

 

その時、グウゥゥゥっと提督の腹の虫が声を上げる。

 

鳳翔「ふふっ♪そう思って、朝食を持って参りました」

 

提督「あうっ…ありがとうございます」カァァッ

 

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