ある日のこと
提督「さてと、お風呂に行きますか」
今日は天気も良く、絶好の朝風呂日和ということで朝風呂に入ることにしたのだが…
加賀「お伴します」
秘書艦兼恋人の加賀が突然言い出す。
提督「へ!?え!?あ、あの、な、なにを?」
加賀「恋人同士なのですから良いと思いますが?」ズイッ
提督「し、しかし…」
加賀「ここは譲れません」
さらにズイッ!と詰め寄られる。
提督「ううぅ…わ、わかりましたよ…」カァァ!
加賀「やりました」フンスッ!
そして、用意をしてくると言って着替えを取りに行った隙に先に服を脱いで風呂に入ることにした。
多少は湯気が出て、見えにくくなるはず…
ガラガラ
加賀「お待たせしました」
タオルを巻いていることを前提にふと振り向く。
提督「あ、いえ、ぼくも…いま…」
違った。あられもなくタオルを軽く持っただけで、ある意味隠しきれていない。
加賀「そうですか。失礼します」
提督「あ、は、はい」プシュー…
加賀「!?提督、その、失礼ですがその傷は?」
心配そうな顔をしていながら、驚いた声で問いかけてくる。
提督「傷?ああこれですか」
そこには小さな体には相応しくない、右肩から腹部を通って、左の腰にまで伸びた切り傷に加えて、細かな傷が背中に至るまで薄くだが残っていた。
そして、指で指しながら、答えて行った。
提督「この細かな傷は昔、両親から受けていた虐待のものです。それと、この胸の急所にある傷が横須賀の加賀さんから受けた傷、右胸のこの傷も横須賀の電さんを庇った時にできた傷、腹部のこの傷はここに来てすぐ天龍さんに吹き飛ばされたときの手術のあとです」
加賀「色々と大変だったのですね。それでその一番痛々しい傷は?」
提督「これは…」
突然提督の表情が曇り始める。
加賀「?」
提督「軍学校にいた時訓練の時に、教官から…」
加賀「!?」
提督「ははっ…訓練中に少し問題が発生して、ぼくの班のものがやったらしく、かと言って主謀者もなかなか出てこないので僕が名乗り出て代わりに受けたんですよ」ニコッ
加賀「…っ!」ムギュッ!
提督「ふぇ!?か、加賀さん!?」
突然抱きつかれ、生の加賀の豊満な胸が体に吸い付くにピタリと重なり、感覚が伝わってくる。
加賀「もう、そんなご無理はなさらないでください。お願いします」
加賀にしては珍しく泣きそうな声をして、キュッと少し強い力で抱きしめてくれた。
提督「はい!」ニコッ
その後何事もなく、体を洗ったり、雑談を楽しんだりして、朝風呂を済ませた。