人のつてを探している時だった。
訪問者が来るとの連絡があった。
提督「訪問者…ですか」
一人執務室でつぶやく。
コンコンっ
加賀「提督、お客様をお連れしました」
提督「どうぞ」
ガチャ
加賀「どうぞ」
???「失礼します」
長門「俊輔、気をつけろ、ここは元ブラック鎮守府、なにがあるかわからん」
心外だ。
とはいえ警戒するのも無理はない。
長門の艤装も出現させたままだ。
少し気になるのは大和と同じ主砲をつけている点だ。
提督「ようこそお越しくださいました。そんなに警戒なさらなくても、もう大丈夫ですよ」ニコッ
遅れて加賀が少し早足でいつでも提督を庇える位置に立つ。
山本提督「いえ、こちらこそ専属の長門がご無礼を。長門、艤装をしまえ」
長門「し、しかし!」
穏やかな表情だからこそ分かるがこの男は警戒が必要かもしれない。
山本提督「長門!」
長門「わ、わかった」
渋々といった感じで艤装をしまう。
加賀「ふぅ、さすがに焦りました」
提督「ありがとう加賀さん。申し訳ありませんがお茶をお願いします」
加賀「わかりました」
そう言うとお茶の用意を始めた。
さてと!っともう一度来客の方を見る。
提督「えっと…」
山本提督「あ、自己紹介まだでしたね。俺…じゃなくて私は横須賀鎮守府提督山本俊輔大佐です」
提督「 初めまして。僕は現佐世保鎮守府提督金山翔少将です」
二人で固い握手を交わす。
提督の合図とともにお互い向き合ってソファーにかける。
提督「しかし横須賀鎮守府ももう復興を?」
山本提督「いえ、横須賀鎮守府より少し離れたところにある武御雷一型丙少将直属横須賀鎮守府所属です。こちらは専属艦の長門です。先程ご覧になったと思いますが、訳あって大和の装備をしています」
提督「なるほど…」
初めて聞く鎮守府に少し驚く。
山本提督「しかしわか…お若いのに少将とはすごいですね」
提督「運が良かっただけです。しかしそちらも少将直属となれば本来少将殿が提督では?」
山本提督「私は艦隊の指示等を行っていて、少将殿はあらゆることを統括される、いわゆるリーダーなのです」
提督「また変わったところですね。失礼ながら山本殿はおいくつですか?」
山本提督「20と3になります」
提督「僕より、10も年上じゃないですか!なんで敬語なんて!?」
山本提督「年上、年下問わず階級が上なら目上ですから…」
提督「そんなの構いませんよ!タメ語で結構です!」
アワアワと手を振る。
山本提督「ほ、ほんとうか!?」
提督「ふぇ!?あ、はい!」
突然タメ語に変わって我ながら驚いた。
山本提督「はぁ、ほんと俺は敬語が嫌いでさ!」
長門「ふぅ、いつ吐くかと心配だったが大丈夫そうだ」
山本提督「ちょい長門、それどういう意味?」
長門「言葉の通りだ」
バチバチと睨み合っている。
加賀「かわった方々ですね」
提督「そうですね」