希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第7話 休養

あれから山本提督は横須賀へ戻り潜入捜査に向かった。

捜査から帰投後、直ちに連絡を取り、政府に踏み込む事を約束した。

 

中庭ーーー

 

さすがに真面目な話や、色々な情報、それも辛気臭いものばかりで提督も疲労し、久しく来ていない中庭へと足を運んだ。

 

提督「ふぅ…」

 

そっとベンチに腰掛け、大きく深呼吸する。様々な動物たちの鳴き声が心地よい。

 

長門「ん?提督、なにをしているんだ?」

 

提督のことを提督と呼ぶのは呉の長門だ。

 

提督「ああ、長門さん」

 

長門「随分疲れたようだな」

 

提督「まったくです、ここまで政府が絡んでいたとは…」

 

長門「ああ。それについては私も驚いている。しかし、証拠がなくてはな。まぁ、今は休むのが大事だ!隣、良いか?」

 

提督「どうぞ」ニコッ

 

そっと提督の横に腰掛けるが、ゆらゆらと風に揺れる綺麗な黒髪は、ついつい見入ってしまう。

 

長門「そ、そんなに見つめられは…は、恥ずかしいぞ」

 

頬を桜色にし、ポリポリと掻く姿はまさしくツンデレ、ますます可愛く思えてくる。

 

提督「あ、ああ。すみません」

 

長門「し、仕方ないな…ほら」

 

長門が膝をポフッポフッと叩き、寝転べばちょうど膝枕になるように距離を取ってくれた。

 

提督「こ、こんなところで恥ずかしい…です」カァァッ

 

長門「最早私とお前は恋人同士、良いではないか」

 

とは言うものの一番恥ずかしそうにしているのは長門だった。

 

提督「じゃ、じゃあ」

 

ポスッと長門の膝に頭を乗せる。

普段はガタイが良く、凛々しい肉体の長門だが、膝はそうでもなく、女性らしい、ふわふわとした、頭を優しく包み込み、体温が伝わり非常に寝心地が良かった。

 

長門「ど、どうだ?寝にくくないか?」

 

提督「は、はい…むしろ…きもち…スゥ〜、スゥ〜」

 

長門「提督?」

 

ふと顔を覗いてみると気持ちよさそうな顔をして、全身の力を抜いて、安心しきって眠っていた。

 

さすがの長門も母性というものがくすぐられ、優しく頭を毛並みにそって撫で、時折、トンッ、トンッ、トンッ、とリズム良く優しく叩いて、さらにリラックスさせていた。

 

長門「初めて見るな、提督のこんな姿は」

 

たしかに思い返せば横須賀を後にして以降、ブラック鎮守府ばかりにうつり、そこでは数々の苦難を乗り越え、たくましい姿しか見せていなかった。

 

長門「ありがとう…提督」

 

そっと体勢を崩し、提督の顔を覗き込む…が

 

提督「スゥ〜、スゥ〜、ンムッ…」

 

長門の豊満な胸が提督の顔に重なり、ちょうど鼻にあたり息を止めてしまう。

 

長門「おっと!いかんいかん」

 

提督「にゅぅ…スヤスヤ」

 

 

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