希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第8話 甘えん坊

約2時間後

 

提督「ん、んーー…」

 

長門「ん?目が覚めたか」

 

提督「ふぁ〜あ…どれくらい寝てましたか?」

 

長門「2時間ほどだ」

 

慌てて周りを見ると午後3時という事もあり、日が傾いていた。

 

提督「寝すぎましたね…。さてと!仕事行ってきます」

 

長門「あ!おい!一人では大変だろう?私も手伝おう」

 

提督「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

咄嗟に手を取り、握りしめる。

 

長門「わ、わかった!わかったから!」カァァッ

 

それから執務をこなし続けること3時間。

 

午後6時

 

提督「なんとか終わりましたね…」本当は残ってるんだけどね…

 

長門「案外少なかったんだな」

 

提督「え、あ、はい」ニコッ

 

それもそのはず、艦娘達からの要望などは提督のみが見ることになっており、その書類は提督の引き出しに厳重に保管されており、大本営からの書類は少なくとも、要望などがかなり多かったがために少なく思えた。

 

長門「な、なあ久しく食事にいかないか?」

 

提督「?」

 

長門「だ、だから!デートだ!」

 

提督「ふぇ!?あ、はい!い、行きましょうか」

 

それから並みの店ではない、高級フランス料理店に向かい、久しく長門との二人きりの時を過ごした。

 

約3時間後

食事を終え、鎮守府に戻り、お互いに部屋に戻った。

 

提督「ふぅ…つかれた…」

 

コンコンッ

 

提督「はい」誰だろう?

 

ガチャ

 

電「あ、あの…」

 

そこには枕を抱えてモジモジとする電が立っていた。

 

提督「電さんでしたか」この様子だと佐世保の電さんだな。

 

電「そ、その…皆今日は忙しいみたいで、一人だったのですが…1人で寝られなくて、一緒に寝ても良いですか?」

 

提督「あ、そんなことでしたか。どうぞ」ニコッ

 

電「やったのです!ありがとうございます!なのです!」

 

相変わらずこの太陽のような笑顔には癒される。

電をベッドに先に入るように指示するが…

 

電「司令官さんはなにかするのですか?」

 

提督「いえ、僕はいつもこの時間は外を眺めてぇ!?」

 

突然グイッと引っ張られベッドに引きずり込まれる。

 

電「1人は…寂しいのです…」

 

提督「んー…今日は仕方ありませんね」

 

そう言うと電はニコニコとして、提督の顔を見つめていた。

洗いたてのシャンプーのにおい、普段髪をくくっている電だが下した姿もどこか美しく、可愛らしく思え、引き込まれていった。

 

電「このお布団、司令官さんのにおいがするのです♪」

 

提督「は、恥ずかしいですから…!」カァァッ

 

クスクスと聞こえたが、いちいち反応してはいじれるので聞かなかったことにした。

 

電「あの、司令官さん…抱っこしてくれませんか?」

 

提督「ふぇ!?で、でも…!」

 

電「その方がおちつくのです…だ、だめですか?」

 

ウルウルと泣きそうな目で見つめられては断れない。

 

提督「こ、こうですか?」ムギュッ

 

電「はわわ…!司令官さん、暖かい、ので…す…スヤスヤ」

 

提督「眠りましたか…では、ん?」

 

電から離れようとしたが、そっとパジャマの裾を掴まれ、動けない。

 

提督「仕方ありませんね…」

 

結局そのまま眠ることにした。

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