ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中) 作:ハマトラ
救済有は構成少し出来てるが・・・・・・・
一時時間を遡り、鈴音が中国へ行く前日、一夏は鈴音に呼び出され休日町に遊びに出ていた。弾達いつもの面子呼ぼうとしたが、鈴音に止められた。
彼女曰く、『二人で出掛けたこと無いでしょ?最後くらいわがままに付き合いなさい!』だそうだ。
普段行き慣れたゲームセンター、いつもの6人でよく行ったショッピングモール、たまに買い食いした商店街、毎年縁日に行った神社、もう見慣れた所だが、だからこそ鈴音は一夏と二人で回りたかった。
自分の気持ちを再認識する為に、これからおそらく自分はとても傷付くことになる。その覚悟を決める為に思い出深いこの街を二人で回った。
そして、その時が近づいてきた。
鈴音『一夏さ、最近ちょっと変わってきたね。フランスから帰ってきた辺りから、少し憑き物が取れた様な顔してる。』
一夏『そうかな・・・・・・・・だとしたら彼女のおかげ、かな。ずっと忘れていたことを思い出させてくれた、こんな俺を好きって言ってくれた・・・・・・』
鈴音『・・・・・・・・・やっぱり、一夏・・・・・・・・好きな子出来たんだ』
根拠はなかった、それでも聞かずにはいられなかった。鈴音の中で、一夏の隣にいられない悔しさとどこか清々しい敗北感が入り混じる。
鈴音『・・・・・・・・・・一夏、覚えてる?私が転校してきた時、クラスに馴染めないでイジメられてた私を助けてくれたこと』
一夏『そりゃ覚えてるけど、いきなりどうした?』
鈴音『あの時から、一夏は私の親友で、ヒーローで・・・・・・・・・・とても大切な人になってたんだよ・・・・・・・・・・けど、もう一夏の隣は別の子に取られちゃった。だから・・・・・・・せめてけじめをつけさせて』
鈴音は一夏に向き直り、分かりきっている答えを聞くことへの恐怖を振り切って自分の心の内にあった想いをぶつけた。
鈴音『私は一夏、あんたのことが・・・・・・・・・好き』
一夏『・・・・・・・・・・・ありがとう、すごく嬉しいよ。けどごめん、俺にはもう心から好きな人がいるんだ。』
それは分かりきっていた答えだった。自分の初恋が終わってしまったことへの喪失感が鈴音に襲い掛かる。
鈴音『あ~、フラれちゃったか・・・・・・・・ワンチャンあると思ったんだけどね~』
一夏『鈴・・・・・・・・』
鈴音『謝ん無いで、覚悟してたことだから・・・・・・・・・・その子のこと、大切にしてあげてよ』
いつもと同じ親しみある笑顔は、流れる涙で陰りを見せていた。それでも、鈴音は必死に立ち直ろうとしている。だからこそ一夏は何も言えずにいた。
マドカ「そんなことが・・・・・・」
セシリア「それは・・・・・・・さぞ辛かったでしょう」
鈴音「まあね、中国に言ってもしばらく失恋のショックは消えなかったし。・・・・・・・・・けどもう大丈夫、これからは一人の親友として助け支えるから」
その直後、一夏と蒼也が料理を持ってきて昼食をとった。
鈴音「あ、その唐揚げ一ついただき!」
一夏「なんの!!」
鈴音「ぐ・・・・・・流石一夏、簡単には取らせてくれないわね!」
一夏「鈴こそ、相変わらず手が早いな!」
そんな二人の友人関係に鈴音が羨ましいと思う生徒が数名いたらしい。
箒サイド
一夏の回りにまた女が増えた!しかも今度は幼なじみを自称している。
ふざけるな!!一夏の幼なじみは私だけだ!!!!
まあ、奴はすでにフラれてるし無害だろう。そうとも、一夏が私以外を選ぶなど天地がひっくり返ろうと有り得ないことだ!
なのに一夏め、この頃私を避けおって・・・・・・・・
回りに邪魔がいるからいけないのだな、まずはあの不要な自称護衛共をなんとかせねば・・・・・・
箒サイド終了
放課後、アリーナで一夏はマドカの偏向射撃の特訓に付き合っていた。
サイレント・ゼフィルスのビットからレーザーが射出され、曲がり一夏に襲い掛かる。しかしレーザーは一夏の肩を掠めて空の彼方に消えた。
セシリア『マドカさん、焦ることはありません。最初は一つのレーザーを狙い通りに曲げるところから始めましょう』
マドカ『了解!』
セシリアは管制室からマドカに偏向射撃のコツを教える。マドカはビット操作を一つに集中させて一夏に標準を合わせた。
すると、管制室の扉が開き、蒼也と鈴音が入ってきた。
蒼也「お、やってるやってる」
鈴音「そこで丁度会ったのよ。あ、これ差し入れの飲み物ね」
セシリア「ありがとうございます、烏丸さんは専用機を受け取りに行かれたのでしたね」
蒼也「あぁ、こいつな」
蒼也は頭のバンダナを指差す。よく見ると蒼い金属の装飾が着いていた。
蒼也「どうだ?マドカは」
セシリア「元々、偏向射撃の性質や特徴を理解してますので少し慣れれば精度は一気に上がるかと」
鈴音「一夏もISの操縦様になってるし、これはクラス対抗戦が楽しみね」
蒼也「さて、二人に飲み物届けて来てやるか」
蒼也は鈴音から二人分の飲み物を受けとると二人のいるピットに向かった。
一夏はピットに降り立つと、灰騎士を待機形態の太刀に戻して一息着く。我が妹ながら、向上心とIS操縦者としての才能には舌を巻く。
別のピットにいるマドカと合流しようとピットを出ると、招かざる客が扉の前にいた。
一夏「・・・・・・箒、何か用か?」
箒「一夏、道場に来い。いつまでそんな曲芸で遊んでいるつもりだ」
一夏「八葉一刀流はれっきとした剣術だ。人を楽しませる曲芸とは全く違う」
箒「うるさい!いいから行くぞ!!」
箒は一夏の腕を掴み強引に連れて行こうとする。しかし、一夏はその手を払いのけた。
箒「い、一夏?」
一夏「いい加減にしろ、"篠ノ之"。人の道も強さも人によって違うんだ、お前に強制される覚えは無い」
一夏は呆然となる箒を無視してマドカと合流するために反対側のピットに向かった。
その頃、亡国機業本社地下の研究室で天災、篠ノ之束は弟子のジョルジュと共にIS班のISを整備していた。
束「ん?これって・・・・・・・」
ジョルジュ「どうしました?博士」
束「ねぇジョル君。この子使ってるのって?」
ジョルジュ「えっと・・・・・・・ああ、博士が世界各地にある隠し研究室へ行く時の護衛班のですね」
束「護衛班・・・・・・・・・まずい!!」
束の顔色が変わった瞬間、研究室全体に甲高いサイレンが鳴り響いた。
クロエ「束様、これは!!」
束「クーちゃん!手伝って!!」
束とクロエが並んでコンソールの前に立つと、素早く操作していく。
束「中東部の研究室、全隔壁、防衛システム展開。アフリカ地方・・・・・・・」
クロエ「・・・・・・・・・・っ!束様、やられました。メキシコの奥地です」
束「メキシコ・・・・・・・・・それって!!」
クロエ「はい、開発段階のアレが・・・・・・・」
束「ジョル君!すぐにオーちゃんとスゥちゃんを呼んで!!緊急事態!!!!」
ジョルジュは必死な形相の師を見て尋常ではない気配を感じ、すぐにオータムとスコールに連絡した。
悪意は静かに忍び寄ろうとしていた。
割と平和な亡国機業②借用書
亡国機業本社F5階奥
蒼也が暗部と言っていた少年は本社に戻っていた
??「ただいま戻りました~」
???「ご苦労だったな、向こうに変わりは?」
??「今の所は、このまま何もなければいいんですがね~」
???「あぁ、ところで・・・・・・・・・」
リーダーの少年がある紙を取り出した。大きく『借用書』と書かれていた
???「任務中の烏丸からこれが届いた」
??「・・・・・・・・・・・」
???「・・・・・・・・来月の給料から差し引いておく」
??「蒼也ぁあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
少年の絶望と怒りに満ちた咆哮が本社に響いた。ちなみに借金は結局来月の給料から差し引かれることとなり少年は真っ白になりながら家計簿とにらめっこしていたらしい。