ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中) 作:ハマトラ
ISにちょっとした隠し機能を付けることにした。
これはあの子達が認め、操縦者同士が互いを対等に認め合わないと意味を成さない
きっと使える人は殆どいないだろう。けど、一度絶望した私が再び光を見出だせたのは私が心を許せた人達のおかげだ。
だから私は信じる、この絆の力を使える人が現れることを
一夏と鈴音がヘカトンケイルと対峙し始めた頃、セシリアは一般生徒の避難誘導の為に他の組の代表候補生に協力を呼びかけていた。
その時、丁度1年4組生徒を嗜めていた女子生徒を見つけた。
セシリア「失礼します!4組の代表の方ですか?」
簪「え?うん。4組クラス代表の更識簪、一応日本の国家代表候補生」
セシリア「代表候補生でしたか、私は1組のセシリア・オルコットです!織斑先生より一般生徒の避難誘導の指示を受けました、ご協力を!!」
簪「わかった。まずは脱出経路を確保しないと」
セシリア「ええ、そこの非常通路をこじ開けましょう!」
セシリアはブルー・ティアーズのミサイルビットを部分展開し、非常通路の扉を破壊する。そこから一般生徒が簪とセシリアの誘導に従って避難を始めた。
避難が開始した頃、一夏と鈴音が同時にヘカトンケイルに斬りかかった。ヘカトンケイルは拡張領域から剣を取り出して弾くと、今度は二つのR.P.Gを取り出して二人に向けて撃つ。
鈴音は着弾前に衝撃砲で吹き飛ばし、一夏は矢切の要領で弾道を見極め真っ二つに切り落とした。
一夏「カタログスペックで確認したけど、拡張領域の容量とんでもないな!」
鈴音「丁度いいわよ!折角ノってきてたのに邪魔されて不完全燃焼だったからね!」
一夏「シールドエネルギー大丈夫か?」
鈴音「正直、結構やばい・・・・・・・セシリア早く~」
一夏「教員部隊の人達も今頃鎮圧が終わってる頃のはずだ。それまで、こいつを俺達で引き付ければーーーーーー」
『一夏ぁあああああああああああああ!!!!』
その時、無人となっていたはずの放送室のスピーカーからつんざく様な声が聞こえてきた。放送室の窓を見ると箒がマイクを握りしめていた。
箒『男ならその程度の相手も倒せんでなんとする!!くだらない曲芸にかまけているからその程度の相手に苦戦するのだ!真面目にやれ!剣道をしろ!何の為の篠ノ之流だ!!』
その大声に反応してヘカトンケイルは放送室に目を向ける。そして拡張領域からガトリング砲を取り出して銃口を放送室に向けた。
一夏「あの馬鹿!!」
ヘカトンケイルの咆哮と同時にガトリングが火を噴き、無数の銃弾が襲い掛かる。一夏は放送室とヘカトンケイルの間に立つが迫り来る無数の銃弾を防ぐ方法は一つだけだった。
一夏(まだ使い慣れてないから正直制御が難しい、けど!!)
一夏は利剣・緋皇に意識を集中させて振り上げる。すると、刀身が炎を纏った。
一夏「燃え盛れ!!」
そして着弾寸前まで引き付けて力強く振り下ろした。
一夏「滅!!!!」
炎の衝撃波が迫る銃弾を溶かした。しかし、その銃弾の影からヘカトンケイルが撃ったミサイルが迫る。次の手に移る間もなく着弾し一夏を中心に爆発した。
鈴音「一夏!!!!」
爆煙から一夏が飛び出し、地面スレスレで着地すると鈴音が駆け寄る。灰騎士のボディは損傷していて、爆発の規模の凄まじさを物語っていた。
一夏「大丈夫、だ・・・・・・・・油断した。」
鈴音「無茶しないでよね!やられたのかと思ったじゃない!!」
一夏「わ、悪かったよ・・・・・」
鈴音「少しは頼りにしてよね、私だって守られる側じゃないんだから!」
一夏「・・・・・・・・・そうだな。じゃ、頼りにしてるぜ親友!」
鈴音「任せなさい、親友!」
拳を打ち付け合い、次の兵装を取り出したヘカトンケイルに向き直る。マシンガンを出して乱射するヘカトンケイルに二人は突っ込んでいく。
その時、二人の視界の隅に『core link system on』の表示がされたが目の前の敵に集中していた為気付くことがなかった。
二人を薄い光の線が繋ぎ、動きが飛躍的に向上した。一夏が弾幕を避けて斬りかかる、すると避ける方向がわかっている様に衝撃砲を撃つ。
着弾し、怯んだところを更に一夏が追撃を仕掛ける。
一夏(不思議だ、鈴の動きが解る・・・・・・・・・"焔"はまだ完全に使いこなせて無いけど今なら!!)
鈴音はダブルセイバー"双天牙月"を双剣にして投げつける。剣は幾度と無く曲がりヘカトンケイルに襲い掛かる。
双剣をキャッチして再びダブルセイバーにしてヘカトンケイルの頭上に落下する。
鈴音「師匠直伝!クリムゾンフォール!!」
最後の一撃はヘカトンケイルの右肩を捉え、深々と刺さる。しかし完全に停止したわけでは無く、もがく様に暴れる。
一夏「焔よ!我が剣に集え!!」
鈴音が押さえ込まれながらも2門のガトリング砲を撃とうするヘカトンケイル。一夏は利剣・緋皇に内蔵されたナノマシン"焔"を起動する。刀身が再び炎に包まれ、一撃目で右腕のガトリングを真っ二つにする、二撃目で自分に向けられたガトリングを左腕ごと切り落とした。
一夏「はぁあああああああああああ!!斬!!!!!!!!!!」
一夏の最後の一振りと同時に鈴音は双天牙月を引き抜き離れる。その瞬間、一夏の炎を纏った一閃がヘカトンケイルを捉えた。
斜め一文字に熱で赤く変色した深い斬り傷が入り、今度こそ完全に停止した。
一夏「はぁ・・・・・・・・はぁ・・・・・・・状況報告、予想外のイレギュラーが発生・・・・・・避難中の一般生徒へ被害が及ぶと判断し、時間稼ぎから作戦を変更し無人機を制圧しました・・・・・・・」
千冬『こちら管制室、状況を確認した。一般生徒の避難は今し方終わった。直教員部隊も来るだろう・・・・・・・織斑兄、どうした?返事をしろ!一夏!!』
一夏は一般生徒の無事を確認した直後、気力が切れて気絶した。至近距離での爆発を受けてから今まで、気力で意識を保っていた状態だった。
ヘカトンケイルを倒し、一般生徒達の無事を確認したことでそれが切れたからだ。
鈴音「一夏!一夏!!」
操縦者の気絶により灰騎士は待機形態の太刀に戻り、教員部隊が突入する。
「これは・・・・・・・・彼をすぐ医務室へ!!織斑先生、敵性勢力の鎮圧完了!逃げた主犯も拘束を確認しました!」
千冬『解った、無人機を回収し指示があるまで待機!それと一人放送室に寄越してくれ。危険行動に出た馬鹿を拘束しろ!!』
「り、了解!!」
一夏は担架で運ばれ、鈴音は教員部隊と共に撤収、そして放送室を占拠した箒は、駆けつけた教員部隊によって拘束された。
次回は蒼也とマドカサイドやって後日談に入ります