ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中) 作:ハマトラ
一夏サイド
今年も残すところ数日になった。夏休みは皆と海に行ったのはいい思い出になった、弾がマドカの水着姿に発狂した時は俺と鈴と数馬と蘭の4連コンボは清々しかったな。
数馬の右ストレートからの俺と鈴のダブルラリアット、そして最後に蘭のジャーマン・スープレックス、弾が泡吹いてた気がするが自業自得だろう。
その後、老師の勧めもあり兄弟子のアリオスさんに同行して行ったイギリスやイタリアは修行も兼ねていて楽しくも充実していたし現地で友達も出来た。
今でもたまに手紙のやり取りをしている
そう思い出に耽りながら、俺は昼食の準備を始めた。
一夏「マドカ、昼何がいい?」
マドカ「この後、ちょっと本社にこの子の整備行くようだからすぐに済むのがいいかな」
一夏「じゃあうどんにするか」
冷蔵庫から茹でうどんを取り出した時、携帯が鳴り出した。
???『一夏、今いいか?』
一夏「アリオスさん?いいですけど」
電話の主は俺の兄弟子に当たるアリオスさんだった。
八葉一刀流の弐の型の免許皆伝を持ってる人で亡国機業の特務エージェントとして世界中を飛び回ってる。
それでか結構広いコミュニティーを持っている。
英国貴族から聖教の教皇、聞いた話ではロシア軍の大佐までいるらしい
アリオス『実はフランスの友人が病に伏せってしまったらしくてな、見舞いにお前も連れて行こうと思ってな』
一夏「俺を?」
アリオス『以前お前の事を話してな、機会があったら会ってみたいと言っていたのでな』
一夏「解りました、昼食済ませたら準備します」
アリオス『ああ、1時間後迎えに行こう』
俺は電話を切ると、手早く昼食を準備して済ませるとアリオスさんと海外へ行くことを伝えてマドカを見送り迎えに来たアリオスさんとフランス行きの飛行機に乗った。
一夏サイド終了
フランスに到着した一夏とアリオスは亡国機業のフランス支部に出迎えられた。そこで荷物を受け取り、用意された車で友人宅に送られた。
車が止まり、着いたのは以前行った英国貴族の屋敷程では無いがそれでも広い屋敷だった。
一夏「また凄い屋敷ですね・・・・」
アリオス「だろうな。俺の友人の、テオ・デュノアは世界規模のIS企業、デュノア社の社長だからな」
一夏「今更ですけど、アリオスさん本当に顔が広いですよね・・・・」
アリオス「世界中回り色んな仕事をしたからな」
門が開くと、一人の老執事が出迎えに来た。
「お久しぶりでございます、アリオス殿。」
アリオス「ああ、テオの見舞いに来た。アリアとシャルロットは元気か?」
「お、奥様はお変わりなく・・・・・・シャルロット様は今ご友人と旅行中でして・・・・・・おっと、奥様がお待ちです。どうぞ中へ」
老執事の口振りに違和感を感じた一夏はアリオスに視線を向ける。アリオスも一夏の視線に気付き頷く。アリオスも同じ違和感を感じたようだった。
屋敷の応接間に通されると金髪の女性が座ったいた。
??「アリオスさん、お久しぶりでです。」
アリオス「久しぶりだな、アリア。2年前の警護任務の時以来か?」
アリア?「え?・・・・・・ええ、そうね。今日は主人の為にわざわざ日本から来ていただいて・・・・」
アリオス「気にするな、紹介しよう。俺の弟弟子の一夏だ。」
一夏「はじめまして、織斑一夏です」
アリア?「これは御丁寧に」
アリオス「早速テオに会いたいのだが・・・」
アリア?「すみません、主人は主治医から面会謝絶と言われていまして・・・」
アリオス「そうか、俺達はしばらくフランスに滞在する。何かあれば亡国機業のフランス支部に連絡してくれ。」
アリオスはそれだけ告げると一夏を連れて足速に屋敷を後にした。
一夏「アリオスさん・・・・・」
アリオス「・・・・・・・ああ、あの執事もアリアも様子がおかしい。いや、屋敷全体の空気がおかしい。調べる必要があるな、一夏はそれとなくデュノア社近辺を探ってくれ。俺は屋敷に潜入する」
一夏は頷くと車のトランクから竹刀袋を取り出した。中に入っているのは普段愛用している刀で亡国機業から許可証を得ている為警察に職務質問されても対応出来るようになっている。
一夏は車に乗り運転手に行き先を告げてデュノア社に向かい、アリオスは屋敷の影に身を隠した。
一夏はデュノア社近辺を怪しまれないようにうろつき聞こえてくる話に耳を傾ける。
「社長、重い病気って聞いたけど大丈夫かな?」
「そういえば聞いたか?社長が倒れた直後から娘さん行方不明だってよ」
「シャルロットちゃんだろ?あんないい子が家出するわけ無いし・・・」
一夏(デュノア社長の娘が行方不明?旅行中って聞いたけど・・・・)
その時、遠目に複数の人影が何かを追って森林公園の奥へ消えて行くのが見えた。
一夏(・・・・・・・見るからに、怪しいよな)
一夏は人影を追って森の奥に向かって走って行った。
一人の帽子を深く被った少女が息を切らせながら森の中を走る、そのすぐ後ろには拳銃を持った男が数人追いかけて来た。
男達は拳銃を向けて発砲する、サイレンサーが着いているらしく銃声は小さい。
慌てて木の影に隠れると木の銃弾が数発命中する。
「手間取らせてくれるな、ったく」
「嬢ちゃんに恨みはねぇけど、依頼主がお前に生きてられたら困るらしくてな。殺すにはもったいない気がするが・・・・・」
回り込まれて再び銃口を向けられる。恐怖で完全に足が動かなくなった少女に銃弾が襲い来る。
その時、誰かに手を掴まれて強引に引っ張られ抱き留められる。
自分と同い年くらいの少年でその手には一振りの鞘に納められた刀を持っていた。
「なっ!お前いつの間に!!」
一夏「女の子相手に随分と物騒だな。ナンパってわけでも無いか」
「見られた以上、お前も生かして帰さねぇぞ!!」
男達が銃口を向けるが、一夏は至って冷静だった。
一夏「少しそこにいて」
一夏は少女の前に立つと刀の柄を握り、居合いの構えをとった。
「侍ごっこはあの世でやってろ!」
??「危ない!!」
一夏「八葉一刀流、四の型・・・・・・」
男達が引き金を引くより早く一夏が動いた。一夏は抜刀しながら男達の間を駆け抜ける。
一夏「"紅葉切り"」
剣閃が閃き、男達の手に持つ銃が一斉に真っ二つに切り裂かれた。
「・・・・・・は?」
「・・・・・・・・え?」
あまりにも突然すぎて男達は間の抜けた声を出す、一夏は刀の切っ先を男達に向ける。
一夏「まだやるか?」
「じ、冗談じゃねぇぞ!!」
「本物の侍が出てくるなんて聞いて無いぞ!!!!!」
男達は真っ二つになった銃を捨ててすぐに逃げていくのを見て、一夏は刀を鞘に納めた。
一夏「まだ粗いな、この分じゃまだ初伝止まりだな」
銃の斬り口を見て自分の未熟さを痛感していると再び携帯が鳴った。
一夏「アリオスさん、そっちは何か?」
??「アリオスさん?」
アリオス『ああ、予想していた通りの出来事が起こっていた。』
一夏「・・・・・・・・じゃあやっぱり?」
アリオス『お前も気付いていたか、そう・・・・・・・・・・・・
あのアリア・デュノアは"偽物"だ。』
一夏の刀は普通の日本刀です。
リインの太刀は後々別の形で一夏のになります