ノンビリまったりとしすぎてはいるとは思いつつも、カード調べつつデッキ内容考えたり展開考えたり……遊戯王二次は結構頭使いますよね。
いや、まぁ他の作者様皆さんやってるのだから当然といえば当然なのですが……まぁ、そんなことはさておいて(さておくな)
まだデュエルパートではありませんが、現在頑張って執筆しておりますので、誠に申し訳ありませんが、ゆっくりとお待ちいただければと思っております!
ARC-V 11話-1
結局あの後は原作通りLDS教師が襲撃に会ったという一報が届いたらしく、こちらに勝利を預けると言う事で勝負は中断、勝敗は引き分けとなった。正直、勝てそうだったからこっちの勝利なのは分かるけど……やっぱり不完全燃焼だ。この燃え残りを処理したいんだけど……どうしたものかなぁ…………あ、遊矢? 遊矢は……
「遊矢……? ねぇ……」
「ペンデュラム召喚は俺と兄さんだけのものだったのに、なんで……(ブツブツ)」
「…………遊矢が返事をくれないのツラい……」
と、ご覧の通りネガティブモード。正直、俺が頑張ってもアレ。もうお手上げ状態。というか俺が声かけても遊矢に相手にされてなくて正直辛い。俺も(遊矢が反応くれなさ過ぎて)久しぶりにネガティブになりそう。
「遊牙君、遊矢の事は私に任せなさい!」
「……まぁ、期待せずにいます」
とりあえず、原作通りになることを期待して、塾長に任せることにして俺は遊勝塾を後にする……と、何か知らんが衣音が隣にいた。
「……んだよ、衣音。お前は6連勝目指すためにデュエルスクール巡りするんじゃねーの?」
「いやさ、ダチが悄気てんのにんな悠長なことできっかよ……」
……なんだ、意外といいやつじゃん。絶対裏ありそうだけど。
「……お前、ゼッテー勘ぐってんだろ!!」
「あ、バレた?」
「せめて嘘でもそんなことないとか言えよ!? ……まぁ、本音言うと今から行くデュエル塾の場所知らねーから教えてほしいだけなんだけど」
あ、やっぱりか。ってか、コイツが行くデュエル塾ってどこだっけ……
「な、この伝統決闘塾って知ってるか?」
「正確に場所を覚えてるかわかんねーけど、行った事ならある」
「お、じゃあ連れてってくれよ」
「別にいいぞ」
まぁ、遊矢が復活するまでの間、どっかで野良デュエルしようかと思ってたけど……コイツのデュエル久し振りに見てみるか……
「なぁ、歩きながらお前のデッキの内容見てもいいか?」
「……そういや、雄牙って無駄に器用だったな。別に良いけど」
~~~~~~
道中にアイツのデッキを見たが……相変わらずの凶悪さだった、うん。しかもこのデッキもこの世界では当然ガン回りする。まぁ、今回の相手が誰かはしらねーけど……誰と当たってもヤベー事に変わりはないんだよなぁ……そんなこんなで到着した伝統決闘塾の戸を叩く
「いらっしゃい……っと、榊遊牙君久し振りだね。去年ぶりかな?それに今日はどんな用事で?」
「あぁ、お久しぶりです、玲座塾長。もうそんな経ちますか……あと、用事があるのは俺じゃなくて、俺の知り合いなんですけど……連戦の頭をお願いしたくて」
「あぁ、成る程ね。うちもまだ出場資格獲ていない子がいるんだが……丁度良いから彼と戦わせようか。ちょうど彼もいることだしね」
え、あのメンツでまだ勝率6割行ってない&6連勝達成出来ていない奴いるのかよ、うっそだろ!? ……いや、いるな。できていない可能性のある奴いたわ。
「それじゃ、折角だし遊牙君もおいでよ。皆君と会うの楽しみにしてたんだよ。あの羽蛾プロとのデュエルの時の話も訊きたいってさ」
あれ、かぁ……何とかデュエル内容に持っていけないかなぁ……って考えながらも俺と衣音は玲座塾長(本名:
「そういや、ここのデュエル塾ってどんな場所なんだ?」
廊下を歩いている途中でそんなことを訊かれた。俺としては言うべきか迷ったけど……本気を出させるために敢えて言うことにした。
「ここ?ここの塾生に本気のデュエルをさせたらLDS生は勿論プロをも凌ぐと言われている隠れたジュニアユース最強クラスの6人が在籍するデュエル塾だ。その6人はLDSから生徒の引き抜き案件を持ってこられて、それを固辞して、当時のユースクラスでの最強クラスを連れてこられたにも関わらず殆どがノーダメで返り討ちにした強者揃いだよ」
「…………は?」
うん、衣音。その反応は間違ってない。だが、アイツらはマジでヤバいメンツなんだ……
なんか、雄牙からとんでもないこと言われたんだが……気のせいだよな? うん。そう思うか!
「おーい、
「なんだよ、塾長!」
「冬馬、塾長相手に敬語を使えと言ってるだろう?」
「いーじゃねーかよ、
……この人、塾長だよな? 塾生にタメ使われてっけど…………んで、やってきたのは赤い髪の中坊くらいの男子と青い髪の同じくらいの男子……どうやら話の内容的に戦うのは赤髪の方だな。
「まだ50戦してないだろ、勝率もギリギリだし……」
「う、でもあと1勝でちゃんと6割乗るぜ!!」
しかもこれ俺が勝てばコイツ6割乗らねぇのか……なんっだこれ……まぁ、勝つけど。
「というわけで冬馬には彼と戦ってもらう。名前は……」
「あ、道田衣音って言います、宜しくお願いしますね!」
え、キャラが違う? いつも通りだけどな
「おー、そっか。俺は
「よし、それじゃあデュエルフィールドに行こうか!」
「おう!」
「宜しくお願いします!」
~~~~~~
さて、アイツのデュエル見るの久しぶりなんだよなぁ……
「久しぶりだな、遊牙。去年はよく来てたのにどうしたんだ?」
「まぁ、色々あってな……」
因みに俺の隣にいる青髪の中学生くらいの少年は
「お、遊牙じゃないか!」
「久しぶりだな」
「元気にしてた?」
「研鑽は積んでいるか?」
「久しぶり、亜代に康介と俊介、それに星也。今回は俺のデュエル目的で来たんじゃないけどな」
俺が亜代と呼んでいる明るい茶髪の青年が
そして彼らに共通するのは……
「「「「「久しぶりに俺(僕)とデュエルしようぜ(しないか/しない)?」」」」」
「うん、全員一度にってのは無理だし、テーブルデュエルで良いなら構わないが……連敗する未来しか見えねぇ」
全員が全員デュエルタクティクスが最高クラスであること。割と真面目に全員が強すぎるからヤバいんだよな……具体的に説明するなら……
康介はシンプルに強い。デッキ構築も当然のことながら、デッキパワーの高さも除去も制圧力もある。平均的に高いから強い。双子らしく俊介のタッグは本当に強い。デッキ内容は主に【ブラック・マジシャン】や【戦士族魔法使い族混合】を操る。
俊介は丁寧なプレイングで確実に制圧してくる。一手一手が着実で気が付いたら俊介の手の上で踊らされていたなんてザラだ。双子らしく康介のタッグは本当に強い。デッキ内容は【磁石の戦士】や【アルカナ・ナイト・ジョーカー】がメインだ。
亜代は逆境に特に強い。ある程度制圧したはずなのに気が付いたら1ターンで戦況を覆されるし、そのままデュエルが終わってしまう事なんて日常茶飯事だ。デッキは【通常モンスター軸E・HERO】と【ネオス軸E・HERO】が主だ。
星也は一瞬の展開スピードが6人の中で最速。1回展開を少し許しただけでいつの間にか盤面が星也有利の盤面になっている……なんて見慣れた光景だ。デッキは【ジャンクドッペル】や【ジャンク・シンクロン】をメインで使っている。
明日眞はカードアドバンテージを重視した徹底した守りが堅い。攻め切る事が出来ず攻めあぐねているとアッとい間に負けてしまう。またサポートが強いのもコイツの特徴だ。デッキ内容は【ランク4エクシーズ】や【超量】がメインだ。
そして、今衣音が相対している冬馬はこの中では一応一番
それでも俺はシングルデュエルで負け越している。その理由は単純明快。常識に捕われない発想や戦い方をするタイプの戦法だ。多分、衣音は少しデュエルの相性は悪いかもしれない。デッキ内容としては普通だけど……この世界じゃあ珍しいエクシーズ使いだ。まぁ、それでも十分普通じゃないんだが……
「お、あっちはフィールド決まったようだな」
亜代の声に思わずそっちへ振り向くと……何か構えてるな。フィールド決まったらしい。まぁ、ここのは少し特殊でデュエルが始まると外からはデュエル中の様子が見えないんだが……その代わりお互いのフィールド状況が見れるようになっている。
「んじゃ、わりぃけどあっち見させてくれね?あれ終わったらいくらでもやったるよ……」
コイツら全員相手するとなったら負けまくりそうだけど……もう仕方ない。こうなったらヤケだ。
『それじゃあ、行くぜ!』
『よろしく』
『『デュエル!!』』
……さて、どうなるかな?
ちなみに今回登場した伝統決闘塾の生徒はあくまでモブでございます。
え、モブなのに名前があるしモブなのにキャラが濃すぎると?ハッハッハッ
ご安心を、濃いのは自覚しております()
ちなみにモデルとなってるキャラは一応居ますが、そのキャラとは完全無縁のただの名前のあるモブでございます。ご安心くださいませ。