ご注文はうさぎですか? 下宿人は男の娘!?   作:ミツフミ

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最近涼しくなったとはいえ、まだまだ暑い日が続くこの頃。
みなさんどうお過ごしですか?

さて、今回でいよいよアニメ1話の内容が終わります。
そして(私が)待ちに待ったあのコーナーが久しぶりに登場!
そんな13話本編をどうぞ!


かんげい4

「~♪」

 ラビットハウスを出た3人は今、リゼの家に向けて歩いている。

 そしてリゼは気分が良いのか鼻歌を歌っていた。

 

「リゼちゃん、どうしたの? なんかご機嫌だけど。」

「ん? あぁ、なんかこういうの良いなって思ってな。」

「「?」」

 

 由紀の質問に答えたリゼの言葉に冬華と由紀は首を傾げた。

 

 

 それを見てリゼは話し始める。

 

 昨日バイトが終わって更衣室で着替えている時、横で夕食を一緒に作ろうと楽しそうに話しているココアとチノを見て羨ましく思った事を。

 2人がまるで姉妹のように話していて、ひとりっ子で昔から兄弟姉妹というものに少なからずの憧れを持っていた自分は、2人の姿を余計に羨ましく思ってしまった事を。

 

 そしてそのせいで、1人で家に帰るのが少し寂しかった事を……。

 

 

「「……。」」

 

 その話を冬華と由紀はただ黙って聞いていた。

 何故なら、少し前を歩くリゼの顔は、後ろを歩く2人の位置からは見る事は出来ないが、2人はリゼの声色から彼女が悲しんでいるのは分かったから。

 

 

「だから、今朝親父から、『下宿人が来る』って聞いた時は驚いたし、嬉しかった。

 だけど嬉しい反面、どんな奴が来るのか知らないから、仲良く出来るか不安だったんだ。でも、」

 

 そこで一旦言葉を止めたリゼは、その場で立ち止まり、冬華と由紀の方にクルリと振り返る。

 

 

 

「2人とは仲良く出来そうだ。これからよろしくな。」

 

 

 

 2人の顔を真っ直ぐ見て笑顔でそう言うリゼの顔は、照らされる夕日に負けない位輝いていた。

 

 

 

ーー13話 かんげい4ーー

 

 

 その後、リゼに連れられてリゼの家に辿り着いた冬華と由紀は、初めて目にするリゼの家の大きさに驚いたり、3人を出迎える為にズラリと並んでいた黒服とメイドの多さに驚いたり、無事に理座(リゼの父親)に挨拶した後に出された夕食の豪華さに驚いたりと、圧倒されっぱなしだった。

 

 

 そして、

 

「ここが今日からトウカが使う部屋だ。」

「おぉ!」

 

 夕食後、リゼに案内された部屋はとても広く、テレビやシャワールーム等も付いており、そこら辺のホテルの部屋よりも豪華だった。

 

 

「で、こっちがユキの部屋だな。」

「わぁ!」

 リゼは冬華の左隣の部屋の扉を開ける。

 由紀の部屋となるその部屋の中は、冬華の部屋と同じ間取りだった。

 

 

「じゃあ、私の部屋は隣だから何かあったら私に言えよ。」

「「ありがとう、リゼ(ちゃん)」」

 

 由紀の左隣の部屋に入っていったリゼに2人はお礼を言ってから、冬華と由紀はそれぞれの部屋に入る。

 

 そして冬華は、部屋に届けられていた自分の荷物を早速開封していった。

 

 

――――

 

 

「ふぅ、さっぱりした~」

 数時間後、荷物の整理も終わり、お風呂から上がった冬華はベッドに寝転ぶ。

 寝転んだベッドはとても心地よく、徐々に眠気が襲ってくるのを冬華は感じた。

 

 このまま寝てしまおうと意識を沈めていく冬華だったが、扉をノックする音で目を覚ます。

 

 

「はーい」

 

 

 扉を開けるとそこには、

 

「やっほー、トー君。遊びに来たよ。」

「や、やぁこんばんは、トウカ。」

 

 いつも通りの由紀と、その由紀に背中を押されて若干赤くなったリゼが立っていた。

 

 

 就寝前なのか由紀もリゼも寝間着姿で、リゼはツインテールの髪も下して、何故か眼帯をしたうさぎのぬいぐるみを抱えている。

 寝間着姿という恰好のせいか、手に持つぬいぐるみのせいか、それとも顔が赤くなぜかもじもじしているせいか、出会った時から見せていたリゼの凛とした雰囲気は影を潜めていた。

 

 

「? リゼどうしたの?」

 そんな今までの態度と違うリゼに冬華がそう問うと、

 

「わ、私は止めたんだ! いくら同じ屋根の下に住む事になったとは言え、やっぱり夜に年頃の男の子の部屋に行くなんて/// で、でも、ユキが『大丈夫だから』と無理やり連れてきて……、それでその、」

「?」

 

 段々と尻すぼみになっていくリゼの声に、冬華はキョトンと顔で頭に?マークを浮かべる。

 

 

「……と、トウカは気にしないのか?」

「? なにが?」

 そんな冬華の表情を見て、リゼは何かを確認するように聞くが、またもや頭に?マークを浮かべられた。

 

「……。」

「ね、言ったでしょ? トー君とはそんな事にはならないから大丈夫だって。」

「? ユキ、何の話?」

「ううん、こっちの事。」

 

 冬華の態度に唖然としたリゼ。

 そのリゼに向かって明るく言う由紀の言葉が気になり、冬華が由紀に質問するが、曖昧に答えられてうやむやになってしまった。

 

 

 

 その後、何故か吹っ切れた表情になったリゼと、いつも通りの由紀を部屋に通した冬華は、部屋にあったクッションを2人に渡して自分も座る。

 

 そして3人で色んな話をして、気付いたらいつの間にか寝てしまった2人をベッドに運んで、自分は床に毛布を敷いて眠りについた。

 

 そして次の朝、冬華が部屋を出て行った後に目を覚ましたリゼが、冬華のベッドで寝ていた事に気が付いて、顔を赤くしたのはまた別の話だ。




次回予告という名のトークコーナー
(がっこうぐらし第1話風、次回予告!)


由紀「ティッピーってさ、モフモフだよね。後、賢い!」
冬華「うん、そうだね。」
由紀「コーヒーも淹れれるし、お会計もキチンと出来るんだよ。」
冬華「それは無理でしょ!?」

「「次回、下宿人は男の娘!? 第14話、“にゅうがく”。」」

ーーーー


今回の話で漸く、ご注文はうさぎですか?第1話、“ひと目で尋常でないもふもふだと見抜いたよ”の内容が終わりました。
オリジナルを入れ過ぎたせいで4話構成になってしまって申し訳ないです。

そして既に気付かれた方もいると思いますが、次回予告がオリジナルだった今までと違い、がっこうぐらしの第1話のものに変えました。

これからの次回予告はこのようにやっていこうと思ってます。

それはさておき、第6話に当たる話の次回予告どうしよう……。
とりあえず黒崎 真音さんのアフターグロウを聞いてアハ体験しながら考えて行こうと思います。
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