勇者とんぺいの冒険   作:にらりめっこ

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前回のあらすじ

クズ集団になる一歩手前で王様からスズメの涙ほどの情報を得たとんぺい一行。

目指すはワカヤマ村。果たして魔王の情報は得られるのか!?


第十一章 「モンスターじいさん」

 

 

 

~平地~

 

 

 

…………………………………

 

…………………………………

 

…………………………………。

 

 

 

とんぺい

『なぁ、スーザン。ワカヤマ村まであとどれくらいだ?』

 

スーザン

『そうですね…あと半日も歩けば着くかと。』

 

キャス

『えぇ!?まだそんなに歩くの!?信じらんない…もぉ疲れたよ…』

 

ぴーやん

『文句を言うな。これから先もっと厳しい旅が待っているんだぞ。』

 

 

スーザン

『そうですよ。キャス。ぴーやんさんの言う通りです』

 

 

キャス

『はぁ。旅ってのは疲れるんだねぇ…』

 

 

とんぺい

『あっ、そうだ…』

 

 

 

とんぺいはケータイを取り出した。

 

 

スーザン

『とんぺいさん、なにをしているんです?』

 

 

とんぺい

『あ?ああ、ヒマ潰しにお前がどんだけ腕利きの僧侶か見てやるんだよ。』

 

ぴーやん

『まあ、恒例のようなものだ。』

 

キャス

『だね~。』

 

 

 

 

ピッ、ピピッ

 

 

 

 

////名前////職業////LV//HP//MP

とんぺい//勇者////18/155//72

ぴーやん//戦士 ///19/174///0

キャス///魔法使い/13//75//88

スーザン//僧侶////17/102//95

 

 

 

 

 

 

とんぺい

『…うん、まあ、なんつーの……普通だね。』

 

 

ぴーやん

『…ほう。ツッコミどころが特にないな……まあ、普通だな。』

 

 

スーザン

『…なんか逆に恥ずかしいんですが…』

 

 

とんぺい

『…うん、まあ…なんだその、気にすんな。大した暇つぶしにならなかったなー。くらいにしか思ってないから。』

 

スーザン

『あっ…いや、だからそれが嫌なんですけど…』

 

 

 

とんぺい

『………………………………。』

 

 

 

スーザン

『………………………………。』

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………

 

……………………………………

 

……………………………………。

 

 

 

 

 

 

 

~ワカヤマ村~

 

 

 

キャス

『やっと着いた~!もうヘトヘトだよぉ~。とりあえずシャワー浴びたいー』

 

 

スーザン

『ワカヤマ村…着きましたね。』

 

 

ぴーやん

『さて、とりあえず王様が言っていた、じいさんを探してみるか。』

 

 

とんぺい

『ハラ減ったな~』

 

 

 

じいさん

『……お主ゅらか。勇者としょの仲間達と言うのは。』

 

 

とんぺい

『おわ!?…んだじじい!急に喋りかけんな!びっくりしたろ!!』

 

スーザン

『あなたは?』

 

 

じいさん

『わしゃ魔物にちょー詳しい、モンスターじいさんじゃ!』

 

 

ぴーやん

『む?じいさんがオオサカ城の王様の言っていたやつか?』

 

 

モンスターじいさん

『そうじゃ。王しゃまから話は聞いておりゅ…。』

 

 

キャス

『話って…どーやって聞いたのさ?』

 

 

 

 

 

モンスターじいさん

『…LINE』

 

 

 

スーザン

『…らいん?』

 

 

ぴーやん

『なんだそれは?とゆーかすごい発音良かったな。』

 

キャス

『えっ?なになに?どこの人?どこの言葉?』

 

とんぺい

『良くわかんねぇけど、今の一言でストレスがすげー溜まった』

 

 

モンスターじいさん

『まあいいんじゃ。しょれは置いといて…お主ゅらは魔王のことが聞きたいんじゃろ?』

 

 

スーザン

『はい。そうです。魔王について何か知りませんか?』

 

 

モンスターじいさん

『魔王の事についてはわしもわからん。』

 

 

とんぺい

『はあ!?ふざけろ!じじい!!ここまで来てムダ足かよ!』

 

モンスターじいさん

『じゃから…魔物の王の事は魔物が一番知っちょるじゃろ。』

 

スーザン

『…どういう事でしょうか?』

 

 

モンスターじいさん

『ここより西へ行くと洞窟がありゅ。しょこには魔王の側近と呼ばれる魔物が住みゅついておるのじゃ。しょいつに聞いた方が早いじゃろて。』

 

 

ぴーやん

『なに!?魔王の側近!』

 

 

モンスターじいさん

『ああ、じゃがしょの魔物はすこぶる強いじょ。よくわからんが。たぶんすこぶる強いじょ。そんな気がしてならない。すこぶる。』

 

 

とんぺい

『軽くラリってんじゃねぇよ。』

 

 

ぴーやん

『魔王の側近か…そいつからなら魔王の情報を得られそうだな』

 

 

とんぺい

『よし。んじゃ行くか!』

 

 

スーザン

『ちょ、ちょっと待って下さい!なんの考えもなしに敵の陣地に飛び込んで行くのは危険だと思います!』

 

キャス

『そ、そーだよ!とりあえずシャワー浴びた方が良くない!?』

 

 

とんぺい

『…なーに今さらビビってんだよ!?とっとと魔王ブッ倒して俺はぐーたらしてぇんだよ!』

 

ぴーやん

『まあ、魔王の居場所を突き止めて一刻も早く倒すというのは俺も賛成だ』

 

 

スーザン

『………確かにそうですね。世界を救えるのは私達だけ…行きましょう!被害が大きくならない内に』

 

キャス

『うそん…シャワー…』

 

ぴーやん

『うむ!じいさん。俺たちはそこに向かう。情報感謝する!』

 

モンスターじいさん

『す、すこぶる…』

 

とんぺい

『よし!…行くぞっ!!足洗って待ってろよ魔王の側近とやら!!』

 

 

ぴーやん

『くび…まあいい。行こう』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第十一章完~

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