勇者とんぺいの冒険   作:にらりめっこ

14 / 19
前回のあらすじ

王様からのスズメの涙程度の情報が、まさかまさかの魔王の側近の居場所まで辿り着いた!
スズメの涙は進化を遂げたのです。まさにポッポがピジョンになるかのように…

て事で!いざ、側近のいる洞窟へ!…勝てるの?強いらしいじゃん。すこぶる…


第十二章 「待ち受ける絶望」

………………………………

 

………………………………

 

………………………………

 

 

 

 

〜平地〜

 

 

 

キャス

『ねぇねぇ…魔王の側近ってどれくらい強いのかな?』

 

とんぺい

『知るかっ!そもそも俺は、魔王の強大さ的なもんすら未だに感じられてねぇからな!』

 

ぴーやん

『確かに魔王がどれくらいの強さなのかはわからんが、この溢れかえった凶暴な魔物達を支配しているくらいだからな』

 

スーザン

『凶悪…そして強大な力を持っている事は確かですね。』

 

 

キャス

『でも案外あっさり倒せちゃったりして〜?♪』

 

 

スーザン

『はぁ…。お気楽ですね…』

 

 

 

とんぺい

『おっ、あれじゃねえか?』

 

 

スーザン 『どうやら辿り着いたみたいですね。』

 

 

ぴーやん

『魔王の側近か…。一体どれ程の実力を持っているんだ』

 

 

…………………………

 

…………………………

 

…………………………。

 

 

 

〜洞窟 入口〜

 

 

 

スーザン

『近くまで来るとなにか息苦しいですね…』

 

ぴーやん

『ああ。禍々しい空気だ…』

 

スーザン

『この感じですと、側近の部下達もかなり手強そうですね…』

 

ぴーやん

『ああ、複雑な作りになっていなければいいが…罠とかにも気をつけなくてはな』

 

とんぺい

『どうにかなんだろ!さっさと側近てのをブッ倒して魔王の居所吐かせんぞ!』

 

 

スーザン

『…では、中へ入りますよ。』

 

とんぺい

『おう!』

 

キャス

『いきなり側近さん居たりして♪』

 

ぴーやん

『バカな事言ってないで気を引き締めろ!』

 

 

とんぺい

『おーし!入るぞ!』

 

 

 

 

タッタッタ…

 

 

 

 

 

 

魔物

『なんだ貴様ら…』

 

 

 

腕に「側近」というタトゥーが刻まれている魔物が座っている。

 

 

 

全員

『いきなりいたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!』

 

 

 

 

 

魔物

『まさか人間がここに来るとはな…生きては出れないぞ』

 

 

とんぺい

『てめえが魔王の側近か!』

 

 

魔物

『…何故それが分かった?』

 

 

キャス

『うでうでうで〜腕だよ〜』

 

とんぺい

『勇者の第六感ってやつよ!』

 

キャス

『違うでしょ〜うでうで〜腕でしょ〜』

 

魔物

『一目見ただけで俺の正体を暴くとは…まさか…貴様が勇者か?』

 

キャス

『ん〜?おかしいぞ〜完全に名乗ってたハズだぞ〜?』

 

 

スーザン

『……………。』

 

ぴーやん

『な、なかなか頭の弱い相手らしいな…』

 

 

とんぺい

『ふん!てめえこそ良く俺が勇者だって分かったな!そこは褒めてやるぜ』

 

 

ぴーやん

『互角だった…』

 

スーザン

『不安になってきました。何もかも…』

 

 

魔物

『人間に褒められる必要はない。…それから、冥土の土産に教えとこう。俺の名はブザン…魔王様の右腕だ。』

 

 

とんぺい

『はっ…別に自己紹介なんてどーでもいいんだけどよ…俺はとんぺい。冥土の土産に教えといてやんよ!!』チャキンっ

 

 

とんぺいはブザンに刃を向けた。

 

 

ブザン

『相当…死にたいらしいな』グッ

 

スーザン

『来ますっ!』

 

 

 

 

 

 

ブザンが現れた!

 

 

 

 

とんぺいの攻撃。ズバッ

 

 

ブザン

『…どうした?本気を出せ。』

 

ぴーやん

『な、なに!?』

 

とんぺい

『…くそがぁ!余裕かましてんじゃねぇぇぇ!!』

 

 

 

とんぺいの攻撃。ズババっ!

会心の一撃。

ブザンは勢い余って吹っ飛んだ。

 

 

とんぺい

『へっ!見たかクソヤロー!』

 

 

ブザン

『……………………。』

 

 

キャス

『おお!モロに直撃〜!』

 

ぴーやん

『やったか!?』

 

 

ブザン

『はぁ…勇者と聞いたからもう少し骨があると思ったんだがな。』

 

 

とんぺい

『…………!?』

 

スーザン

『き、効いてない!?』

 

ブザン

『こんなものか。所詮は人間だな』

 

キャス

『う…そ。バケモンじゃん』

 

ぴーやん

『ひ、怯むな!全員で行くぞ!』

 

 

 

ブザン

『もういい…』ババッ!

 

 

ブザンの攻撃。ばくれつけんを放った

痛恨の一撃。

 

 

ドンっ!バンっ!ドスっ!ドスっ!

 

 

 

とんぺいにダメージ。

ぴーやんにダメージ。

キャスにダメージ。

スーザンにダメージ。

 

 

 

とんぺい

『ぐわっ!』

 

キャス

『きゃあああ!』

 

スーザン

『うわああ!』

 

ぴーやん

『ぐはっ!…おいおい、シャレになんないぞ…』

 

 

スーザン

『こ、これは非常にまずいですね…』

 

 

キャス

『うう…はぁ…はぁ…』

 

 

スーザン

『キ、キャス!!』

 

 

ぴーやん

『しっかりしろ!キャス!…やばいな。とんぺい!ここは一旦引くぞ!!』

 

 

とんぺい

『……………………。』

 

ぴーやん

『おい!とんぺい!聞いてるのか!?』

 

 

ブザン

『次で…皆殺しだ。』

 

 

ぴーやん

『お、おい!とんぺい!』

 

とんぺい

『な、なんだよこれ…足が…動かねえじゃんか…』ガクガク

 

ぴーやん

『お、お前…』

(あのとんぺいが身震いしている…!?尚更マズイ状況だ)

 

 

とんぺい

『お、おいぴーやん…俺の足どーなってんだよ…』ガクガク

 

 

キャス

『はぁ………はぁ……』

 

スーザン

『このままだとキャスが!…皆さん急いで撤退を!』

 

 

とんぺい

『くそっ!この足が…くそっ!くそ…

 

 

ボコッ!

 

ぴーやんはとんぺいに殴りかかった。

 

 

とんぺい

『ぐっ…ってえな!なにすんだよ!』

 

 

ぴーやん

『とんぺい。落ち着け…こんな所で全滅する訳にはいかない。ここは退くぞ。もう足は動くな?』

 

 

とんぺい

『ん…あ、ああ。』

 

 

スーザン

『キャスは僕が担ぎます!皆さん早く逃げましょう!』

 

ぴーやん

『よし。…走れ!』

 

 

ブザン

『逃げる気かっ!?』

 

 

ぴーやん

『早くっ!急げ!』

 

 

 

 

タッタッタ…

 

 

 

 

とんぺい達は逃げ出した。

 

 

 

 

………………………………………

 

………………………………………

 

………………………………………。

 

 

 

スーザン

『はぁ、はぁ…ここまで来れば…』

 

ぴーやん

『なんて奴だ…あのまま戦っていたら間違いなく全滅だ。』

 

とんぺい

『…ちくしょう!!』

 

 

ぴーやん

『とんぺい…』

 

 

スーザン

『とりあえずキャスの手当てを…

 

 

 

 

 

 

『逃がさんぞ…』

 

 

 

 

 

とんぺい

『…!?』

 

ぴーやん

『なんて事だ…』

 

スーザン

『さ、最悪の展開ですね…。』

 

 

 

 

 

 

『これで…終わりだ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第十二章完~

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。