洞窟に待ち構えていた、魔王の側近 ブザン。
想像以上に強く、いつも強気のとんぺいですら震えるレベル。
そして、キャス瀕死。
なんとか逃げ切った一行だったが…
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ブザン
『俺から逃げられると思ったか?』
ぴーやん
『くそっ!ここまでか』
スーザン
『…皆さん、逃げて下さい。僕が相手をします』
とんぺい
『…あ?お前何言って…
ぴーやん
『俺も残ろう。…とんぺい。キャスを連れて逃げてくれ』
とんぺい
『おいおい…お前ら頭おかしくなったか?二人だけ残ってどうなんだよ!?無駄死にしてぇのか!?』
ぴーやん
『…よく聞けとんぺい。今現在この世界に勇者はお前1人…魔王はお前が倒さなくちゃならないんだ』
スーザン
『僕達の代わりはいくらでもいます。しかし勇者の代わりはいないんです』
ぴーやん
『…言いたいことはわかるな?…早く行け』
スーザン
『ここは命を懸けてでも食い止めます。さあ早く!!』
ブザン
『人間ごときが…俺を止めるだと?なめるな…』
とんぺい
『…ふざけんな。なんでお前らに従わなくちゃならねぇんだよ!』
ぴーやん
『とんぺい!!いい加減に…
『可哀想だよ…』
ぴーやん
『ん!?』
キャス
『はぁ…はぁ…そ、それじゃあ…とんぺいが可哀想じゃん…』
スーザン
『キャス!!』
キャス
『代わりなんていないよ…はぁ…はぁ…ぴーやんとスーザンだって…世界に一人しかいないんだよ…?』
ぴーやん
『おいキャス!どこへ行く!』
キャス
『わ、私が…なんとかするよ…はぁ…はぁ…』
スーザン
『な、なに言ってるんですか!』
ぴーやん
『そうだ!そんな身体で…!』
キャス
『はぁ…はぁ…と、とっておきが…あるんだ…えへへ…♪』
ブザン
『なんだ?そんな虫の息で俺に挑むか。…よかろう。一瞬で終わらせてやる…その後お前の元に奴らも行く。安心して死ね。』
キャス
『はぁ…はぁ…し、死ぬのは………あんた。…と”私”だよ。』
スーザン
『キャス!ま、まさか…!?』
キャスはメガンテを唱えた。
ブザン
『な、なんだと!?』
キャス
『…やぁぁぁぁぁぁぁ!!』
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ドゴーーーーン!!
ブザン
『き、貴様ら人間ごときに…こ、この俺が……………ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
ブザンを倒した。
スーザン
『キ、キャスーーーーー!!』
とんぺい
『あんの…バカ野郎が!』
スーザン
『キャス…キャス…』
スーザンはキャスを抱きかかえた。
キャス
『…………………』
スーザン
『キャス…なんで…』
とんぺい
『……………。』
ぴーやん
『無茶な事を…』
とんぺい
『どいつもこいつも…勝手な事してんじゃねぇよ!!クソっ!』
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ピカァァァァァァ!!
あたり一体が光に包まれた。
スーザン
『え…?』
ぴーやん
『なんだ…この光は…』
とんぺい
『…………………!?』ドクンッ
【北西の天より光射し込む時、世界樹に桜が実ろう。】
とんぺい
『せ、世界樹の…桜…』
ぴーやん
『どうしたとんぺい?何を言ってる?』
とんぺい
『まだ…まだ終わってねぇよ』タッタッタ…
スーザン
『あっ、とんぺいさん!どこへ行くんですか!?』
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~ヒラヒラの街 中心部~
ざわざわ…
老人
『おお、ついに…桜が実った…』
とんぺい
『はぁ!はぁ!はぁ!…おい!じいさん!!』
老人
『ほっほっほ…また会ったのぅ。わしの言った意味がわかったろう?…見てみろ…桜が実ったぞ。』
とんぺい
『これが…世界樹の桜…』
老人
『誰かを助けたいんじゃろ?…持って行くがいい。』
とんぺい
『……………………。』
とんぺいは世界樹の桜を手に入れた!
とんぺい
『こ、これで…』
老人
『さあ、早く行くなさい…』
とんぺい
『じいさん…ありがとよ。』タッタッタ…
老人
『…人間とは失って初めて、その者の大切さに気付く生き物じゃ…。そして、それを乗り越えまた一つ強くなる。ほっほっほ…もっと強くなれ…勇者よ。』
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♪♪♪~♪♪♪~♪♪♪~♪♪~♪♪~
歌手 サ○ンオールスターズ
作詞 桑○佳祐
作曲 桑田○祐
『泣かした事もある~♪』
『冷たくしてもなお~♪』
とんぺい
『はぁ…はぁ!』
(どうして、今まで俺は…あんな近くにいたのに…)
タッタッタ…
『よりそう気持ちがあればいいのさ~♪』
とんぺい
(全部…俺のせいだ。俺が…俺が逃げてばかりだから!)
『俺にしてみりゃこれで最後のレディー♪』
とんぺい
『待ってろよ…はぁ、はぁ…今行くからな………………
エリー!!
『エリィ~♪ my love so sweet~♪』
~はじまりの街~
とんぺい
『もう少し…もう少しだ!』
『あなたがもしもどこかの~♪遠くへ行きうせても~♪』
『今までしてくれたことを忘れずにいたいよ~♪』
とんぺい
『はぁ…はぁ!』
(早く会いたい。抱きしめたい。そして…俺の全てを伝えたい!)
タッタッタ…
『もどかしさもあなたにゃ程よくいいね~♪』
とんぺい
『はぁ…はぁ。エリー…エリー!』
『エリィ~♪my love so sweet~♪』
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とんぺい
『はぁ…はぁ………………着いた!』
『笑ってもっとbaby~♪むじゃきにon my mind♪』
とんぺい
『エリー!』
とんぺいはエリーを抱きかかえた。
『映ってもっとbaby~♪すてきにin your sight~♪』
とんぺい
『よし、これを…』
とんぺいは世界樹の桜を使った。
『泣かせ文句のその後じゃ~♪』
とんぺい
『…頼む……エリー…』
エリーは光に包まれた。
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ドックン…
ドックン…
ドックン…
エリー
『…とん…ぺ…い君…?』
なんとエリーが生き返った!
とんぺい
『はっ!エリー…
『エリィ~♪my love so sweet~♪』
『エリィ~♪my love~♪』
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とんぺい
『エェェェリィィィィィイイィィィィイイ!!!!!』
~第十三章完~