勇者とんぺいの冒険   作:にらりめっこ

17 / 19
前回のあらすじ

とんぺい、エリーの頼みでナゴヤ城へ。

そしてみんなと合流。

そこで出会った赤髪剣士ファウス。

とんぺいはネルソンの仇と言わんばかりにファウスに喧嘩をふっかける。

とんぺい!負けフラグがビンビンだよ!


第十五章 「ファウスの実力」

 

 

 

…………………………………

 

…………………………………

 

…………………………………

 

 

 

 

 

 

とんぺい

『………………………』

 

 

 

 

 

 

 

ぴーやん

『う、うそだろ…とんぺいが一撃で…』

 

 

キャス

『一瞬じゃん…なにが起きたの…?』

 

 

スーザン

『末恐ろしい人です…。ただの剣士?とんでもない…あの人はこの世界に数人しかいないと言われる…魔法剣士です』

 

 

ぴーやん

『魔法剣士だと!?』

 

 

キャス

『え?なにそれ!?すごいの!?』

 

 

スーザン

『すごいなんてもんじゃありません…剣と魔法を極めた者しかなれない上級職ですからね…』

 

 

ぴーやん

『じゃあ…さっきの一撃も魔法だったのか?』

 

 

スーザン

『ええ…。魔法と言うよりか…僕の推測ですが、たぶん魔力を剣に纏わせて攻撃したんだと思います』

 

 

ぴーやん

『魔法剣…てやつか!?』

 

キャス

『魔法犬…?』

 

ぴーやん

『発音が違うな。』

 

スーザン

『あの人…僕達とは次元が違いすぎます』

 

 

 

ファウス

『……………………。』テクテク…

 

 

 

 

とんぺい

『…ま…待てこのやろ…まだ…お…わってねぇぞ…』

 

 

 

 

スーザン

『とんぺいさん!無茶です!』

 

 

ぴーやん

『そうだ!もうやめろ!!』

 

 

 

とんぺい

『…おい…どうした?……かかってこねぇなら…こっちから…行くぞ?』

 

 

 

ファウス

『………………しつこい奴だ』チャキンっ

 

 

 

ぴーやん

『お、おい!待てよ!!』

 

 

 

 

 

ファウス

『………………終わりだ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『待って!!』

 

 

 

 

 

 

 

ファウス

『…!?』ピタッ

 

 

とんぺい

『…エ…リー…?』

 

 

ぴーやん

『ん…誰なんだ?』

 

 

スーザン

『とんぺいさんの知り合いの方…でしょうか』

 

 

キャス

『ちょっと!あの子あんなに近付いてったら危なくないっ!?』

 

 

エリー

『もうやめてっ!これ以上その人を傷つけないでっっ』

 

 

 

ファウス

『……………………』テクテク…

 

 

とんぺい

『ま、待ちやがれ…てめぇの相手は…お…れ…だろうが…!』

 

 

キャス

『ヤバいって!あいつ…あの子に近づいてってるよ!』

 

 

ぴーやん

『くそっ!間に合うか!?』タッタッタ!

 

 

 

 

 

エリー

『もうやめてよ!………お兄ちゃん!!』

 

 

 

 

 

 

スーザン

『え!?』

 

ぴーやん

『は!?』

 

キャス

『ん!?』

 

 

 

とんぺい

『…お、おに、おに、お兄ちゃん…!?』

 

 

 

ファウス

『エリー…!今までなにしてた!?心配したんだぞ!?』

 

 

エリー

『…ごめんなさい。…でもお兄ちゃん!もうこれ以上その人を傷つけないで。私の大切な友達なの。』

 

 

ファウス

『…なに?』

 

 

エリー

『だから…ね?』

 

 

ファウス

『………わかった。』

 

 

とんぺい

『ふ…ざけん…な。』

(…大切な……”友達”か~。)

 

 

エリー

『とんぺい君も、もうやめて!』

 

 

ファウス

『………………………。』

 

 

とんぺい

『まだ…勝負は…つい…て…ねぇ……』

(勝負ありだよ…遠回しに振られたもん)

 

 

ドサッ

 

 

 

 

エリー

『とんぺい君!』タッタッタ!

 

 

ぴーやん

『おい!とんぺい!』

 

 

エリー

『…大丈夫。気を失っているだけです。お城で手当てをしましょう。』

 

 

とんぺい

『…………………………』

 

 

 

 

 

…………………………………

 

…………………………………

 

…………………………………

 

 

 

 

 

 

~ナゴヤ城~

 

 

 

 

ぴーやん

『近くまで来るとデカイな…』

 

 

キャス

『ホントだね~』

 

 

スーザン

『ここも入るのに勇者の証が必要なんですかね?』

 

 

エリー

『さあ、行きましょう。』テクテク

 

 

ファウス

『……………………』

 

 

 

エリー

『門番さん、ご苦労様です。』

 

 

 

兵士

『おかえりなさいませ。………姫様。』

 

 

 

 

 

 

ぴーやん

『ひ、姫さま!?』

 

 

スーザン

『なんと…』

 

 

キャス

『うそー!?エリーちゃんてお姫様なのー!?』

 

 

 

エリー

『ええ。驚かせてしまいました?』

 

 

キャス

『うん!すんごいビビったよ~』

 

 

エリー

『ふふ♪ごめんなさい♪』

 

 

 

スーザン

『………………あっ…』

(ファウスさんがお城を回っていた理由って…でも何故、妹の居る城がわからなかったんだろう…?)

 

 

ぴーやん

『それより、とんぺいの奴…一国のお姫様とどこで知り合ったんだ?』

 

 

スーザン

『さあ…未知数な人ですからね…』

 

 

 

…………………………

 

…………………………

 

…………………………

 

 

 

 

 

~ナゴヤ城 姫の部屋~

 

 

 

キャス

『わぁ!オシャレな部屋~♪』

 

 

エリー

『皆さん適当にくつろいで下さい。私はとんぺい君の手当てをしますので』

 

 

ぴーやん

『なんだこの部屋の広さは…』

 

 

スーザン

『少なくとも僕の家の5倍くらいの広さはありますね…』

 

 

 

ファウス

『……………………。』

 

 

 

スーザン

『あの…ファウスさん?一つお聞きしたいんですが…』

 

 

ファウス

『………………………。』

 

 

スーザン

『その剣術と魔法は一体どこで覚えたのですか?』

 

 

ファウス

『…………………………。』

 

 

スーザン

『…あらっ?』

 

 

ぴーやん

『おい、なんとか言ったらどうだ?俺だってお前に聞きたい事があるんだ。』

 

 

 

ファウス

『…………お前らに話す事は無い。』

 

 

ぴーやん

『…いい加減しろよ?』

 

 

スーザン

『ぴーやんさん!熱くならないで下さい!』

 

 

 

エリー

『…んもう!お兄ちゃんっ!ケンカしないで!!』

 

 

ファウス

『…別にしてないだろ。こいつらが一方的に…

 

 

エリー

『だからっっ!お兄ちゃんのそういう態度がいけないのっ!…もういいっっ』プイッ

 

 

ファウス

『お、おい!?エリー!』

 

 

キャス

『あらら~シスコンの匂い…』ぼそっ

 

 

ファウス

『…ちっ。わかった。…おい、なにが聞きたいんだ?』

 

 

スーザン

『あ…えーっと、魔法と剣術についてです…』

 

 

ファウス

『…剣術は小さい頃、親父に少し教わった。魔法は本を読んで覚えた。』

 

 

スーザン

『あ、ああ、そうですか…』

(ただの天才型ですか…)

 

 

ファウス

『……聞きたい事はそれだけか?』

 

 

ぴーやん

『…………お前が殺したのか?』

 

 

ファウス

『…………ロット城の奴の事か?』

 

 

ぴーやん

『ああ、そうだ。』

 

 

ファウス

『…俺は殺していない。』

 

 

ぴーやん

『…………………。』

 

 

ファウス

『……俺があの場所に着いた時…奴は深手を負っていたが、まだ生きていた。』

 

 

ぴーやん

『…なんだと!?…詳しく聞かせてもらえないか?』

 

 

ファウス

『………………ああ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第十五章 完~

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。