勇者とんぺいの冒険   作:にらりめっこ

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前回のあらすじ

ロット城にたどり着いたとんぺいとぴーやん

そこでキャスという女と出会った

謎多きキャスだが、まあそれは一旦置いといて

ついに勇者認定試験 開幕!


第四章「勇者の証」

 

名前…ネルソン

役職…兵士長

腕前…鬼強

給料…鬼安

 

 

 

 

ざわざわざわざわ…

 

 

ネルソン

『ではこれより勇者認定試験実戦トーナメントを始める!名前を呼ばれた者は前へ出ろ!』

 

 

………………………。

 

 

ネルソン

『まずは、とんぺい。前へ出ろ!そして、ムーチョ。同じく前へ!』

 

 

とんぺい

『いきなり俺か!』テクテク

 

 

ムーチョ

『ぎゃはっ!超弱そーじゃん!ラッキー♪』

 

 

ざわざわ…

 

 

『おい、あのムーチョって奴まさか…虐殺のムーチョじゃねぇか!?』

 

『うそ!?たった一人で村一つ潰して村人全員の首を叩き斬ったイカれ野郎か!?』

 

『マジかよ…』

 

『うわぁ…相手の奴かわいそうだなぁ。』

 

 

 

ネルソン

『まずルールを説明する。使用する武器はこの【ひのきの棒】だ。どちらかが降参または気絶したら勝負ありだ。』

 

ムーチョ

『けっ!シケてんなぁ!?俺は殺しがしてぇのによ!』

 

とんぺい

『………。』

 

ネルソン

『相手を殺めた場合は即失格にする。』

 

ムーチョ

『ちっ おい、お前。運がよかったなぁぁ 特別に殺さないでおいてやるよぉぉ でも半殺しだけどな♪ぎゃはははは!』

 

とんぺい

『…さっきから良く喋るヤローだな。てか、てめぇの息くせぇんだよ』

 

ムーチョ

『…!?………ぎゃはっ!お前やっぱ殺す♪』

 

ネルソン

『第一回戦開始!!』

 

 

 

ムーチョが現れた!

 

 

ムーチョ

『簡単には殺さねぇぞ…じわじわ痛ぶってから殺してやるっ!』

 

 

ムーチョの攻撃。

ジャキンっ!

 

とんぺいはひらりとかわした。

 

 

ムーチョ

『…え?』

 

とんぺい

『だから…てめぇ息がくせぇんだよ!!』

 

 

とんぺいの攻撃。

ズババッ!

会心の一撃。

ムーチョを倒した。

 

 

……………。

 

 

ネルソン

『勝負ありっ!勝者とんぺい!』

 

 

『い、一撃!?』

 

『何者だ!?あいつは』

 

ざわざわ…

 

 

とんぺい

『まず一勝!』

 

ぴーやん

『見事!楽勝だったな!』

 

とんぺい

『なーんかあいつムカついた。ちょっとやり過ぎた』

 

ぴーやん

『はっはっは!怒ってるなー!そんなに息が臭かったか?まさに息ギレ…だな!』

 

とんぺい

『そーだな。』

 

 

 

 

…その後、とんぺいは順調に勝ち進み、ついにトーナメント優勝を果たした。

 

 

 

ネルソン

『勝負ありっ!そしてトーナメント優勝は…とんぺい。君だ!』

 

とんぺい

『まあこの程度なら楽勝か。』

 

ネルソン

『おめでとう。と、言いたいところだが当初の内容を覚えているな?次が試験の本番だ!』

 

とんぺい

『わかってるよ。俺はハナから…兵士長のおっさん!あんたにしか興味がねぇ』

 

ネルソン

『いい眼をしてるな。君のような男にこそ勇者になってもらいたいものだ…』

 

とんぺい

『なってやるよ!来いっ!』

 

ネルソン

『行くぞっ!!』

 

 

 

 

ネルソンが現れた!

 

 

 

ネルソン

『お前の実力見せてみろ!くらえっ!』

 

 

ネルソンの攻撃。

シャキン!

とんぺいにダメージ。

 

 

とんぺい

『ぐっ、さすが兵士長…次は俺の番だ!!』

 

 

とんぺいの攻撃。

ズバッ!

ネルソンにダメージ。

 

 

ネルソン

『ほう。流石トーナメントを制しただけあるな。だが、まだまだ!』

 

 

ネルソンの攻撃。

シャキンシャキン!!

会心の一撃。

とんぺいにダメージ。

 

 

とんぺい

『ぐわっ!やべーやべーモロにくらっちまった…まだまだ!』

 

 

とんぺいの攻撃。

ズバッ!

ネルソンにダメージ。

 

ネルソンの攻撃。

シャキン!

とんぺいにダメージ。

 

 

とんぺい

『くそっ!いい加減…くたばれ!!』

 

とんぺいの攻撃。

ズババッ!!

会心の一撃。

ネルソンにダメージ。

 

ネルソン

『ぬっ!?やるな。』

 

 

ネルソンの攻撃。

シャキン!

とんぺいにダメージ。

 

とんぺいの攻撃。

ズバッ!

ネルソンにダメージ。

 

ネルソンの攻撃。

シャキン!

とんぺいにダメージ。

 

 

とんぺい

『う…はぁ、はぁ、はぁ。』

 

ネルソン

『そろそろ限界だろう?』

 

とんぺい

『な、なめんじゃねえ!!』

 

 

とんぺいの攻撃。

ズババッ!

会心の一撃

ネルソンにダメージ。

 

 

ネルソン

『なに!?…ぐはっ!』

 

とんぺい

『や、やったか!?』

 

ネルソン

『君は…本当に強い。…ここまで私を熱くさせてくれたのは君が初めてだ。…行くぞ!とんぺい!!』

 

ぴーやん

『おい!とんぺい!構えろ!来るぞ!とんぺい!!』

 

とんぺい

『はぁ…はぁ…はぁ』

(や、やべー。もう無理だ…意識…が…)

 

ネルソン

『これで決着だっ!』

 

 

ネルソンの攻撃。

シャキンシャキン!!

 

 

 

…………………………………。

 

 

 

とんぺいのカウンター。

ズババババッ!!

会心の一撃。

ネルソンにダメージ。

 

ネルソン

『な、なんだと………ぐふっ』

 

 

ネルソンを倒した。

 

 

 

……………………。

 

 

ぴーやん

『おい!しっかりしろ!とんぺい!』

 

とんぺい

『………ん?なんだ?俺は…意識が無くなってたのか?……!?』

 

ネルソン

『とんぺい…試験…………合格だ。』

 

とんぺい

『…!?』

 

 

『おおおおおおおお!!』

 

『すげー!あの兵士長を倒したぞ!?』

 

『やっぱりあいつすごかったんだな!』

 

『良くやったぞー!』

 

『勇者の誕生だー!』

 

 

ぴーやん

『良かったな!』

 

とんぺい

『お、俺…勝ったのか?』

 

ぴーやん

『ああ、お前は勝ったんだ!おめでとう!勇者とんぺい!』ガシッ

 

ネルソン

『ああ、とんぺい。最終試験合格だ!心から言おう。おめでとう!』

 

とんぺい

『………よっしゃー!!あの大変だったLV上げが無駄にならなかったー!』

 

 

『よっ!勇者様!!』

 

『期待してるぞー!』

 

『カッコよかったぞ!』

 

 

 

ぴーやん

『…なぁ、兵士長さん』

 

ネルソン

『ん?なんだね?』

 

ぴーやん

『…いや、やっぱりいい。なんでもない。』

 

ネルソン

『……………。』

 

 

とんぺい

『おい!ぴーやん!やったぞ俺!やっぱり俺は勇者だったんだな!』

 

ぴーやん

『ああ!俺は初めからお前が勇者になると信じていたぞ!』

 

とんぺい

『良く言うぜ~このブタゴリラっ!』

 

ぴーやん

『け、喧嘩売ってんのか!?』

 

ネルソン

『とんぺいよ、君に証を渡す。中に入りたまえ。』

 

とんぺい

『おう!』

 

 

 

 

~城内~

 

 

 

ネルソン

『では、これが勇者の証だ。受け取りたまえ。』スッ

 

とんぺい

『おお!これが!ありがとなっ!兵士長のおっさん!』

 

ネルソン

『ああ、とんぺい。君には期待しているよ!どうかこの世界を救ってくれ!』

 

とんぺい

『おう!任せとけ!』

 

ネルソン

『では、気を付けてな!』

 

ぴーやん

『………。』

 

とんぺい

『どーしたぴーやん?行くぞ!』

 

ぴーやん

『ん?…ああ!』

 

ネルソン

『…ぴーやん。君はさっき私に何を聞こうとしたのかね?』

 

とんぺい

『…?』

 

ぴーやん

『…せっかくのめでたい事に水を差したくなかったが…気になってしまってな』

 

ネルソン

『なんだね?』

 

ぴーやん

『…兵士長さん、あんた全力出してないだろ?』

 

とんぺい

『はぁ!?』

 

ネルソン

『…ふっ。流石に隠し通せないか。とんぺいも君もやはり素晴らしい人材だな!…確かに私は全力ではなかったよ。』

 

とんぺい

『ど、どーゆー事だよ!?わざと負けやがったのかよ!?』

 

ネルソン

『わざとではない。私は君に心の強さに負けた。勇者の証も君に渡るなら本望だ。』

 

とんぺい

『ざけんじゃねぇ!納得出来るか!!もう一度全力で勝負しろ!じゃなきゃこの証は受け取らねぇ!!』

 

ネルソン

『…困った勇者だな。…わかった。私も全力を出す!だが、その証はもう君の物だ!なにがあっても受け取ってもらう。』

 

とんぺい

『俺が負けるみてぇな言い方してんじゃねぇ!』

 

ネルソン

『もう試験とは関係ない…2人でかかって来い!』

 

ぴーやん

『!?…後悔するなよ』

 

 

 

 

ネルソンが現れた!

 

 

 

 

とんぺいの攻撃。

ズババッ!

会心の一撃。

しかし、ネルソンは攻撃を受け流した。

 

 

とんぺい

『な、なに!?』

 

ぴーやん

『次は俺だっ!』

 

 

ぴーやんの攻撃。

ブンッ!

ネルソンは攻撃を受け止めた。

 

 

ぴーやん

『う、受け止めただと!?』

 

 

ネルソンの攻撃。

ばくれつぎりを放った

バシュッバシュッ!

とんぺいにダメージ。

ぴーやんにダメージ。

 

 

ネルソンの二回攻撃。

ヒャダリコを唱えた。

カキンっ!

 

とんぺいにダメージ。

とんぺいは倒れた。

 

ぴーやんにダメージ。

ぴーやんは倒れた。

 

 

 

………………………

 

 

 

ぴーやん

『一体どーゆー鍛え方してるんだ…』

 

とんぺい

『…くそっ!』

 

ネルソン

『悔やむ事はない。君達は強い。それにまだまだ強くなるだろう。私なんかよりずっと強く。そしたらまた私と勝負をしてくれ。な?』ニコっ

 

とんぺい

『絶対…絶対強くなってまたリベンジしに来るからよ!首洗って待っとけよ!』

 

ネルソン

『ああ!楽しみにしている!では元気でな!勇者達!』

 

 

 

 

…………………………………。

 

 

 

 

 

~城門~

 

 

ぴーやん

『まあ、そんな気を落とすな。』

 

とんぺい

『落ちてねぇよ!ムカついてんだよ!…あぁ!!とりあえずLV上げだ!』

 

ぴーやん

『…いい刺激になったみたいだな。』

 

 

 

 

ざわざわ…

 

 

 

兵士

『早く!急げ!』

 

 

ぴーやん

『ん?なんだか騒がしいな』

 

とんぺい

『城の中…か?』

 

ぴーやん

『戻ってみよう』

 

 

 

………………………………。

 

 

 

 

~城内~

 

 

 

ざわざわざわざわ…

 

 

 

ぴーやん

『人が多すぎてなんだかわからん!…おい!そこの兵士、なにがあった?』

 

兵士

『ね、ネルソン兵士長が…』

 

とんぺい

『あん?』

 

 

 

兵士

『…殺された。』

 

 

 

とんぺい

『な!?』

 

ぴーやん

『だ、誰にだ!?』

 

兵士

『わ、わからない…。誰も姿を見ていないんだ。ただ、兵士長の胸に斬られた傷跡が…あ、あんなに強い兵士長が…』

 

とんぺい

『……うそ…だろ?』

 

ぴーやん

『まだ近くにいるかもしれん!とんぺい!怪い奴を探すぞ!』

 

 

 

 

 

 

 

ロット城 兵士長 ネルソンが何者かに殺された。

 

これによりロット城の兵力は大きなダメージを受ける事になった。

 

とんぺいとぴーやんは、怒り、悲しみ、疑い、複雑な心境のまま探し回った。

 

 

 

 

そして…とんぺいとネルソンの真剣勝負はこれが最初で最後となってしまった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第四章完~

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