勇者とんぺいの冒険   作:にらりめっこ

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前回のあらすじ

ボンレス鉱山でロースハムクリスタルの欠片を手に入れた、とんぺい一行

キャスの親友を助けるため、次に向かう先はキャスの故郷

走れ!親友を救うんだ!!


第八章 「僧侶 スーザン」

 

 

 

 

~平原~

 

 

……………………………………

 

……………………………………

 

 

ぴーやん

『ところでキャスの故郷はどこなんだ?』

 

キャス

『あそこに見える大きな橋を渡った先のカンノン村ってところ♪』

 

ぴーやん

『ほう、キャスは村育ちか。』

 

とんぺい

『ああー腹減った~』

 

 

…………………………

 

…………………………

 

 

 

~カンノン村~

 

 

 

キャス

『さあ!着いたよ!ここが私の故郷、カンノン村っ』

 

ぴーやん

『のどかな村だな』

 

とんぺい

『とりあえずメシ食い行こうぜ』

 

ぴーやん

『先にキャスの親友だろ!』

 

キャス

『こっちこっち!早く行こう!』

 

 

 

~小屋~

 

 

ギィ。

 

 

キャス

『スーザン!薬取ってきたよ!これで良くなるよ!!』

 

ぴーやん

『この人がキャスの助けたい親友か。』

 

とんぺい

『…噂の病弱僧侶か。』

 

 

キャス

『うっさい!!…今、欠片をすり潰すからね!ちょっと待っててね!!スーザン』

 

スーザン

『………………。』

 

ぴーやん

『全く反応しないな。それほど深刻な病気なのか。』

 

とんぺい

『てか、もう死んでんじゃね?』

 

キャス

『黙ってろ!』

 

 

 

 

キャスはロースハムクリスタルをすり潰した。

 

ロースハムクリスタルの粉末薬を手に入れた。

 

 

 

ぴーやん

『さあ、早く飲ませてやれ。』

 

キャス

『うん、スーザン…飲んで』スッ

 

 

 

スーザンにロースハムクリスタルの粉末薬を飲ませた。

 

 

 

スーザン『………………………………………………………………………………………………………………。』

 

ぴーやん

『…反応…しない…』

 

とんぺい

『やっぱもう死んでんだって~』

 

 

キャス

『う…そ…………でしょ?……ねぇ?スーザン!!目を覚ましてよ?…ねぇ!お願いだから起きてよっっ』

 

 

スーザン『……………………………………………………………………………………………………………。』パチっ

 

 

 

 

スーザンは目を覚ました!

 

 

 

キャス

『ス、スーザン…』

 

スーザン

『…………………………。」スッ

 

 

 

スーザンは目を閉じた。

 

 

ぴーやん

『いやいや!目開けたろ今!?なんでまた閉じた!?』

 

 

スーザン

『……………………。』パチっ

 

 

 

 

スーザンは再び目を覚ました!

 

 

 

スーザン

『……僕は…一体…』

 

キャス

『スーザン!!』

 

スーザン

『キャス…?どうしたんです?それにこの方たちは…?』

 

 

キャスは今までの出来事をスーザンに説明した。

 

 

スーザン

『…なるほど。僕はそんな長い間、眠っていたのですね。キャス…迷惑をかけました。ごめんなさい』

 

キャス

『…良かったよ~…ぐすっ、もう起きないかと思ったじゃんかぁぁバカァァ!…え~んっ』

 

スーザン

『心配をかけてごめんなさい…それにあなた達にもお礼を言わないと…助けていただき本当にありがとうございます。』

 

ぴーやん

『ああ!治って良かったな!』

 

とんぺい

『死んでた方が笑えたんだけどなー』

 

スーザン

『皆さんに色々とお礼をしたいのですが、僕はすぐにここを出なければなりません。』

 

キャス

『…なにいってるの!?まだ動かない方がいいよ!』

 

スーザン

『そういう訳にはいきません。…この世界の非常事態ですから。』

 

ぴーやん

『どういう事だ?詳しく聞かせてくれ?』

 

 

スーザン

『僕は病気や怪我をした人々を救おうと、色々な村を訪ねてました。そして…ある村を訪れた帰り道…

 

 

 

 

…………………………………

 

…………………………………

 

…………………………………

 

 

 

スーザン

『よし、ではそろそろ帰りますか。明日は南の方の村へ行ってみましょう』

 

 

 

うわぁぁぁぁ!!

 

 

スーザン

『悲鳴!?…向こうから』

 

 

『た、助けてくれ~!た、頼む』

 

悪魔神官

『そうはいかない。貴様は我々の事を調べているな?…貴様はもう死ぬだけだ』

 

『そ、そんな』

 

スーザン

『待ちなさい!』

 

悪魔神官

『誰だ?』

 

スーザン

『その人にこれ以上危害を加えるのは許しませんよ!』

 

悪魔神官

『ふふふ。正義気取りか…まあ、こいつにももう飽きたしな』

 

『う、ううう』

 

悪魔神官

『…死ね。』

 

悪魔神官はメラミを唱えた。

ボワッ!

 

『ぐわああああ!』

 

 

男は力尽きた。

 

 

スーザン

『な、なんて事を!!』

 

悪魔神官

『ふふふ、お前には特別な死に方をプレゼントしよう。この呪文にかかった者は、意識を失い、暗闇の中に引きずり込まれる…死ぬまでなっ!』

 

 

悪魔神官は呪いの呪文を唱えた。

ざわわわわ

 

スーザン

『う、うう…』

 

悪魔神官

『ふふふ、誰にも邪魔はさせない。この世界は全て魔王様のものになるのだからなっ!』

 

スーザン

『…ま、魔王だと』

 

悪魔神官

『死にゆく者には関係の無いことだ。…さらばだ』

 

悪魔神官は去って行った。

 

 

スーザン

『く、くそ頭が…なんとか、カンノン村まで戻らなければ…はぁはぁ』

(魔王の存在を伝えなければ!)

 

 

…………………………………

 

…………………………………

 

…………………………………

 

 

 

スーザン

『そして、僕はなんとかカンノン村までは戻って来れたのですが、そこから意識がないままでした。』

 

 

ぴーやん

『な、なんてことだ』

 

とんぺい

『魔王だと!?』

 

スーザン

『はい…。この世界のどこかに魔物達を操る支配者…魔王が存在するのです!勇者様がいない以上、僕がなんとか魔王を食い止めなければ…

 

キャス

『あっ、こいつ勇者。』

 

とんぺい

『はーい。』

 

スーザン

『ええ!?』

 

ぴーやん

『紹介がまだだったな』

 

スーザン

『なんと…神はやはりいるのですね』

 

キャス

『そうそうっ!だから1人で抱え込んでないで、こいつらもみんな巻き込んじゃえばいいじゃんっ♪』

 

ぴーやん

『…まあ、魔王が出てきた以上俺たちの目的も魔王だ!なあ?とんぺい』

 

とんぺい

『え~…まあ、そうなのかな』

 

ぴーやん

『そうだ!』

 

キャス

『ねっ!て事で、みんなで魔王退治~♪』

 

ぴーやん

『そんなピクニック気分で言われてもな』

 

とんぺい

『てめぇに仕切られるとなんか腹立つんだよ!!』

 

スーザン

『本当に強い心を持った方達ですね…。それなら僕もどうか協力させて下さい!』

 

 

とんぺい

『ああ!?勝手について来い!』

 

 

 

 

 

スーザンが仲間になった!

 

 

 

 

 

スーザン

『ありがとうございます。これから先、共に頑張りましょう!』

 

ぴーやん

『よろしくな!スーザン』

 

キャス

『よーーーし!では魔王討伐の旅にしゅっっぱーーつ!!』

 

 

とんぺい

『だからてめぇが仕切るな!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第八章完~

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