宇宙ーーそれは最後のフロンティア
夢と希望、そして脅威と神秘に満ちた世界である。
西暦2059年
第25次マクロス級超長距離移民船団マクロスフロンティア、並びに第21次マクロス級超長距離移民船団マクロスギャラクシーとその銀河を巻き込んだバジュラ戦役が集結した。
我々、巨大調査船マクロスヴォイジャーもバジュラのフォールドによる奇襲を受けた。
なんとかバジュラの奇襲を退け我々は多くの犠牲と引き換えに大量のフォールドクォーツを獲得することに成功した。
これでバジュラ戦役は終わったかに見えた……
ガンマ中域そこは多くの移民船団が通るコースの通過点である。
そこに巨大調査船マクロスヴォイジャーは宇宙ステーションとして機能していた。
ヴォイジャーは他の移民船団よりも規模はそれほど大きくはない。中央区画の研究ステーションと旗艦バトルヴォイジャー、そしてその他多くの戦闘護衛艦にて構成されている。 ヴォイジャーには研究員、戦闘員は宇宙探査企業S.E.Sの社員である。
S.E.Sの主な役目はフォールド技術を応用した望遠鏡で移民船団のある程度の航行コースの提案、統合軍政府への防衛情報の譲渡、最新軍事研究、病原体研究、また現地調査や消息不明船の調査など様々である。
そう現地調査といってもいつも平和的にに解決するわけではない。
S.E.Sをよく思わない種族、文明も多い。
このように…………
「くっ!」
ロックアラート音が鳴って止んでまた鳴ってと何度も繰り返す中VF-25メサイアバルキリーのパイロットは左右、上下と強烈なGに襲われていた。
新たに発見した惑星は未開の地であり生命体もまだ存在していない惑星なのだが、S.E.Sと同じように調査をしに来た別の文明の調査団と鉢合わせをしてしまい交渉が決裂し戦闘状態となってしまっていた。
S.E.S規則、遭遇した宇宙船とコミュニケーションに失敗し、やも得ず戦闘状態なった場合には戦闘を許可する。撃墜に関しては相当な理由がない場合、スキャンを行いコックピット及びブリッジなど生命反応が多いい区画を狙わず生命反応の少ない機関部、主翼などを狙い無力化しなければならない。
「ぐぉぉぉぉぉぉっ!」
VF-25は山岳を低空飛行で飛び敵戦闘機から発射されたミサイルを回避する。崖に可変戦闘機特有の変形機構を利用し張り付く。
「主翼、主翼、主翼、主翼」
パイロットは必死に狙い所を唱えながらガンポッドを構え引き金を引く。当然敵戦闘機も回避行動をとり避けられる
「ゴールド2より隊長!そっちに行きまし『とらえた!』
通信状況からして爆発音が聞こえたので撃墜をしたのだろう。
だがため息をつく暇もなくまた機体のアラートが鳴り響くのだった……
調査遠征へと来ていたヴォイジャー所属のマクロスクォータータイプDもまた惑星軌道上で戦闘へと入っていた。
「ピンポイントバリアを集中しろ!」
「艦長!敵艦魚雷発射しました!威力は未知数!」
目の前のアンノウンから一発にしては大きい魚雷が発射された。その魚雷はまっすぐマクロスクォーターに進み途中で分裂し無数の魚雷となりマクロスクォーターを襲った。
爆音と衝撃が船を揺らす。
魚雷の多くはピンポイントバリアで防御できたがピンポイントバリアが薄い部分は魚雷が貫通しマクロスクォーターの装甲を簡単に貫き何層のデッキを切り裂くように進み破壊していた。
「被害報告っ!」
「今ので変形機構のシステムがダウン!」
艦長の叫びに副長が答える。
苦い顔をする艦長はデブリ群を指差しコンピューターで計算を始め決意をした顔つきになる。
「最大戦速っ!あのデブリ群に突っ込むぞ、そこから反撃にでる!」
「ですが反撃となれば規則に「そうしなければこの宇宙という真っ暗な海が貴官を含めた我々の墓場となる」…了解です」
「最大戦速!対ショック用意!」
マクロスクォーターのスラスターを噴かしどんどん加速していく。
「バリアはブリッジと艦機首に集中っ!」
デブリ群を強引に突き進み敵艦の旋回速度を上回る速さで回りこみ主砲の射線軸に敵艦を捉える。
「目標補足!艦長っ!」
「まだだ……ギリギリまで接近しろ」
マクロスクォーターは敵艦側面へ突っ込む勢いで突き進む。一瞬、全てが止まったように静寂と化する。それを狙ったかのように
「………ファイア」
艦長の静かな合図とともに副長も復唱する
「マクロスキャノンってぇーっ!」
ほぼゼロ距離のマクロスキャノン、重粒子反応砲は渦のように巻きながら轟音と爆風を撒き散らし敵艦を巻き込み消滅させた。
その衝撃と爆風はマクロスクォーターにも伝わった。
「被害報告っ!」
「変形機構、並びに補助エンジンシステムダウン!」
すでにマクロスクォーターは無茶な作戦により満身創痍の状態であった。
「艦長、……惑星上陸も難しいかと自分は一度ヴォイジャーへの帰還を進言します」
マクロスクォーターは変形機構への深刻なダメージにより大気圏突入をした場合分解する恐れがあると副長は告げた。
艦長はそのあと手を組み少し考える。
「ここからフォールドし修復の後帰ってくるとなるというどれくらいだ?」
「三週間ほどはかかるかと……」
「…………わかった。バルキリー隊を呼び戻せ。数機自衛モードにして三週間分の燃料タンクを装備させたゴーストを残して2時間後にフォールドする」
「わかりました」
「艦長、フォールド準備整いました」
副長がモニターコンソールを確認しながら艦長に告げる。
艦長は席を立ちマイクを手に取り号令をかける
「各員フォールドに備えよ、………エンゲージ」
「フォールドっ!」
艦長の指示を副長、操縦士、機関士と復唱していく
するとマクロスクォーターは歪んだ空間の中へと消えていくのだった。
これはプロトカルチャーと宇宙という無限のロマンを追い求める宇宙探査ステーションマクロスヴォイジャーとその実行チームクルーたちの驚異の物語である。
だいぶネタぶっこんでます。わかる人は多分「あっ…コイツアレか」ってなってると思います……ハイ…次回もネタぶっこんでます。主人公はまだ登場してません。次回からですね。