マクロスV〜ヴォイジャー〜   作:羽院愚頑田無零

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なんかΔ風にタイトルつけてみました。
意味的にはツバサの戦い
ツバサの強さを表してます。


新次元バトルフィールド

ピカードとの約束から数年。

ツバサ・ベルリオーズは約束通りYF-29を受領しこの空をピカード艦長指揮する新造戦艦マクロスクォータータイプEと共にマクロスヴォイジャーのクルーとして働いていた。

彼のデュランダルは赤と黒の色をベースに金色の装飾が施されカラーリングはまさに赤い彗星の再来のようなカラーリングであった。その色に恥じぬように彼の異名も金の彗星と呼ばれるようにまでなった。もちろん金は十中八九オーバードライブ状態のことである。

『艦長のピカードだ。本艦は間もなくデフォールドし戦闘中域に突入する。今回のミッションはツバサとエクレールの共鳴及びYF-29のオーバードライブ状態のデータ採りだ。ギャラクシー残党は後回しだ。コンディションレッド。総員戦闘準備』

アラートが艦内に鳴り響きツバサは自身の機体へと向かうところを姉であるエクレールに呼び止められる。

 

「ツバサ…お前はお前の思うように飛べばいい。私はお前の思う空をこの歌で描く……………必ず帰ってこい。生き残る勇気を……」

「わかってる。俺はいつでも姉さんの元へ帰ってくる。いつだって戻ってきたろ?」

「フッ、そうだったな……思いっきり飛んでこい!」

姉、エクレール・ベルリオーズと会話を交わし自身の愛機YF-29へと駆け寄る

「頼むぞ、デュランダル!」

エンジンを始動させるとゆっくりとエンジンの回転音が徐々に大きくなる。

『スペリオル4リフトアップ』

オペレーターの声とともに機体はリフトによって上昇する。ガクンと油圧で上昇する感触がツバサに伝わり少しだけ緊張をする。

「ふぅ……」

パイロットスーツ越しに手汗を感じこれは蒸れると感じて少々不快に思い手を振ってなんとかしようとするのはいつもの事だ。

『アーチャー4出撃準備が整いました』

「了解」

ツバサは操縦桿を握りスラスターの最終確認をしてエンジンの回転率を高めていく

『発艦許可が下りました。スペリオル小隊出撃してください』

ガッコンと機体をロックするアームが外れ無重力の空へと放たれる。

『了解っ!スペリオル小隊!バーナーオンッ!』

スペリオルリーダーから順次発艦していきツバサの番となる。

「スペリオル4、発艦します」

管制プロジェクターを潜りながら一気に加速する

「グッ!」

強烈なGが一瞬自身の身体に襲いかかるが直ぐに中和される。

ツバサを含めたスペリオル小隊は砕け散ったデブリ群を避けながら編隊を組む

『スペリオルリーダーより各機!これよりギャラクシー残党及び統合軍の戦闘中域に介入する。狙いは……ギャラクシー残党のVF-27ルシファー及び未だ制御下に置かれているバジュラ…可能であればバジュラのインプラントを破壊せよ。VF-27に関しては最新鋭機のツバサに任せる。』

スペリオル小隊でもYF-29を与えられたのはツバサだけであり複数いるVF-27に対処するにはツバサが引きつけて他がバジュラを相手取る戦法が一番良かった。

ツバサは指示された通りレーダーを見ながら各識別コードを見ていく。

「了解!」

スペリオル小隊はちょうどギャラクシー残党と統合軍の激突した垂直方向から戦闘中域に侵入する。

『全機ウェポンフリーっ!いくぞ!』

ツバサのYF-29以外の機体VF-25は開くように散開してバジュラに向かっていく。

「姉さん……俺を導いてくれ……」

ツバサは操縦桿を握りなおし一気に加速する。

YF-29は苦もなくVF-27の後ろを取りガンポッドの重粒子砲でエンジン部を一撃で撃ちぬきそのまま爆散するVF-27の真横をすり抜けていく。

『スペリオル小隊⁉︎S.E.Sかっ⁉︎何しに来た?ここは立ち入り禁止区域だぞ!科学者風勢が!』

『いやいや、そういうわけにも行かんでね?こちとらも一応パイロットやらしてもらってるんでさぁ。まあ軽いデータ採りっと考えてもらって構わない。お宅らの上との話もついたから邪魔はしないつもりだ。まあこちとら最新鋭機を一機連れてるんで邪魔ってことは無いと思うがね』

統合軍のパイロットと隊長ウィリアム・ストライカーの会話がオープンチャンネルで聞こえる

『ならせいぜい貴官らは我々統合軍の邪魔をして後ろから撃たれないようにするんだな』

『だそうだ。まあこっちはこっちで好きなようにするぞ』

『うぃ〜す』

『…了解』

「了解!」

『なんだなんだ?ツバサだけか?なんでこう、お前らは気の抜けたやる気の無い返事しかっ!出来ないっ!のかねぇっ⁉︎よっと一丁あがり』

『んじゃあ今日の夕飯は隊長の奢りで』

『それは名案だな』

隊長とは別の男、スペリオル2のジョナサンの提案にまたスペリオル小隊の紅一点マリーダも反応する。

『だろぉ? マリーは食いたいものあるか?』

『そうだな。久しぶりに甘い物とか?』

「マリーダさん、出撃前もアイスクリーム食べてませんでした?」

『ツバサ…覚悟しておけ…』

なぜかツバサの機体にアラートがなる

「あ……すいません」

『2度目は無い…』

そんな戦場とには不謹慎とも言える態度で望めるのも彼らが幾多の戦場駆け抜け悟ってしまったというのもある。ツバサは彼らの影響だが……

「でも、こうも敵が多いとやりづらいです……ねぇっ!」

YF-29はVF-27の背面を飛びバトロイド形態に一瞬だけ変形しコンバットナイフを突き付けそのままファイター形態に戻り離脱する。YF-29の背後では爆散したVF-27の残骸が散らばっていく。それを横で見ていた新手のVF-27がツバサを追尾する。

「姉さん……頼む…」

『わかった…いくぞ!』

「了解!」

マクロスクォーターEとの通信チャンネルを開くと姉、エクレールの歌声が聞こえてくる。

エクレールの歌声はツバサに共鳴しYF-29は金色の光に包まれる。

「見える……その先が!」

ツバサはさらにスラスターを噴かしデブリ群へと突っ込む。デブリ群は一歩間違えば大事故につながるほど細かい塵が広がっていたが……

デブリ群を進む金色の光はまさしく彗星だった。

「…………」

ツバサの目からハイライトが消える。とたんに、ペダルと操縦桿を異常な速さで何度も小刻みに動かす。一見がむしゃらに見えるその動作は正確にそして減速せずにむしろどんどん加速してデブリを避けていく。

「………見えた」

ツバサはガンポッドでデブリを撃ちぬきその残骸をバレルロールで避けていく。

左右のペダルを交互に踏みながら機体の方向を180度回転して脚部ブースターを使いながら背面でデブリ群を進み後続のVF-27へガンポッド、マイクロミサイルによる牽制攻撃を仕掛けていく。ツバサはまるで後ろに目があるかのようにデブリ群をスイスイと進んでいく中VF-27はYF-29のガンポッドとマイクロミサイルの追尾を避けるためにデブリ群に激突したり爆風で機能停止するなどYF-29を追うVF-27が着々と数を減らしていった。

「……そろそろか…」

再びペダルを交互に踏みながら機体を元の向きに直し機体を一気に加速させる。それを追うようにVF-27も加速するがそれはツバサの罠であった。オーバードライブ下のYF-29は急速に速度を上げて行きVF-27を突き放す。そのまま機首を上昇させ反転する。

VF-27のパイロットは何が起こったかどうかなど分からなかっただろう。一瞬だ。デブリ群に紛れたYF-29を見失ったその一瞬が彼らの命を刈り取ったのだ。

上方からガンポッドの高出力モードにより一発ずつエンジン部にVF-27はエネルギー弾を当てられ爆散していく。その爆風を巻き込みながらYF-29は戦場を突き進んでいく。

勘の良い敵のパイロットは命辛々生き延びるが機体状態は良くとも精神が満身創痍の状況だ。アドレナリンが大量に分泌され機械化した神経回路が麻痺している。そんな敵を見逃すはずもなく猛スピードで敵と衝突するかのように進みギリギリでバトロイド形態に変形すれ違いざまにコンバットナイフでコックピットを斬りつけそのまま離脱する。

「まだ、敵は……」

そこにVF-27の損害に危機感を感じたギャラクシー残党はインプラントバジュラをツバサへ差し向ける。

複数いる中ツバサはファイターでバジュラの懐に飛び込みインプラントを握りつぶす。そのバジュラを踏み台にして次のバジュラへと向かう。バジュラも自身のエネルギー砲をツバサに向かって放つがそれをブースターを少量噴かすことでローリングのように避けながら進行ルートを変えずにまっすぐとバジュラの懐に飛び込む。バジュラとバトロイドの手が摑み合い揉み合いになる。バジュラのエネルギー砲の光を先読みしエネルギー砲を蹴り飛ばして射線をずらす。もちろんその射線には敵機が固まった地点へと向いていた。そのままバジュラの背後に回り込みコンバットナイフでインプラントを切断して離脱する。こうしてツバサにインプラント化が解除されたバジュラは元の体色へと変化しフォールドをして戦闘中域から離脱していく。

そこでマクロスクォーターEからの通信が入る

『こちらクォーターE、これより統合軍主力艦隊と連携しマクロスキャノンによる一斉射撃を行う。全機帰投せよ!繰り返す。全機帰投せよ!スペリオル小隊のミッション終了!』

オペレーターからの通信によりスペリオル小隊の任務が終わったことをしる

『各機聞いたな?帰投するぞ!』

隊長の合図とともにマクロスクォーターEへと帰投する。そのまま侵入経路を指示通り通りマクロスクォーターEの格納デッキへと機体を着地させる。そのまま作業員が機体に駆け寄り機体をベルトとアームで固定する。おそらくマクロスクォーターEのトランスフォーメーションへの対策のためだろう。作業員が退避するとマクロスクォーターEは強烈なGとともに加速する。

通信から爆音と艦長の声などが聞こえる。そのあと歓喜の声が広がり作戦は無事終了したとわかった。

こうしてマクロスギャラクシー残党は銀河へと散った。

だがマクロスヴォイジャーのクォーターEのクルー達は知らなかった。この世界が1つではないということを………

 

 

 




あと1〜2話でΔ世界へおそらく旅立たせられます。
早くら絡ませたいなぁ…
エクレールもワルキューレに……
ちなみにツバサの先読みはSEED覚醒をイメージしてくれると嬉しいです。
ツバサ・ベルリオーズ

マクロスヴォイジャー所属
階級 少尉 スペリオル4
フォールド感応により予知能力、意識共有能力、またそれを処理する空間認識能力と演算能力を持つ。姉、エクレールとは深い絆で結ばれているが…姉には早く恋人ぐらい作って欲しいと思っている。
また家族以外や親しいもの以外の人間にはかなりドライな性格である。
YF-29デュランダル
本機は正時間軸のデュランダルとは違いコンセプトとしては超戦闘機、この機体で戦況をひっくり返すための正に切り札をコンセプトとした機体。また多目的性も優れスーパーパック等などのアタッチメントを一部排除することで装備することができる。性能も各種パーツは正時間軸よりも先のテクノロジーを盛り込んでいるため性能は高い。
ちなみに主人公のツバサのカラーリングはガンダムUCのシナンジュのカラーリングである。

マクロスクォーターE
調査が主な任務だったD型と違い全身にレーザーキャノンを身につけピンポイントバリアの出力も大幅にアップしている。これはフォールドクォーツの結晶が艦内中枢に備えられているためである。フォールドクォーツの結晶によって得られる恩恵はこのマクロスクォーターEを正しく最速最強の可変戦闘空母へと変えた。
呼び方はE型、クォーターE、タイプEなど


メッサー「さぁ!懺悔の用意は出来ているかっ⁉︎行け銀河眼っ!」
キース「行けぇ!ロキ!プレイヤーにダイレクトアタック!」
メッサー「ぐ、ぐあー」
っていう中の人ネタを思いついた私は悪くない……
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