というわけでマクロスエリシオンかっこぇえっ!何あいつ⁉︎イケメソっ!
さて白騎士様ね……あっうんこの作品だとサンドバッグの未来しか……
未来は見えているはずだ!
白騎士っ!自爆スイッチを押せ!
とはなりませんので(笑
「銀河に女神の祝福をっ!」
五人の歌姫たちがドローンとライトに照らされる。それはまさしく災いに救いの手を差し伸べる女神のようであった。
『状況終了………ワルキューレ……実際に見るとすごいんだな……』
ガウォーク形態となりゆったりとデュランダルを着陸させる。キャノピーを開き新鮮な風を吸うためツバサはヘルメットを取り暑さからドッと出てきた汗を拭う。
「姉さん無事?」
「ああ、私は無事だよ」
スス汚れた箇所も少なくはないが特にこれといった外傷は見当たらなかったのでとりあえずツバサは安心する。
「それにしても……やってしまった感はあるな……」
「ああ、ピカード艦長が聞いたらカンカンだろうな。緊急時とはいえ派手に大立ち回りしたんだしな。この世界じゃ揺するネタって奴もないわけだ」
エクレールはため息をつきながら腕に付けたデバイスを眺めると案の定、通信録音が届いていた。もちろん差出人はピカード艦長率いる我が母艦マクロスクォーターE
内容は惑星バクーにて契約が成立したということなので正式に軍事企業として活動できることとヴァールの報告を受けたので救援に向かうということだった
「はぁ…よりによって救援に来るのか……」
更にエクレールは深いため息をつく。
ツバサはYF-29の簡単な機体チェックをしているとぞろぞろとライフルを構えた恐らくはアル・シャハルの治安部隊であろう人間に囲まれる。
「そこのYF-29っ!どこの所属だ!」
ツバサはS.E.Sが惑星バクーとの契約交渉を成立させた事は知らないのでエクレールに助けを求めるとエクレールが前に出て名乗ろうとする。だがその時、治安部隊を掻き分け少し大柄な男が前に出て治安部隊を下げる。
「手荒な真似はよせ。彼らは味方だ。君たちは向こう側の市民の避難誘導の支援をしてくれ」
その男の言葉により治安部隊は速やかにさっていう。
「さてと、いきなり銃向けて悪かったな。それにしても若いな………ウチのと大差ない…それで?お前らは何処のモンだ?」
男に対しツバサは警戒しエクレールの前に立つ
「おっと、こりゃすまねぇな。俺はケイオスラグナ支部でデルタ小隊の隊長やってるアラド・メルダースって言うんだ。あぁ〜ワルキューレの護衛兼パフォーマーっつったらわかるか?」
頭を掻きながらアラドは説明する。
「それでそのデルタ小隊の隊長様が俺たちに何の用で?確かに現時点で指揮権を持っていそうなのは貴方だ。だが貴方自ら俺たちに会いに出向く必要もないでしょう?」
ツバサはデルタ小隊というワードに反応するもまだ警戒を解かない。
「まあ、な…一応礼は言っておこうと思ってな。お前、ウチのモン何時でも堕とせたのに引き金は引かなかったからな……まあバトロイドで固め技決められるとは思わなかったがな?」
「そうですか……その節は謝罪します。機体の関節は問題ないですか?アレでしたら後日修理費等はこちらが負担します」
「ちょ、ちょっと待て?そう意味で言ったわけじゃない。ん?こちら?」
「ああ、申し遅れました。S.E.S マクロスクォーターE調査部隊所属エクレール・ベルリオーズです。でこっちが……」
エクレールがツバサにアイコンタクトを取るとツバサは敬礼する。
「ハッ!S.E.SマクロスクォーターEスペリオル小隊所属、ツバサ・ベルリオーズ少尉であります!先ほどは失礼いたしました!」
ツバサの先ほどとは一変した軍人のような態度にちょっと圧倒されたアラドだがすぐにツバサに敬礼で返す。
「S.E.S?聞いたことないな」
「まあ、仕方ないですね。S.E.S自体はもっと前からありましたが正式に企業として組織されたのはつい先ほどですから…ああ、ライセンスの方はご心配なく。契約も惑星バクーの方と契約を交わしておりますので」
「惑星バクー、確か自らは争い事には干渉しない種族のいる星か?」
「ええ、惑星バクーは争い事を好みません。が、惑星の性質上侵略行為が後を絶ちませんので侵略行為から身を守る術として我々と契約しています」
「成る程……それで?そのS.E.Sがこのアル・シャハルに何の用があって?」
「それは私が説明しよう」
突然エクレールとアラドの会話に割って入られる。割って入った人物は
「艦長⁉︎」
ピカードであった。
「そちらはケイオスのデルタ小隊の方とお見受けする。ケイオスとの話はウチの上が話をつけるとのことです。アル・シャハルにツバサ少尉とエクレールを派遣したのはヴァールの調査ですよ…」といっても本当にヴァールに遭遇するとは思っていませんでしたがね。惑星バクーもヴァールシンドロームには関心を示していますので…今回はウチのものが其方の作戦行動の邪魔をしたとのことでお詫び申し上げます。詳細はケイオスラグナ支部へとの事ですから」
「ちょうど同行頂こうかと思っていました。助かります」
するとピカードのデバイスに指令書が下る。それをピカードは見るなりアラドへ敬礼する。
「どうやら交渉は上手くいったようで流石ジェインウェイ指令と言ったところか………上から丁度命令が下りました。S.E.SマクロスクォーターE以下はケイオスラグナ支部到着までケイオスラグナ支部の指揮下に入ります」
そのままピカードの後ろでツバサとエクレールも同じように敬礼する。
上空ではマクロスクォーターEとスペリオル小隊所属のVF-25が飛んでいた。
ケイオスラグナ支部所属の宇宙空母 『アイテール』とS.E.SマクロスクォーターEは共にフォールド航行へ移る。
「これがマクロスクォーターEですか〜」
「壮観でしょう…とは言ってもアラド少佐も見慣れた風景ではあると思いますがね。元々S.E.Sは技術研究が主体の企業でしたから少々独自の改修がなされてますので物珍しい物は多いですかね?」
艦橋を眺めるアラドの後ろからピカードは声をかける。
「これより本艦はケイオス所属宇宙空母アイテールの先導に従い惑星ラグナへと向かう。フォールドスピード5!エンゲージっ!」
ピカードの指示に従いオペレーター達が操作を始め前方の空間が歪み始める。
「フォールドリアクター出力上げます!」
操舵席に座る真田がフォールドリアクターの出力レバーをゆっくりと押し上げる
「フォールドスピード?」
「ああ、これは申し訳ない。我々はフォールド航行の客観時間と主観時間の差をレベルで分けています。技術研究としてはフォールドにレベルをつけておきたいとの事ですから我々の癖と思って頂いて構いません。見方としてはフォールドスピードが10に近ければ近いほど主観時間との差が縮む訳です。フォールドリアクターの負担もありますので……スピード5つまりは差的には主観の約8倍程度の時間差と考えてください」
なるほどアラドは顎を触る。
「フォールドも安定して落ち着いているようですからさあ、こちらへ……あとは頼んだ」
「はい艦長」
ピカードはアラドを連れてブリーフィングルームへと足を運ぶ。
そこにはワルキューレ カナメ・バッカーニアと美雲・ギンヌメール、Δ小隊メッサー・イーレフェルトそしてスペリオル小隊のツバサとエクレールがいた。ブリーフィングルームの空気は重く互いに喋らなかった。そんな気まずい沈黙を破ったのは他でもないピカードであった。
「なんだ?この空気は…まったくツバサ、エクレール、おまえ達は……客人の前だ茶ぐらい出すのが礼儀だろう…あ、アラド少佐は何かお飲むになりますかな?私的にはアールグレイがオススメですが……なにしろこの味を再現するのに苦労しましたから」
「ではお言葉に甘えて……「自分は結構です」
アラドの目線で察したメッサーは断る。あとの二人はカップを受け取った。
「おいしい…」
カナメ・バッカーニアがボソリと呟くのをピカードは聞き逃さなかった。
「コレは私が徹底した監修をしましてね?アールグレイは中でも自信作ですよ。もともと地球の葉を使う紅茶ですが中々手に入らないのでこうしてS.E.Sの技術を無駄遣……応用して再現したんですよ。お気に召してなによりだ」
満足そうに話すピカードとアラドは腰かけ他の5人は両者の後ろに立つ
「それでアラド少佐、お話というのは?」
「いえちょっとした相談なんですがね?そちらのベルリオーズ少尉をΔ小隊にお借りしたいと」
アラドの言葉はあまりにも急であり両者ともに驚く。
「何故ウチのベルリオーズ少尉を?」
ピカードも大体わかっていたがアラド少佐に敢えて理由を尋ねる。
「まあ、戦場で自分も彼に魅せられたんですよ。面白い逸材だとね?でもベルリオーズ少尉はそちらの社員と来た。まあそちらから派遣社員としてこちらで雇えないかと?」
アラドの要求にピカードは唸る。
「ベルリオーズ少尉はどうしたい?」
ピカードとしてはツバサの意思を尊重したいというのがあったのでピカードはツバサに尋ねる
「自分はYF-29…自分の翼で空を飛びたいです」
「VF-31の方が拡張性もあっていいと思うんだが?最新鋭機だぞ?」
「お言葉ですがアラド少佐、軍人としては失格でしょうが自分の一人のパイロットとして自分の翼には誇りを持っているつもりです。それにYF-29は特別ですから…俺の翼は俺が堕とされるまでYF-29のつもりです。まあ、ご命令であれば乗り換えはしますが……」
「…………」
「申し訳ない。頑固な者でね?どうでしょうか?ウチでそちらの拡張パックの方をYF-29用に改修を施すというのは……まあそちらのパフォーマンスについての機体の統一に関しては諦めて頂きたい。こちらとしてもまだYF-29のデータ採取が十分に終えたわけではないのでね。なにせ新型エンジン等中身は別物ですからね」
「なるほど…性能的にはVF-31と同等かそれ以上…わかりました。人事の方はこちらにお任せください。機体の方な少々検討させていただきます」
アラドはピカードから書類を受け取り立ち上がる。
「それでは、また後ほど…」
ピカードとアラドは固い握手を交わして退室した。
ツバサとエクレールも同じように退室しようとすると後ろから声をかけられる。
「ねえ、貴方達……」
ツバサとエクレールは振り返る
「ツバサとエクレールと言ったかしら?貴方達は何故空を飛び、歌を歌うの?」
美雲から投げかけられた質問それにツバサとエクレールは揃って答えた。
「俺には引き金を弾くことしか守ることができないから」
「歌うことでしか守ることができないから…」
直ぐに返された返答に美雲は少し驚きながらも
「エクレール、私たちと歌わない?」
その唐突の誘いにエクレールは
「…………考えておくわ……」
そう少し考え美雲にしか聞き取れない声で答え二人は去っていく。
その後ろ姿を見ながら美雲は笑みを浮かべ
「本当に面白い子達……あの子もそうだけど興味が増えたわ」
そう呟き本人達も退室するのだった………
というわけで美雲に興味を持たれた姉弟でござんした。ちっと短めだったかと……
次回はやっと主人公が出るのかなぁ〜メッサー空気だったし…アールグレイ断っただけだけど……
VF-31のキットパーツ数少ないですねぇ。VF-25の時は凄かったけど……
惑星バクー
辺境の惑星であり統合軍の息もそれほどかかっているわけではない。
資源やレアメタルなどが豊富であり頻繁に海賊や侵略行為などに苛まれているが現地人は争い事を好まず武装もしない種族であるため(決して文明は低いわけではないる)ためS.E.Sに防衛と近辺惑星を悩ますヴァールシンドロームについての調査を依頼することとなった