「何故だ」
城の最上階の部屋でベルディアは苛立たしげに部屋の窓から外を見ながら部下に尋ねた
「俺がアクセルの街に行ってからもう七日経つが紅魔族の娘は来たか?」
「いえ、アンデッドナイト達からもその様な報告はありません」
「あいつ等は、仲間を何だと思っている!」
それを聞くとベルディアから漏れた凄まじい
「おまけにまだ爆裂魔法を撃ち込んでくる始末」
「いかがなされますか」
「決まっている、もう一度あの街へ行って来る。お前たちは紅魔族の娘が来ないか留守番をしていろ」
「は!」
~~~~~
アクセルの街正門前
そこには多数の冒険者がベルディアを遠巻きに見ていた。ベルディアはカズマとめぐみんを見つけると
「なぜ城に来ないのだ、この人でなしどもがあああああああっ!!」
「え、なんで?もう爆裂魔法を撃ち込んでもないのに」
「撃ち込んでもいないだと!?何を抜かすか白々しい!そこの頭のおかしい紅魔の娘が、あれからも毎日欠かさず通っておるわ!」
ベルディアがめぐみんを指さしカズマがめぐみんを見た。めぐみんが目を逸らした。
「お前かあああああああ!」
「ひたた、違うのです!聞いてください!今までなら何もない荒野に魔法を放つだけで我慢できていたのですが、城への魔法攻撃を魅力を覚えて以来、大きくて硬いモノじゃないと我慢できない体に・・・・」
「もじもじしながら言うな!大体お前、魔法撃ったら動けなくなるだろうが!てことは共犯者が・・・・」
カズマが後ろを向くと此方から目を逸らし下手な口笛を吹いているアクア
「お前かあああああああ!」
「ひたたた!あいつのせいでろくなクエスト請けられないから腹いせがしたかったんだもん!」
カズマとアクアが言い争っているとベルディアが言葉を続けた。
「聞け!愚か者ども、この俺が真に頭にきていることは他にある!貴様らには仲間を助けようという気は無いのか!生前は真っ当な騎士のつもりだった。その俺から言わせれば、仲間を庇って呪いを受けた、騎士の鏡のようなあのクルセイダーを見捨てるなど・・・・ん?」
ベルディアが話している途中に冒険者の集団の中から出てきた、赤い顔をして照れているダクネスがベルディアに。
「や、やあ・・・・」
「・・・え、あ、あれえーーーーーー!?」
ダクネスが生きている事に驚いたベルディアが素っ頓狂な声を上げると。
「なになに?あのデュラハンずっと私達を待ち続けてたの?あっさり呪いを解かれちゃったとも知らずに?プークスクス!うけるんですけど!ちょーうけるんですけど!」
「俺がその気になればこの街の住民を皆殺しにする事だってできるんだぞ!」
「!アンデットの癖に生意気よ!」
その言葉にアクアは笑うのを止め右手を突出し魔法を唱えるがベルディアは避けようとせえずアクアに言う。
「駆け出し冒険者の魔法が通用するとで『ターンアンデッド』ぎぃやああああああー!!?」
魔法を受け、地面を転がり回ったがすぐに起き上がりアクアを見ながら
「お前、本当に駆け出しか?駆け出しが集まる所だろう、この街は?」
ベルディアはアクアにそう聞いたが考え直す
(いや、そもそも駆け出しだろうが凄腕だろうが俺が持っている耐性とアクノロギア様から直接『聖攻撃無効』を付与していただいた鎧の耐性を合わせてもダメージを受けるとは。アクノロギア様に報告しなければ)
ベルディアはアンデッドナイトを召喚して街の連中を襲うよう命令を出してその隙に囮の分身体を作って撤退をしようと考えた。
(アクノロギア様は人はなるべく人を殺さないようにと言っていた。アンデッドナイト達に殺さないよう命令を出さねば)
ベルディアは思念伝達でアンデッドナイト達に殺さないようにと命令を付け加えた。
「アンデッドナイトよ、街の連中を襲え!」
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