転生したらヴェルドラの兄だった件   作:ゴロゴロ鼠

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第20話

「開国祭、ですか?」

 

「そ、開国祭。ベルディアも最近働き過ぎだったし一緒に行こうぜ」

 

「はあ、分かりました準備しておきます。それで開国際は何時なのですか?」

 

「今日だ」

 

「ではすぐ準備してまいります」

 

「急がなくていいぞ、まだ時間あるから」

 

「分かりました」

 

「さて、さてと、ミリム達を迎えに行くか」

 

そう言いアクノロギアは冥界島をリムルの領土に向けて移動させた

 

~~~~

 

ミリムの居る所に着くと何やら騒がしかった

 

「ようフレイ、どうしたんだ?何かあったのか?」

 

「アクノロギア様、ミリム様を見かけませんでしたか?」

 

「いや、見てないけど」

 

「ミリム様が行方不明なのです、これではリムル様の所に行くのに予定より遅れてしまいます」

 

まさかミリムの奴まだ地下迷宮(ダンジョン)に入り浸ってるのか?

 

「分かった俺も兵たちを集めて探しに行く」

 

「ありがとうございます」

 

ミリムは案外すぐ見つかった

 

「ミリム、一体どこへ行っていたの?」

 

フレイの笑顔が何か怖い

 

「じ、実はワタシも支配者としての自覚が出来たので領土を守っていたのだ」

 

(・・・ミリムは一体何処の領土を守っていたのか)

 

≪十中八九魔王リムルの地下迷宮の階層であろうな≫

 

(だよな、俺が時々行くと必ず居たし)

 

≪時間がかかりそうだな、我輩たちは何かしていよう≫

 

(だな)

 

~~~~

 

「アクノロギア待たせたのだ」

 

「お、準備できたか」

 

「じゃあさっそく行こうぜ、予定より遅れてるし」

 

「移動手段はどうするんだ?」

 

「あれで行くんじゃないのか?」

 

カリオンは冥界島を指さしてアクノロギアに聞く

 

「それも良いけど少し遅いだろ?行く奴らも強いし途中で落ちる事も無いだろ」

 

「落ちる、ってまさか」

 

「最近ずっと人型でそろそろ元の姿で飛びたいと思ってたんだよな」

 

「待て待て!あんたが飛んでったらパニックにならないか?」

 

「大丈夫だろ、魔道王朝サリオンも守護竜王で行くみたいだし」

 

「竜王と竜種は違うだろ」

 

「カリオン、もうアクノロギアの背に乗っていけばいいではないか」

 

「いや、でもよミリム」

 

「フレイ達はもう乗る準備をしているぞ?」

 

「何時の間に!?」

 

「カリオン、もう予定より遅れてるんだから急がないと置いていくわよ?」

 

「・・・分かった、どうなっても知らないからな」

 

~~~~

 

リムルサイド

 

ガゼルやヨウムと酒を酌み交わし、軽く世間話ををしているとまた各国の護衛連中が会場に飛び込んできた

 

「今度はどうした?」

 

「またも大型の飛行物体が、街の外に襲来しました!」

 

「報告します!黒竜が姿を現しました!!」

 

兵士の言葉により各国の要人達は騒ぎ出した

 

「なんだ?そんなやばい奴が出て来たのか?」

 

「知らないのか?リムルよ、お前は会った事があるのではないか?黒竜とはある魔王の事だ」

 

魔王で竜となると

 

「アクノロギアの事か?でも何でアクノロギアが来ただけでこんな騒ぎになるんだ?」

 

ガゼルは呆れたように言う

 

「竜種が来るのだから当然であろう、もし機嫌を損ねたら俺達は終わりだからこんな騒ぎになっておるのだ」

 

「でも前会った時はそんな感じは無かったけど」

 

多少の事も笑って許しそうな感じだったけど

 

「まあ、この中で誰も会ったことが無いだろうしな、誰もどんな人物なのか知らないのだろうな」

 

ガゼルと話していると会場の入口付近が騒然としてきた

 

「だから言ったろ、絶対に目立つって、見たか?あの竜王、お前を見て少し怯えてたぞ」

 

「まあ俺達が来たら絶対に目立つんだから早い方が良いだろ?」

 

「そうだけどよ」

 

段々と声が大きくなり隣のガゼルも一行を見て緊張している。案内役に続いて広間に入ってきたのはミリムやアクノロギアを含めて十二名もの強者達。

 

ミリムを新王と戴く、超巨大勢力の支配者たちと竜種アクノロギアとその配下達だ。

 

俺はヨウム達に行って来ると言い残し、ミリム達を出迎えに向かった。

 

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