転生したらヴェルドラの兄だった件   作:ゴロゴロ鼠

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第28話

今大会議室ではリムルや他の人達が色々なことを話している。別に話についていけてないわけではない、俺には『魔道之書』がついているのでもし分からないことがあったら教えてもらえるし

 

≪当然だ、我は主を助けるために居るのだからな≫

 

おお、『魔道之書(ゴエティア)』久しぶりに話しかけて来たな

 

≪最近やることが出来てな、勿論我が主に関する事の方が優先だ≫

 

そうか、でも最近やることが出来たってなんだ?

 

≪それはお楽しみと言うやつだ。我が主に悪い事では無いはずだから安心するがいい。それより話に入らなくていいのか?≫

 

話しって言っても俺が話に入るような内容じゃないんだよな。冥界島にはもう風呂やトイレ等ももう有るし〝魔道列車〟も浮いている冥界島には関係ないし

 

「ちょっといいかしら?」

 

俺が『魔道之書』と話しているうちに話は進んでいて今ヒナタがリムルに冒険者が迷宮外での活動を行う場合の、危機意識の低下について話していた

 

「迷宮攻略は大いに結構。地力が身に付くだけでなく、魔物に対する有効な戦い方も編み出されるようになると思うの。でも、死への意識が低下するという不安もある。そこで、西方教会から神霊術師(プリースト)を派遣したいと思うの」

 

「・・・プリースト」

 

皆が驚いている中ベルディアは疲れたようにそう言った。恐らく、いや確実に今ベルディアの頭の中では水色の髪のアークプリーストがこちらを馬鹿にしたように笑っているのだろう。

 

「こちらこそ、宜しくお願いするよ」

 

「フフッ、貴方ならそう言ってくれると思っていたわ」

 

皆が驚いている中でリムルとヒナタによって迷宮内への神霊術師の派遣が決定された。

 

「それと、話は変わるのだけど、聖騎士達の修行の一環として、迷宮を攻略させたいわね」

 

「俺も憲兵団達の訓練に迷宮を使いたいんだが」

 

「はあ?」

 

ヒナタが実施訓練に隊長格も参加させたいと言うと

 

「本気ですか、ヒナタ様!?」

 

「自分達も、迷宮攻略に参加するのでありますか?」

 

アルノーとバッカスがヒナタに食いつくがヒナタは動じず『中腹の五十階層にあの強さの者が居るのならそれ以下の階層では貴方達でも勝てないのじゃないかしら』と言い返し、アルノー達は自分達は〝魔王〟と対になる〝聖人〟だと反論していたがヒナタの『ならば、力で持って証明して見せなさい』という正論の前に粉砕されてしまった

 

「ちょっと待って下さいよ!?その地下百階層を守っているのって・・・・」

 

「クックック、クァー――ッハッハッハ!本当は秘密なのだが、コッソリと教えてやろう。何を隠そうこの我、〝暴風竜〟ヴェルドラであるぞ!!」

 

それを聞いた瞬間、アルノーとバッカスは絶望で顔を真っ青にしていた。

 

「なあリムル」

 

「どうした?」

 

俺は一つ気になる事が有ったのでリムルに聞いてみた

 

「ヴェルドラも〝復活の腕輪〟付けてるよな?」

 

「一応付けてるけど」

 

「そうか、じゃあ思う存分戦えるな」

 

俺がそう言った瞬間、今まで笑っていたヴェルドラを含め全員が固まった

 

「あ、兄上?」

 

「いや~お前と戦うのも久しぶりだな。でも〝復活の腕輪〟も有るし何の心配もなく戦えるな!」

 

嬉しそうに言うアクノロギアと顔を真っ青にしたヴェルドラの近くで誰かが

 

「迷宮・・・近いうちに壊れるんじゃないか?」

 

その言葉に誰も否定はできなかった

 

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