転生したらヴェルドラの兄だった件   作:ゴロゴロ鼠

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今回とうとうあの宝玉の中身が分かります!

ではどうぞ!


第32話

冥界島は普段とは違う空気を纏っていた。

何時も島を警備している者達もいつも以上に警戒し、普段警備をしない者達まで駆り出され、ギアルまでも真剣に超古文書(スーパーアーカイブ)で冥界島付近の様子をチェックしている

 

「・・・この日が来たか」

 

今この部屋にはアクノロギア以外居ない、アクノロギアの体から出ている魔力に並みの者では被害が出るかもしれないからだ

 

《わが主、行くのか?》

 

「当たり前だろ、早く行かなきゃルベリオスが無くなる」

 

ヴェルドラに続いて俺までやってしまったら本当に申し訳ない

 

「一応念には念を入れてたんだけどな。出てきてしまった物はしょうがない」

 

アクノロギアが外に出るとそこには沢山の兵、幹部であるベルディア達までいる

 

「どうした、お前ら」

 

「今から戦う相手をギアルから聞きました・・・我々には貴方様の戦いの邪魔にしかなれません。どうか無事に、無事に帰ってきてくださいませ」

 

ベルディアがそう言い頭を下げると周りの兵も同じように頭を下げ、体が震えている者もいる。それを前にアクノロギアは

 

「当たり前だろ?それよりも俺がいない間、ここを任せたぞ」

 

アクノロギアはそう言うと、竜の姿になり、ルベリオスの方向へ飛んでいく

 

「普段、訓練と修行と言っておいて大事な所でこれか・・・!」

 

ベルディア達は飛んでいくアクノロギアを見ながら悔しそうに呟いた

 

~~~~

(アクノロギアがルベリオスへ飛ぶ少し前)

 

ルベリオスに魔王レオンが現れ、グランベル・ロッゾにヒナタがやられ、クロエも何処かに姿を消した、そこでさらに追い打ちをかけるように勇者と竜の王が現れた。

 

「GAAAAaaaaaaa!!」

 

「何だ!?」

 

「まさか!?」

 

「ん、この妖気は!」

 

皆が声のした方向を見るとそこにいたのは

 

「アクノロギア?」

 

リムルが言うとおりそいつはアクノロギアと同じ姿だった、だが

 

「「「違う!」」」

 

レオン、ルミナス、ヴェルドラ達が一斉に叫ぶ

 

「おい、如何してあれがここにいる」

 

「アクノロギアに頼まれての、ここが一番安全だったのじゃ」

 

「おい、あれは何なんだよ!」

 

「『滅竜之王(アクノロギア)』、自我を得た元アクノロギア様の究極能力ですよ」

 

(自我を、智慧之王と同じって事か?)

 

「元アクノロギアの究極能力ってどういう事だ?」

 

「アクノロギア様が他の究極能力で宝玉に封印してたんですよ!気を抜くとスキルに体を乗っ取られそうになるので」

 

(乗っ取られるってもうそれ呪いじゃねえか!)

 

「リムルよ、気を付けるのだ」

 

ヴェルドラは普段の余裕のような物が無くなり、滅竜之王を睨みつける

 

「前に兄上があれに体を乗っ取られたことがあってな、その時我輩と姉上たちの三人で抑えこみ如何にかなったのだが、その時我輩たちは死にかけた」

 

(竜種三体が同時に抑え込んでやっとって怪物じゃねえか!)

 

俺達が滅竜之王に警戒をしていると警戒していたもう一人の人物、クロノアが滅竜之王の腕を切りつける

 

「GAAAAaaaa!」

 

しかし滅竜之王はクロノアを掴み、足元へ投げつけると、何事も無かったかのように空の一点を見つめ飛んで行った

 

「逃げたのか?」

 

「それも気になるが今はあいつだ!」

 

~~~~

 

「何だ?俺に気付いて自分から飛んできたのか?」

 

ルベリオスに向かっていたアクノロギアに向かって滅竜之王が飛んできた

 

「竜を殺し尽くす前にまた俺に封印されないように先に俺を倒すつもりか?」

 

「GAAAA!」

 

「・・・長い封印で喋れないのか、まあいいお前の好きにさせる訳にはいかん!」

 

「GAAAAaaaaa!!」

 

アクノロギアと『滅竜之王』は同時に互いへと急接近してお互いその牙で・・・

 

~~~~

 

「そういうえばあいつ何処に行ったんだ?」

 

戦いが終わり、ヒナタも無事復活し一安心した後、リムルの発言に皆『滅竜之王』の存在を思い出した。しかしそれは最悪な形で答えが分かった

 

「兄上!?」

 

それは一番に気付いたヴェルドラの声だった、皆がヴェルドラが見ている方向を見ると

 

「「「ッ!?」」」

 

「「アクノロギア様!!」」

 

片腕が無くなり所々傷ついて、口に自分のと似た腕を(くわ)えて降りてくるアクノロギアの姿だった

 

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