転生したらヴェルドラの兄だった件   作:ゴロゴロ鼠

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第34話

リムルサイド

 

テンペストにルミナスとレオンが到着するとアクノロギアも直ぐに来た、アクノロギアはベルディアとマルド・ギールと言う魔人を連れて来ていた

 

「すまない、遅れたか」

 

「構わん、妾たちも今来たところじゃ・・・なんじゃ?その肩の蜥蜴は?」

 

部屋に入ってきたアクノロギアの肩には一匹の蜥蜴が乗っていた

 

「気にするな、ペットだ」

 

ペットと言われ蜥蜴が驚いたような表情をするがアクノロギアは気にすることなく席に座った。蜥蜴を此方を見ると何やら勝ち誇ったような顔をした、何なのだろうか?

 

《解。究極能力『智慧之王(ラファエル)』に対しての行動と推測されます》

 

『智慧之王』さんに?どうして

 

《自慢と推測されます》

 

『智慧之王』さんに自慢、もしかしてあっちも究極能力だったり?

 

《解。その様です》

 

まじか、自慢すると言う事はあの究極能力にも自我があるのだろう、そして見たら分かる通り自由行動もできる、自慢もしたくなるわけだ

 

《・・・・》

 

あ、『智慧之王』さんが不機嫌そうなのでさっさと始めよ

 

~~~~

 

『智慧之王』が少し不機嫌な中、魔王会談は始まった

 

先ずクロエからあの時に何が起きたのか説明が行われた、リムル達はアクノロギアは居なかったから分からないだろうと言うと

 

「帰って見たから大丈夫」

 

と言われ納得する魔王達

 

クロエの説明が終わるとヴェルドラが

 

「という事は、我を封じた〝勇者〟とは」

 

「私よ。これで貴方とは一生一敗ね。良かったじゃない、敗北を味わえて」

 

ヴェルドラは自分を封印した人物が目の前にいる事に驚きヒナタに挑発されて勝負をしそうになったのでリムルが止めに入る

 

話しは帝国の話になる、リムルとヒナタが帝国に殺されその後にヴェルドラが暴れ出し、撃退されたらしい。誰もが帝国に危機感を募らせるがアクノロギアだけは危機感が薄かった、ヴェルドラを倒せる者に少なくとも1人心当たりがあるのだ、そこでヴェルドラが

 

「我が暴走するなど信じられんな」

 

と言った、勿論皆の反応は『何言ってんだコイツ』というものだ

 

「待て!何故我をそんな目で見るのだ!?我のようなジェントルマンが、そうそう暴走などするハズがあるまい!」

 

「ヴェルドラ、今は冗談を言う場面じゃないぞ」

 

「兄上!?」

 

「まあまあ、そういう事にしておくから」

 

そうして話が進んでいくと話は『滅竜之王』の話になった

 

「如何してあれがルべリオスにあったんだ?」

 

「もしヴェルドラがルベリオスを襲ったら助けに行くって条件で預かってもらっていた」

 

「え!?」

 

「あれは『完全なる滅竜』を目指している、だからあいつに刺激を与えないように竜が一匹もいないルべリオスに保管を頼んだんだ」

 

「どうして『完全なる滅竜』を目指してるんだ?」

 

「昔にちょっとな・・・」

 

アクノロギア達が話を続けていると廊下が騒がしくなり

 

「よお!」

「帰れ」

 

ギィが扉を開けるが直ぐに扉を閉められてしまった

 

「おいおい、そりゃないだろディアブロ」

 

扉がまた開くとギィが怒鳴り込んでくる

 

「チッ、重要な会議の邪魔です。昨日の今日で、まだ準備も終わっていません。貴方とはゆっくり語りたいですし、招待するまで来ないで下さい」

 

その光景を見てルミナスとレオンは驚く、しかしもっと驚く事が起こった、原初の黄と原初の紫が部屋に入ってきたのだ、リムルは二人の原初、カレラとウルティマの説明をするが原初の2人に名付けをしたと聞き驚く、アクノロギアの後ろではマルド・ギールが残念そうに懐からメモを取り出し白・黄・紫と書いている所に横線を引く

 

~~~~

話しがどんどん進んでいき話題は〝勇者〟であるクロエに移った、リムル達は必死にギィを騙そうとし、ギィが何か仕出かさないか警戒していたが突然リムル達の動きが止まる、いや、リムル達だけではなく殆どの者が動かなくなった

 

「・・・おいおい」

 

しかしギィはその中で動き長剣を手にしそれをクロエに向ける

 

「安心しろ、殺すつもりはねえよ」

 

そのまま見てろとアクノロギアに言い、殺す気が無いならと席から動かずに傍観するアクノロギア

 

ギィが剣をクロエに振り下ろすとリムル・レオン・ルミナスが絶望の表情を浮かべる、しかし次の瞬間クロエが急に成長し剣でギィの剣撃を受け止めていた

 

「始めまして、魔王ギィさん。実物は初めて見るけど、やっぱり強いわね」

 

「あっははは、お前もやるじゃねーか。クロエって言ったか、その力を使いこなせるのは、俺を含めて数えるほどしかいねーぜ」

 

そういうと二人はそのまま剣での攻防を続けた、するとそこにリムルが割り込んで二人を止める

 

ギィの行動にルミナスとレオンはご立腹らしく二人そろってクロエには手を出すなと言っている

 

その後は場所を移しての晩餐会が行われた、皆が満足して食べ終えるなり、バタバタと帰り支度を済ませ次々に帰っていく魔王達、そして最後にギィとアクノロギアが残った

 

「さて、帰る前にリムル、それにギィ、一つ頼みごとをしていいか」

 

「なんだよ、俺に出来る事なら構わないけど」

 

「お前の頼みだある程度なら聞いてやるぜ」

 

「ギィ、滅竜之王の封印が解けたのは知ってるな?」

 

「ああ」

 

「さっきも言った通りあいつの目的は『完全なる滅竜』、そこでお前たちの所で俺の仲間を預かっといてくれないか」

 

「もし滅竜之王が現れた時、直ぐに対処するためか」

 

「ああ、頼む」

 

「俺は別にかまわねえぜ」

 

「俺も構わないぞ、ただ俺の国は〝働かざる者食うべからず〟ってルールがあるから迷宮で働いてもらいたいんだけどいいか?」

 

「ああ、こき使ってやってくれ」

 

アクノロギアはそういうと立ち上がり思いだしたように

 

「ああリムル、何かあったら遠慮なく言ってくれ、お前には弟も世話になってるからな、出来る限り協力してやるよ」

 

「分かった、その時は頼らせてもらうよ」

 

そしてアクノロギアは冥界島へと戻った

 

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