アンケートの結果、『覇龍』で大丈夫という回答が多かったので『覇龍』に決定しました。
「・・・なにやってんだ」
ベルディアが戻るとそこには幹部数名が荊で拘束され一目見ただけで冷静さを失っているのが分かった
「見てのとおりだ、こいつらが怒りに我を忘れ飛び出そうとした」
「離せ!早いとこ帝国に乗り込んで全員殺してやる!!」
「落ち着け、帝国にはヴェルグリンド様も居るしアクノロギア様を支配した者がいる、何より」
アクノロギア様が敵として居る
「じゃあこのまま何もしないってのかよ!お前のアクノロギア様への忠誠心はその程度なっ!?」
「・・・」
その瞬間エゼルを縛っていた荊がさらにきつくなりエゼルを先ほど以上に縛る
「フ、フハハハハ、よくそんな事が言えるな」
「お前より、この幹部達の中でも一番長く、アクノロギア様に仕えてきたマルド・ギールが本当に何もしないと?本当はお前と同じ、帝国の者共にこの世の恐怖を全て与えた後魂すら残さず最大限の苦痛を与えながら殺したいと思っている。しかしなぜそれをすぐしないと思う?」
「アクノロギア様が何故マルド・ギール達をここに置いたと思う?何か考えがあるからだ」
『その通り』
その声の主はどうやってここへ侵入したのか、自然に幹部達の中に居た
「何者だ」
全員が自分の武器を構える、しかし声の主、金属の人形の様な物は不思議そうに幹部達を見る
『・・・ああ、そう言えば直接会うのは初めてだな。私はエル、アクノロギアの元究極能力と言えば分かるかな』
「アクノロギア様の・・・」
そんな訳が無いとは言い切れない、先程までアクノロギアは自分の究極能力と戦っていたのだから
『帝国に私とこの体、『覇龍』を渡さぬ為にアクノロギアが私達を逃がしてくれた、お前達にはアクノロギアを助ける手助けをしてもらいたい、私はその方法を知っている』
マルド・ギールはベルディアに目を向ける、ベルディアは相手の嘘を看破する能力を持っているからだ
ベルディアは嘘が無いと答える
「・・・分かった、アクノロギア様を助ける方法も分からなかったのだ、貴方に協力しよう」
『感謝する』
「まずは何をすればいい?」
「暫くは何もしなくていい、これから私はアクノロギアに掛けられた支配を解除する魔道具を作る、その為に」
「私も手伝いましょう」
「ギアル」
「お前、今までどこに居たんや」
「冥界島です」
「な!?」
「アクノロギア様に頼まれましてね、万が一自分が帝国に支配されたら冥界島の兵器を封印しろと」
「それで行かせたんか」
「ええ」
「何でや!なんでわいらに伝えんかった!!」
「伝えられる訳が無いでしょう!!」
「アクノロギア様は自分が操られても私達が無事な様にここに避難しろと指示を出したのです。それにこれ!」
ギアルは自分に付与された模様を見せる
「これが何か分かりますよね?アクノロギア様の能力で付与していただいたものです、いままで何か分かりませんでしたがこれはアクノロギア様の能力の一部に抵抗するための物だったのです」
『そうだ』
『それはアクノロギアの究極能力『
「ここまでして私たちの無事を考えたアクノロギア様の命令を無視するような事はできません」
「・・・分かった、もう何も言わん」
『では私は魔王リムルの所に状況を説明しに行こう。マルド・ギール付いてきてくれないか?リムルに私が敵ではないと証明してくれ』
「分かりました」
『残った者達も準備を始めると良い、帝国への復讐の準備を』
『支配之王』
ユニークスキル『独裁者』に複数の支配系の能力を合わせて生まれた究極能力
能力は「万物支配」無生物だけでなく抵抗できなければどんな者でも支配される
いままでは『覇龍』を『支配之王』で形を変え防具などにもしていた
活動報告で質問などに答える場所は
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いらない