「さっさと歩け、このウスノロ!」
クレイマンがそう言い、いきなりミリムを殴ろうとした。
「!!」
しかし、ミリムにあたる寸前の所で俺の足元から無数の荊が出てクレイマンの腕に巻き付き動きを止める。
(助かる)
(いえ、この位)
俺は自分の影に隠れているマルド・ギールに礼を言いこちらを睨むクレイマンを睨み返した。荊が取れるとクレイマンは渋々席に座った。
これで、カリオン(フレイの従者として居る)を除くこの宴に参加する魔王10名が揃った。
全員の紹介が終わり、クレイマンが立ち上がった。
「さて、本日は私の呼びかけに答えて頂き、誠に有難うございます。それでは始めましょう、我らが宴を!ここに魔王達の宴の開催を宣言します!!」
クレイマンが開催を宣言した後、クレイマンは席を立ち演説を始めた。
俺は別に関係ないので聞き流していた。
≪わが主よ≫
(どうした?
≪うむ、わが主は何故奴を助けようとする?以前仲が良かった
(まあ、それもあるが単純に死なせたくないってのが多いな。)
原作ではリムルに倒されたが本当は仲間思いでいい所もあるのだ。
≪そうか、わが主がそれを望むのであれば我も力になろう、だが、それはとても困難な上に下手をしたら他の魔王と敵対する事になるぞ?≫
(そこは上手くやるさ)
俺達の話が丁度終わった時、騒がしかったクレイマン達の戦いが終わった。
「さて、これ以上は何も聞けそうにないし、これよりクレイマンを処刑する。反対の者はいるのかな?いるなら、相手するけど?」
他の魔王達はクレイマンを処刑に反対はないようだその中、ギィは俺がどうするか見ている、他の魔王達もギィの視線に気付き此方を見ている。
「俺は反対だ」
俺がそういうとクレイマンからは助かったという安堵の息が、他の魔王からは困惑の表情、そしてリムルが真剣な表情で
「なぜだ?こいつを助けて何をする気だ?」
見るとシオンにランガがいつでも俺を攻撃できる様に構えていた
「いやいや、別に警戒するような事じゃないよただ、殺さないで封印するだけさ」
瞬間、俺の後ろに馬鹿でかい本が出てきて本が開いた瞬間、中から無数の鎖が出てきてクレイマンを捕まえて中に引き込もうとする
シオンとランガが止めさせようと鎖に攻撃しようとするが俺の影から出てきた荊が邪魔をし、止められないでいた
「お、お助け下さいカザリーム様!!」
「安心しろ、中で十分反省したら会わせてやるよ」
そう言い終わると本はクレイマンを中に引き込んだ後、ゆっくりと閉じ、消えた。
本が消えた瞬間、荊を全部薙ぎ払ったシオンとランガが後ろから襲い掛かってき、しかし、二人の攻撃は影から出てきたマルド・ギールとランガの父、ガエイによって届かなかった
「オヤジ殿!?」
シオンは単純に急な不意打ちで攻撃を逃し、ランガはリムルに殺されたはずの父親に驚き固まってしまった。
「な、なぜオヤジ殿が」
「我はあの時確かに殺された、しかし主が魂だけだった我に新しい体を与え、助けて下さりガエイという名までも授けて下さったのだ」
ガエイは息子に生きている理由を話すと俺の所まで戻ってきた。マルド・ギールもすぐに戻ってきた。
「リムル様、どう致しましょうか」
あっちもリムルの傍に行き命令を待っていた
「・・・なあ、お前クレイマンをどうする気だ?」
「別に、ただ殺したくないだけだ。勿論、お前たちに迷惑はかけない」
俺がそう答えるとリムルは少し考えた後
「それならいいが、もし俺の仲間に何かあったらただじゃ置かないからな」
6/20 『魔道書』を『魔道之書』に変えました。
活動報告で質問などに答える場所は
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